執筆者:水口貴博

脳を刺激する30の歩き方

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人間の価値観は、歩数計1つで簡単に変えられる。

人間の価値観は、歩数計1つで簡単に変えられる。 | 脳を刺激する30の歩き方

以前、歩数計をつけない生活をしていたころは「できるだけ近道を通ろう」と思っていました。

少しでも早く、少しでも短い距離を歩けば「得をした」という喜びがありました。

逆に、1分1秒でももたもたする自分がいると、すぐいらいらする感じです。

私に限らず、多くの人たちは、やはり近道が好きではないでしょうか。

特別な理由でもないかぎり、惰性の働く人間は、普通は近道を通りたがります。

しかし、歩数計をつけてから変わりました。

できるだけ歩数を増やすために、遠回りをしようと思うようになりました。

いつも行っているコーヒーショップに行くときに、分かれ道がありますが、遠回りの道を自然と選ぶようになりました。

電車やバスが時間に遅れていても、いらいらしなくなりました。

「時間があるから、辺りを少し歩こう」と思うからです。

数字が上がるにつれて、得られる達成感があるので、できるだけ遠回りをしたくなります。

急に待ち時間ができれば、歩きたくなる。

遠回りができて、歩数を増やしたとき、喜びを感じます。

この変化は自分でも驚きでした。

人間の価値観は、変えるのが難しいと思われます。

しかし、簡単に変えられるものだなと思いました。

何のことはない、歩数計をつけるだけでいいのです。

脳を刺激する歩き方(11)
  • 性格を変えるために、価値観を変える。
カメラを持って歩くと、散歩がもっと楽しくなる。

脳を刺激する30の歩き方

  1. じっと立っているだけでも、カロリーを消費する。
  2. 耳を澄ませば、聞こえなかった音が聞こえるようになる。
  3. 歩き方がきれいな人はいつも元気。
    自分の足音のリズムに乗っているから。
  4. 「時間」に縛られて考えるのではなく「気分」や「体調」を重視して考えるのがポイント。
  5. 空気は、おいしい食べ物だと意識しながら歩く。
  6. テーマを決めて歩くと、カラーバス効果が起こる。
  7. ひらめいたアイデアを、記録するだけでなく、実行しやすくする工夫。
  8. 「美しい花だ」そう思える人は、幸せだ。
  9. 姿勢が悪いから疲れやすい。
    疲れるから、余計に姿勢が悪くなる悪循環。
  10. 歩くスピードに「緩急」という変化をつけて歩いてみる。
  11. 人間の価値観は、歩数計1つで簡単に変えられる。
  12. カメラを持って歩くと、散歩がもっと楽しくなる。
  13. 後ろ向き歩きで歩いて、体のバランスを整える。
  14. ラジオを聞きながら歩くと、調子が出る。
  15. 毎日歩き続けていると、ついには筋肉痛が懐かしくなる。
  16. 健康を維持できない人は「運動は、悪くなったときにするものだ」と思っている。
  17. 運動しなくても健康維持できている人は、見えないところで運動をしているだけ。
  18. 「歩く時間」を作るより、自然に歩ける空間を作る。
  19. 歩いているときは、楽しそうな表情をしながら歩こう。
  20. 直線コースだけでは面白くない。
    くねくねした道を歩こう。
  21. 歩きながらのほうが、英会話のリスニングがよく聞き取れる。
  22. 歩くことは、腰痛に効く。
  23. はだしで歩くほうが、脳を刺激する。
  24. ウォーキングの苦しみが、スリムな体型に変換されていくイメージをしながら歩く。
  25. 適切な歩幅の計算方法。
  26. 水分補給のため水の入ったペットボトルを持ち歩く。
    すると、意外な効用がもう1つ生まれる。
  27. 夜のウォーキングには、朝や昼にはないメリットがある。
    ただし、デメリットにも注意せよ。
  28. 双眼鏡があれば、単なる散歩がバードウォッチングになる。
  29. 大股で歩くと、普段使っていない筋肉が鍛えられる。
  30. 疲れてきたら、元気に歩いている人を見て、もう一度奮い起こす。

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