失恋をしたのは、夜でした。
当然、その夜は、なかなか寝られませんでした。
付き合っていたことを思い出したり、自分の悪いところを反省したりしていました。
震えが止まらず、寝られないのです。
次の日が、週末だったのが幸いでした。
もし次の日に仕事があったら、確実に何らかの支障が出ていたはずです。
たまたまそういう状況だったのですが「失恋をするなら週末だな」と思ったりもしました。
ひどく落ち込んでいて、とにかく動きたくないし、動く元気もありませんでした。
だんだん外が明るくなってきました。
すると、朝になって変化が出てきました。
普段は何も思わない日光が、失恋直後に限って、妙に魅力的に感じられます。
失恋をして、これほど昼間の日光をありがたいと思ったことはありません。
日光を当たるため、無理やり用事を作って、外出しました。
昼間の日光は、神の光。
日光に当たっているだけで、あらゆる落ち込みが消え、元気になります。
意味もなく、外をぶらぶら散歩をしていました。
日光に当たっていると、暗い気持ちがどんどん元気になるのです。
日光には精神的に影響を及ぼす力があります。
失恋をした直後こそ、無理にでも太陽に当たることです。
明るいうちは、外に出る用事を作りました。
いつもは夜中にする買い物や洗濯を、わざわざ昼間にしたくらいです。
元気がなくて動きたくない気持ちになりますが、無理にでも外へ出て、日光に当たりましょう。
日光は、失恋の悲しみを消す光です。