執筆者:水口貴博

プレゼン初心者が心がける30の基本

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発表者は、ネクタイが曲がっていないか本番前に要チェック。

発表者は、ネクタイが曲がっていないか本番前に要チェック。 | プレゼン初心者が心がける30の基本

以前、私が会社で受けたプレゼンで印象深い光景がありました。

大変失礼ながら、プレゼンの内容はあまり覚えていません。

何が印象的だったのかというと、発表者のネクタイです。

曲がっているのです。

アルファベットの「J」の字です。

本番前に何があったのかと心配してしまうほど、ネクタイが曲がっていました。

ネクタイというのは、顔の真下にあります。

見ないようにと思っても、視界に入ります。

「気にしないようにしよう」と思うほど気にしてしまうのが、人間です。

プレゼンの途中、私は曲がったネクタイがずっと気になって仕方ありませんでした。

もう途中から、曲がったネクタイのことで頭がいっぱいです。

察するに、おそらくプレゼン前の準備が忙しかったのだろうと思います。

そういう慌ただしく準備しているところを想像してしまうと、また笑いそうになります。

わざと笑わせようとしているのかと思うほど曲がっているので、笑いをこらえるのが大変でした。

同じように思っていた人は、ほかにもいたようです。

ネクタイは重要です。

どんなに真面目な話でも、ネクタイが曲がっている人が発表し始めると、急に軽い印象になります。

特に、プレゼンに慣れていない初心者は、ネクタイのチェックを怠りやすいのではないでしょうか。

プレゼンとは関係がないようなネクタイですが、印象に残りやすいのです。

プレゼン初心者が心がける基本(19)
  • 本番前、トイレに行って、ネクタイがきちんとまっすぐ伸びていることを確認する。
1分以上、立て続けに話し続けないこと。

プレゼン初心者が心がける30の基本

  1. プレゼン・技能は、自転車に乗るのと同じだ。
    大事なのは、才能ではなく、努力と練習の積み重ね。
  2. プレゼンの流れは、聞くより見るほうが早い。
  3. 発表者が資料作成すれば、自然とうまくプレゼンができるようになる。
  4. 緊張を避けたければ、1番目を狙え。
  5. 身ぶり手ぶりは、実は貧乏ゆすりと同じ?
  6. 聞く気のある人に向けて、メッセージを発信する。
  7. 質疑応答は、最後にまとめるほうがいい。
  8. プレゼンにも、自動車と同じ「若葉マーク」がある。
  9. 相手の表情が硬い?もしや、自分のことではありませんか。
  10. 人間は緊張すると、自然と早口になりやすい。
  11. プレゼンでの小さな声は、悪い評価につながりやすい。
  12. 緊張の中では、事前に意識したことさえ忘れてしまう。
  13. 人数分ちょうどの資料を用意してはいけない。
  14. 突然増えるかもしれない参加者のために、余分に用意したい資料の目安。
  15. 「曖昧な表現」も「言い切る表現」も使いにくいときの便利な一言。
  16. 発表者だけが資料を確認しているかぎり、汚点は発見できない。
  17. 資料の棒読みは避けるとはいえ、なかなか難しい。
    棒読みを避ける方法とは。
  18. 現状の問題点を提起してから新商品の説明を始めると、聞き手は興味を示し始める。
  19. 発表者は、ネクタイが曲がっていないか本番前に要チェック。
  20. 1分以上、立て続けに話し続けないこと。
  21. 1セクション5分を心がければ、自然とリズム感が出てくる。
  22. プレゼンで速攻性のある緊張対策。
  23. 新人だからとはいえ、おどおど説明するのは逆に失礼。
    壇上に上がれば、先輩も後輩も関係ない。
  24. プレゼンは芝居だ。
    役者になって演じよう。
  25. あらかじめ下見をして、事前チェックを怠らない。
  26. プレゼンにまとめを作って、後味をよくする。
  27. 質疑応答で、答えられない質問が飛んできた。
    さあ、どうするか。
  28. 居眠りをし始める人が目立ってきたら、一度休憩を入れたほうがいい。
  29. 居眠りが悪とは限らない。
    参加者からのクレームとして受け止める。
  30. 何度も入念にリハーサルをしてこそ、プレゼンはうまくいく。

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