執筆者:水口貴博

犬の困った行動を解決する30のしつけ方

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なんとしても、噛むのをやめさせたい。

なんとしても、噛むのをやめさせたい。 | 犬の困った行動を解決する30のしつけ方

基本的に犬の甘噛みを強制するのは、あまりおすすめできません。

暇つぶし、ストレス発散などではなく、幼犬の場合は歯の違和感を解消するなどの理由があるためです。

かませないように矯正するのではなく、かませてあげるように対策を立てるほうが、ストレス発散や歯の健康維持にもつながります。

とはいえ、飼い主の中には「どうしても噛むのをやめさせたい」と希望する人もいることでしょう。

スリッパや靴下をいつも噛まれてぼろぼろにされるのは、気が滅入るという飼い主も多いはずです。

やはりきちんとしつけておきたい場合もあります。

では、犬が噛むのをやめさせる対処法をご紹介します。

(対処法1)
かんだ瞬間、リードを強く引っ張る

まず、犬にリードを取り付けます。

屋外でも室内でも、どちらでもOKです。

噛んではいけないスリッパや靴下などを、わざと犬の目の前に置きます。

噛んだ瞬間、リードを強く上に引っ張ります。

これを繰り返していくことで「噛んではいけません」という意思を伝えることができます。

(対処法2)
柑橘かんきつ系スプレーを、上から吹きかける

犬は柑橘系の香りが苦手です。

ペットショップに行けば、柑橘系スプレーが置いてあるので、1つ購入します。

スリッパや靴下など、噛んではいけないものを、わざと犬の目の前に差し出します。

噛んだ瞬間、犬の頭の上から、少しだけスプレーを吹きかけます。

スプレーの量は基本的に少量でいいですが、犬の行動に応じて、スプレーの量も変えていけばいいでしょう。

これを「天罰方式」といいます。

何度か繰り返すと「噛むと嫌なことが起こる」と覚え、怖がって噛まなくなります。

この2つの方法は、少し厳しいやり方ですが、噛まないようにきちんと矯正したい場合の有効手段として活用しましょう。

犬の困った行動を解決するしつけ方(7)
  • どうしても噛むのをやめさせたいときには、天罰方式で解決する。
犬の拾い食いを、やめさせたい。

犬の困った行動を解決する30のしつけ方

  1. なぜ、ペットショップから購入した犬は、あらゆることに過剰反応しやすいのか。
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  3. 車に吠えたり怯えたりするのを、何とかしたい。
  4. 犬のトイレの上手なしつけ方。
  5. 散歩中、犬がリードを強く引っ張るのをやめさせたい。
  6. 何でも噛むのをやめさせたい。
  7. なんとしても、噛むのをやめさせたい。
  8. 犬の拾い食いを、やめさせたい。
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  11. 犬にうまく芸を覚えさせる方法。
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