物事を始めるきっかけとして一番自然なことは「楽しそうだから」という気持ちです。
新しいことを始めるときに「楽しそうだな」という気持ちをきっかけに始めるほうが、あなたのためになります。
決して「儲かりそうだから」とか「みんなに尊敬されそうだから」というきっかけで始めるのではありません。
「儲かりそう」と考えるときは、自分が楽しいと感じる基準を無視しています。
お金のために動いているときは、お金のために自分が動かされていることになります。
「嫌だな」と感じることも、お金のためにしなければいけないため、気力が出にくくなります。
もちろん満足感でさえも、それほど得られることではありません。
「みんなに尊敬されそうだから」という理由で始めるときも、同じです。
自分本位ではなく、他人本位で考えています。
「尊敬されたい」と思うばかりに、他人の前では一生懸命になる一方、人のいないところではサボります。
尊敬されるためにしていることは、自分が楽しいと感じてしていることではないからです。
自分が楽しいからやります。
その結果、尊敬されるならいいのですが、尊敬を前提として生きていては毎日が苦しくなります。
いつも、他人の目を気にして生きることほど息苦しいことはありません。
自分がどれだけ楽しく面白くわくわくできるかを中心に、物事を決めていくことです。
自分本位に動くということは、自分らしく生きるということです。
自分の人生を他人の目など気にして生きている場合ではありません。
ただでさえ人生は短いというのに、自分以外のことに振り回されていては、自分らしく生きることはできなくなります。
楽しいことばかりをやっていれば、それだけで充実した時間を送れます。
自分が楽しいと感じることでなければ、やる気も根気も集中力も出てこないのです。