転職に失敗する人は、電話やメールで油断します。
電話もメールも、直接会うわけでも、自分の姿が見られるわけでもありません。
正式な選考はまだ始まっていません。
そのため「ただの業務連絡だろう」と気の緩みが生まれ、対応が雑になるのです。
しかし、ここに誤解があります。
多くの場合、採用担当者が最初に接するのは、履歴書や面接ではなく、メールや電話です。
第一印象は面接で決まると思いがちですが、実際はメールの内容や電話の対応で決まっていることもあるのです。
電話では、言葉遣いが乱暴になったり、問い合わせ内容がまとめられていなかったりします。
メールでは、誤字脱字があったり、社会常識に欠ける文面だったり、署名が抜けていたりします。
そうした油断が感じられるメールや電話に接して、いい気分になる採用担当者は少ないでしょう。
相手に対して、礼儀作法や社会常識が欠けているという印象を抱きます。
見えないやりとりだからこそ、その人の人柄がよく表れます。
正式な選考項目ではありませんが、評価ダウンにつながる場合があります。
たった1本の電話、1通のメールで「この人はこんな人なのだろう」とイメージが伝わってしまうため、注意が必要です。
転職に成功する人は、電話もメールも選考の一部だと思っています。
電話は、事前に話す内容をまとめてからかけます。
聞き取れなかったときは「恐れ入ります。もう一度お願いできますでしょうか」と丁寧に聞き返します。
すぐの返答が難しいときは「○○日○○時までにご連絡を差し上げます」と折り返すことを伝え、きちんと守ります。
メールも、用件が一目で分かるよう簡潔な文面にし、署名も忘れずに入れます。
必要に応じて箇条書きを使い、確認してほしい資料があれば、メールに添付します。
言葉遣いや誤字脱字に注意して、しっかり見直しをしてから送信します。
「選考の一部」という意識があるため、自分や相手の顔が見えなくても、丁寧に対応するのです。
転職活動は、こうした細かいところで差がつきます。
採用担当者は、きちんとした人だという印象を持ち、本番の選考でも有利になるのです。