就職活動では、勢いに乗ることも大切です。
勢いといえば、早とちりや見落としが増えるなどの悪印象を持つ人もいるかもしれません。
もちろん重要な判断や決断が伴う場面では、慎重な姿勢が必要です。
たとえば命や大金が関わる状況では、勢いに任せるのではなく、冷静な状態で考える必要があるでしょう。
しかし、重要な判断や思考が伴う場面以外なら、勢いに乗ることも大切です。
勢いを、敵ではなく味方にして、自分を有利に進める道具にします。
勢いがあると慣性の法則が働き、いつもより強いパワーで物事を進めることができます。
就職活動では、ある瞬間、勢いが出る場面があります。
たとえば、1時間だけのつもりで企業研究を始めたところ、しばらくして調子が出ることがあります。
理由はわかりません。
なぜか気分がよく、とんとん拍子に進むことがあります。
そんな状態になれば、そのまま勢いに乗り、作業時間を延長するといいでしょう。
履歴書も、勢いに乗れば、10枚や20枚と一気に書いてしまう。
企業研究も、勢いに乗れば、10社や20社とまとめて調べてしまう。
体力・精神力・集中力が維持できるまで、できるだけ前に進めてしまいます。
勢いとは、力の塊です。
勢いに乗れば、普段は突破できない壁も突破できます。
普段は時間がかかることが、短時間で終えられるようになるのです。