仕事におけるストレスは、今の社会人にとっての大きな悩みの1つになっています。
私がストレスで体を壊してしまいそうになったとき、同僚や知り合いにも同じようなことがよく起きていました。
私は、自分の健康にちょっとしたトラブルがあったため、健康を意識するようになりました。
健康を取り戻したときに、健康であることの幸せに気づくことができたのです。
幸せは、失って初めて気づくということが、人生ではよくあります。
そういえば、私は昔付き合っていた女性に振られたときに、初めてその存在の大きさに気づいた経験もあります。
付き合っているときは何も感じなかったのが、失ったとたん、その価値に気づくのです。
幸せの中にいるときはその幸せには気づかず、失ったときに初めて気づくことができるということがあります。
人間の得意な「慣れ」という性質上、これは仕方ないこともあるでしょう。
自分にとって不幸な出来事が起こったときは、幸せに気づける出来事と考えることが大切です。
意外かもしれませんが、実は「不幸=幸せ」であったりするのです。
不幸な人は、それだけ幸せの価値を知ることができています。
逆に幸せな人は、日々の幸せに慣れてしまい、自分の幸せさに気づけない場合が多いのです。
「人生には山あり、谷あり」という言葉があるように、山があるから谷ができ、谷ができるから山もできるのです。
つらい経験をするから幸せに気づくことができ、幸せになっているからあるとき不幸になってしまうものなのです。
不幸な災難が降りかかってきたとき、災難と考えずに、自分にとって「幸せになるための道しるべ」と考えることです。
つらい経験をすればするほど、それだけ幸せの価値に気づくことができ「何とかしよう!」という意欲も湧き出てきます。
このときの「何とかしよう!」という意気込みは、幸せな人以上に強いものがあります。
不幸でありながら、幸せな人以上に、幸せな体験ができているのです。
「不幸=幸せ」といえることができるのです。
人生における不幸は、不幸ではありません。
それは幸せにつながる、近道なのです。
つらい経験があったときは、チャンスだと考えるようにしましょう。
つらい経験は、幸せになるためのチャンスだったのです。