私たちの心は普段、鍋ぶたのようなものが、かぶさっています。
自分の心や人生について考えることは大切です。
しかし、問題なく生きている日常では、なかなか考える機会はありません。
のほほんと生きているときに「人生とは何だろうか」と考えることはありません。
問題がないときには、蓋に取っ手がないため、心の蓋が開けられません。
開けられないから、心の中も見えないのです。
そこで登場するのが、人生の問題です。
お金の問題、人間関係の問題、仕事の問題などです。
問題に直面すると、私たちは、普段考えないようなことを考え始めます。
「人生とは、何のためにあるのだろうか」
「生きるとは、どういうことなのだろうか」
「自分は、何のために生まれてきたのだろうか」
大切なことです。
人生の問題は、鍋ぶたの取っ手のようなものです。
問題に直面することで、私たちは初めて、心の蓋を開けることができるようになります。
問題に直面している今こそ、チャンスです。
鍋ぶたの取っ手がある今のうちに、心の蓋を開け、中をじっくり見ておきましょう。
本当の自分を知り、解放するチャンスです。
自分のことや人生について、たっぷり考える時期なのです。