「髪、切ったのわかる?」
私は以前に彼女から、そう聞かれたことがあります。
正直、私は言われるまで気づきませんでした。
というより、言われてもあまりはっきりはわかりませんでした。
肉眼でわかるかわからないかのぎりぎりで、少ししか髪を切っていないのです。
男性にはちょっとの変化でも、女性にはそれを大きな変化として考えています。
これが男性と女性の差です。
私は彼女に言われる前に気づくべきだったと反省しました。
小さな変化は男性だけの話で、常にきれいになりたいと願っている女性にはすべてが大きな変化なのです。
特に髪は女性の命だと言われます。
その髪をちょっと切っただけでも、本人には、命を削るほど大きな変化と考えます。
それだけきれいになりたいという願いが強いということです。
ちょっと髪を短く切ったときでも、自分はどう見られているのかを知りたがり、変化を確認したがります。
ちょっと見ただけではわからないような小さなところも、見てほしいのです。
男性のお仕事は、そんな肉眼ではわからないほどの小さな変化に気づいてあげることです。
気づいてあげるだけでかまいません。
気づいてもらえるだけで、女性は喜んでくれるのです。