もつ鍋をご存じですか。
もつ鍋とは、日本の博多地方の郷土料理です。
大きな鍋の中に、牛の内臓と野菜を入れ、みそや醤油で煮込みます。
もつ鍋の鉄則は、弱火です。
弱火で煮込むにつれて、いい味が出てきます。
みそや醤油に、肉から出るだし汁が混ざり、いい味わいになるのです。
人間関係も、もつ鍋のようなものです。
早く味を出そうと思って強火にすると、かえって味が出にくくなります。
焦っていると、落ち着きがないと思われます。
しつこい、くどい、痛々しいと思われることもあるでしょう。
人間関係は、弱火で煮込むイメージです。
時間をかけるほど、いい味が出てきます。
弱火で時間をかけるから、自分の気持ちが相手の心の奥にまで、しっかり浸透します。
しっかり浸透するから、深い気持ちを交わすことができるようになります。
人間関係のいい味わいに変わるのです。