執筆者:水口貴博

落ち込んでいる人を元気づける30の方法

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一番のアドバイスは、聞かれたら聞き返すこと。

一番のアドバイスは、聞かれたら聞き返すこと。 | 落ち込んでいる人を元気づける30の方法

「どうすればいい?」と聞かれたら「どうすればいいと思う?」と言い返すことが大切です。

どうすればいいかは、他人の私にはわかりません。

わかるわけがないのです。

相手が23歳の人だったら、相手になって同じく23年過ごす必要があります。

たとえ私が客観的にわかったつもりでも、本人が主観的にどう考えるかが大切なのです。

私はいつも「どうすればいい?」と聞かれたら「どうすればいいと思う?」と聞き返すようにしています。

そうすることで、相手は自分のうちに目を向け、考えることができるのです。

自分がどうすればいいかわからないとき「どうすればいいと思う?」と聞き返すとしっかり答えてくれます。

わからないから聞くはずなのに、しっかりわかっているのです。

私は心の中で「なんだ。自分でよくわかっているではないか」と思います。

自分の意見に自信がないだけです。

誰かに自分の意見を、もう一押し、してもらいたいのです。

人間は、自信のない生き物です。

相手が何か自分の意見を言います。

そこで「そうだね」と言うことで、相手は自信を持ってくれます。

人は自分と同じ意見を共感できると、自信を持つのです。

本人が自信を持つことで、本人が行動します。

行動することで、解決します。

もし行動して失敗しても「よくやったね。すごいよ」と褒めることが大切です。

「自分のやったことは正しいんだ。これでよかったんだ。じゃあ、もう少しやってみようかな」と自信がつきます。

自信が出てくることで、また行動します。

これが、相手が立ち直っていく過程です。

ゆっくりかもしれませんが、確実に本人が成長できます。

相手の成長第一に考えましょう。

相手の成長を考えてアドバイスをするなら「どうすればいいと思う?」と言われたら「どうすればいいと思う?」と聞き返す。

これが、立派なアドバイスになっているのです。

落ち込んでいる人を元気づける方法(10)
  • 「どうすればいい?」と聞かれたら「どうすればいいと思う?」と、聞き返す。
言葉より手書きの手紙のほうが、元気づける効果がある。

落ち込んでいる人を元気づける30の方法

  1. 落ち込む原因は2つのみ。
    能力と存在。
  2. 大失敗は、大成功。
  3. 「存在」の欠乏から立ち直るには、時間がかかる。
  4. 人間は、何かに寄り添っていかないと、生きていけない。
  5. 人間には、理解してもらいたい欲求がある。
    話を聞いてもらえるだけで癒される。
  6. 話を聞くときには、話を折らないことが大切。
  7. 相槌を打つと、話が進んでいく。
  8. 落ち込んでいる人に対して「頑張れ」は禁句。
  9. 相手の心の中まではわからない。
    「わかる」は禁句。
  10. 一番のアドバイスは、聞かれたら聞き返すこと。
  11. 言葉より手書きの手紙のほうが、元気づける効果がある。
  12. 特別に接しない。
    普通に接することが大切。
  13. 成長するためには、落ち込むことが必要。
  14. 励ませば励ますほど落ち込む。
  15. 現実逃避が、落ち込み逃避になる。
  16. 話を聞くときには、2人きりになるのが大切。
  17. 愚痴を吐き出せば、最後は笑いで締めくくることが大切。
  18. 話を聞くときの一番のポジションは、斜め横。
  19. とにかく相手の話を否定しない。
  20. 話の最後を繰り返すと、話がどんどん前に進んでいく。
  21. 暗い表情だから暗くなる。
    明るい表情だから明るくなる。
  22. 「ありがとう」が、相手を元気づける。
  23. 落ち込んでいる人には「観る」ことが大切。
  24. 褒められることで、自信がつく。
    元気づけることとは、褒めること。
  25. 褒めるときには、外側より内側を褒めることが大切。
  26. 元気づけることとは、他人が褒めていたことを本人に伝えてあげること。
  27. 元気づけることとは、教えてもらうこと。
  28. ただ、そばにいてくれるだけでいい。
  29. 落ち込んでも、自然と立ち直る。
    そっとしてあげることも大切。
  30. 落ち込むことで強くなる。
    落ち込めることに感謝しよう。

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