執筆者:水口貴博

落ち込んでいる人を元気づける30の方法

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話の最後を繰り返すと、話がどんどん前に進んでいく。

話の最後を繰り返すと、話がどんどん前に進んでいく。 | 落ち込んでいる人を元気づける30の方法

相手の話を前に進めるための、効果的な方法があります。

話の最後を繰り返すことです。

「今日は友人と海に行って、泳いできたよ」

「もう泳いだの」

「そうなんだよ。もうすごく冷たくて」

「今日は、本屋に行って、経済関係の本を買って」

「経済関係の本を」

「そう。経済に最近興味があって」

「さっき、久しぶりに友人と偶然会って、騒いでしまった」

「そんなにはしゃいだの」

「うん。だって久しぶりだったから嬉しくって」

このように相手の話の最後を繰り返すのです。

これを「バックトラッキング」といいます。

私の経験上、大変効果があります。

効果がなかったことはありません。

話の最後を繰り返すと、話を助長させる効果があります。

どんどん話が進みます。

ちなみに、国境さえも関係ありません。

アメリカ人や韓国人にも同じことを試してみましたが、同じく効果がありました。

次から次へと、どんどん話し始めます。

話の最後をオウム返しのように繰り返すのです。

そうすることで、相手は「きちんと話を聞いてくれている。興味を持ってくれている」と思い、どんどん話してくれます。

実際に、私は話を聞いていないときもあります。

まともに何時間も話を聞いていると、頭がおかしくなるので、聞いているふりだけをして聞いていないことも、実はよくあります。

ただ最後の一言だけは、機械的に繰り返します。

それでさえも効果がありました。

話の最後を繰り返す単純なことなのですが、話を十分に前に進ませる強力な魔法になるのです。

落ち込んでいる人を元気づける方法(20)
  • 話の最後を、繰り返す。
暗い表情だから暗くなる。
明るい表情だから明るくなる。

落ち込んでいる人を元気づける30の方法

  1. 落ち込む原因は2つのみ。
    能力と存在。
  2. 大失敗は、大成功。
  3. 「存在」の欠乏から立ち直るには、時間がかかる。
  4. 人間は、何かに寄り添っていかないと、生きていけない。
  5. 人間には、理解してもらいたい欲求がある。
    話を聞いてもらえるだけで癒される。
  6. 話を聞くときには、話を折らないことが大切。
  7. 相槌を打つと、話が進んでいく。
  8. 落ち込んでいる人に対して「頑張れ」は禁句。
  9. 相手の心の中まではわからない。
    「わかる」は禁句。
  10. 一番のアドバイスは、聞かれたら聞き返すこと。
  11. 言葉より手書きの手紙のほうが、元気づける効果がある。
  12. 特別に接しない。
    普通に接することが大切。
  13. 成長するためには、落ち込むことが必要。
  14. 励ませば励ますほど落ち込む。
  15. 現実逃避が、落ち込み逃避になる。
  16. 話を聞くときには、2人きりになるのが大切。
  17. 愚痴を吐き出せば、最後は笑いで締めくくることが大切。
  18. 話を聞くときの一番のポジションは、斜め横。
  19. とにかく相手の話を否定しない。
  20. 話の最後を繰り返すと、話がどんどん前に進んでいく。
  21. 暗い表情だから暗くなる。
    明るい表情だから明るくなる。
  22. 「ありがとう」が、相手を元気づける。
  23. 落ち込んでいる人には「観る」ことが大切。
  24. 褒められることで、自信がつく。
    元気づけることとは、褒めること。
  25. 褒めるときには、外側より内側を褒めることが大切。
  26. 元気づけることとは、他人が褒めていたことを本人に伝えてあげること。
  27. 元気づけることとは、教えてもらうこと。
  28. ただ、そばにいてくれるだけでいい。
  29. 落ち込んでも、自然と立ち直る。
    そっとしてあげることも大切。
  30. 落ち込むことで強くなる。
    落ち込めることに感謝しよう。

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