執筆者:水口貴博

穏やかな人になる30の方法

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頑固になっているかぎり、穏やかな人にはなれない。

頑固になっているかぎり、穏やかな人にはなれない。 | 穏やかな人になる30の方法

あなたは頑固な性格ですか。

自分では頑固でないつもりでも、人から「頑固だね」と言われることがあれば、要注意です。

自分の主観的意見より、他人による客観的意見のほうが、信頼できます。

自分の性格はなかなか自分で判断しにくい部分ですが、人から言われるなら、頑固の傾向があるのかもしれません。

私たちの日常では、拒否や反抗をしたくなるときがあります。

たとえば、自分の価値観に合わないことを言われたときです。

自分の価値観に合わない意見なら「それは違う」「賛成できない」「納得できない」と拒みたくなるでしょう。

自分の考えにこだわりたくなるときがあるのも事実です。

もちろん自分の意見があることは大切です。

今までの知識や経験から「こうだ」と確信を持てることがあれば、自信を持って主張できるようになるでしょう。

自分なりの意見を持つことは、自分の軸や哲学を持つことでもあります。

しっかり自分の意見を持つことで、生き方がしっかりします。

しかし、自分の考え以外を排除するような考え方はよくありません。

自分の考え以外を排除すると、頑固に向かって一直線です。

特に注意したいのは「自分のほうが正しい」という気持ちです。

「自分のほうが正しい」と思い始めたら、頑固の始まりです。

自然と視野が狭くなり、思考の柔軟性が失われていきます。

自分の理解範囲しか受け入れなくなるので、情報の吸収力が弱くなります。

価値観が広がっているつもりでも、実際は狭まっている状態です。

自分の価値観や考え方に執着していると、人との摩擦や対立が増えます。

また、頑固になっているといらいらすることも増えます。

「あれはダメだ」「これもおかしい」と、ぶつぶつ文句を言うことが多くなる。

頑固になっているかぎり、穏やかな人にはなれないのです。

頑固から解放されましょう。

つまらない見栄やプライドは捨ててしまうことが大切です。

穏やかな人になるために必要なのは「素直」です。

素直とは、人の言うことを逆らわず、受け入れる様子のことをいいます。

できるだけ素直になって、相手の言うことを受け入れることが大切です。

「なるほど」

「そうですね」

「わかりました」

シンプルな肯定の一言でいいのです。

自分なりの考えがあっても、ひとまずこだわりを忘れ、素直に受け入れましょう。

違和感のある価値観や考え方でも、できるだけ尊重します。

そうすれば人との摩擦や対立が減り、穏やかな生き方ができるようになります。

自分にない価値観や考え方であっても、すぐ否定するのではなく、まず受け入れましょう。

「新しい価値観を学べる」

「そういう考え方もある」

自分の成長に役立つ意識を持てば、違和感や抵抗感のあることでも受け入れやすくなるでしょう。

素直な人は、どんどん成長できます。

さまざまな価値観や考え方を吸収していくことができるからです。

ミスや失敗も、素直に吸収することで、成長の糧に変えることができます。

どうしても賛同できない意見なら、まず受け入れてから、否定するといいでしょう。

「なるほど。そういう考え方もありますね。でも○○です」

たとえ意見に否定したとしても、相手も納得してもらいやすくなるでしょう。

もし自分に非があれば、余計な言い訳をせず、素直に認めましょう。

余計な言い訳をしたところで、話がこじれるだけです。

素直に非を認めたほうが、相手の怒りが収まるのも早くなり、物事がスムーズに進みます。

素直な人は、人付き合いも向上します。

素直になるにつれて、穏やかな人になっていけるのです。

穏やかな人になる方法(28)
  • 頑固になるのはやめて、素直になる。
時間を忘れる時間が、穏やかな性格を作っていく。

穏やかな人になる30の方法

  1. 落ち着きは、穏やかな人になるための必須条件。
  2. 余裕は、自然とできるものではなく、意識をして作るもの。
  3. 穏やかな人は、余裕のある時間の使い方を心がけている。
  4. 柔らかい言葉と態度は、穏やかな人に欠かせない要素。
  5. ゆったりした動作を心がけたい3つのポイント。
    食べ方・話し方・歩き方。
  6. 穏やかな人とは「社交的な人」という意味ではない。
    人付き合いが苦手でも、穏やかになることは可能。
  7. すべての人と仲良くしなくていい。
    自分と合わない人とは、距離を置いていい。
  8. 愉快のときも不愉快のときも、大声を出さない。
  9. 呼吸と精神状態には、密接なつながりがある。
    呼吸を整えると、感情が落ち着く。
  10. 穏やかな人は、寛大な優しさがある。
  11. 穏やかな人は、いつも明るい未来をイメージしている。
  12. 受け止める力より受け流す力。
  13. 穏やかだから、明るい表情になるのではない。
    明るい表情をするから、穏やかになる。
  14. 穏やかな人は、話すことより、聞くことに力を入れる。
  15. 愚痴や悪口を言っているかぎり、穏やかな人になるのは不可能。
  16. 嫌なことは、いらいらするものではなく、楽しむもの。
  17. 穏やかな人は、朝食を抜かず、きちんと食べる。
  18. カルシウムは、穏やかな人になるための栄養素。
  19. 他人と比較する癖があるかぎり、穏やかにはなれない。
  20. 穏やかな人は、常にマイペースを大切にしている。
  21. 優劣や勝ち負けを意識しない。
    ひたすら楽しむことに集中しよう。
  22. 「いらいらしたら損」と思うくらいで、ちょうどいい。
  23. 穏やかな人は「ストレス解消も仕事の1つ」という考え方がある。
  24. 短期的・部分的に考えると、心が狭くなる。
    長期的・全体的に考えると、心が広くなる。
  25. 1人で静かに過ごす時間を通して、穏やかになっていく。
  26. 不足を嘆く習慣は、不幸になる習慣。
    現状に満足する習慣は、幸せになる習慣。
  27. 普通や当たり前に感謝する習慣が、穏やかな性格を作っていく。
  28. 頑固になっているかぎり、穏やかな人にはなれない。
  29. 時間を忘れる時間が、穏やかな性格を作っていく。
  30. 年齢が高くても、大人の行動ができない人がいる。
    年齢が低くても、大人の行動ができる人もいる。

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