執筆者:水口貴博

落ち込んでいる人を元気づける30の方法

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落ち込んでいる人には「観る」ことが大切。

落ち込んでいる人には「観る」ことが大切。 | 落ち込んでいる人を元気づける30の方法

「見る」と「観る」は、微妙なニュアンスの違いがあります。

「見る」とは、見物の「見」です。

「単に視界に入ったものを見る」といった、主に相手の外見を、簡単に見るときに使います。

もう1つの「観る」とは、観察の「観」です。

「じっくり慎重に観察する」といった、主に相手の内面をじっくり慎重に観るときに使います。

落ち込んでいる人には「見る」のではなく「観る」ことが大切です。

落ち込んでいるからには、必ず理由があります。

その理由は、言葉に出ることもあれば、言葉には出ないこともあります。

少しでもたくさん話してもらえれば、落ち込んでいる理由もだんだんわかるようになります。

相手が話したいと思っていることは、今まで誰にも言えなかったことかもしれません。

落ち込んでいる原因を人に話しづらいこともあります。

言葉には出さなくても、表情やしぐさ、服装や声のトーンなどに表れます。

相手を見て、できるだけ理解を拾うことが大切です。

せっかく相手が話をしてくれているなら、じっくり耳では聞き取れないニュアンスまで聞き取ることが必要です。

名探偵シャーロック・ホームズは、声を出さない犬の声まで聞いたと言います。

いつもなら大声で吠えるはずの犬が吠えないことに気づき、事件解決に結びつけました。

言葉や声だけに、すべてが表現されるわけではないのです。

相手の内側にある心の声に、耳を傾けてみましょう。

そのためには「見る」ではなく「観る」が必要です。

落ち込んでいる人を元気づける方法(23)
  • 相手を、観る。
褒められることで、自信がつく。
元気づけることとは、褒めること。

落ち込んでいる人を元気づける30の方法

  1. 落ち込む原因は2つのみ。
    能力と存在。
  2. 大失敗は、大成功。
  3. 「存在」の欠乏から立ち直るには、時間がかかる。
  4. 人間は、何かに寄り添っていかないと、生きていけない。
  5. 人間には、理解してもらいたい欲求がある。
    話を聞いてもらえるだけで癒される。
  6. 話を聞くときには、話を折らないことが大切。
  7. 相槌を打つと、話が進んでいく。
  8. 落ち込んでいる人に対して「頑張れ」は禁句。
  9. 相手の心の中まではわからない。
    「わかる」は禁句。
  10. 一番のアドバイスは、聞かれたら聞き返すこと。
  11. 言葉より手書きの手紙のほうが、元気づける効果がある。
  12. 特別に接しない。
    普通に接することが大切。
  13. 成長するためには、落ち込むことが必要。
  14. 励ませば励ますほど落ち込む。
  15. 現実逃避が、落ち込み逃避になる。
  16. 話を聞くときには、2人きりになるのが大切。
  17. 愚痴を吐き出せば、最後は笑いで締めくくることが大切。
  18. 話を聞くときの一番のポジションは、斜め横。
  19. とにかく相手の話を否定しない。
  20. 話の最後を繰り返すと、話がどんどん前に進んでいく。
  21. 暗い表情だから暗くなる。
    明るい表情だから明るくなる。
  22. 「ありがとう」が、相手を元気づける。
  23. 落ち込んでいる人には「観る」ことが大切。
  24. 褒められることで、自信がつく。
    元気づけることとは、褒めること。
  25. 褒めるときには、外側より内側を褒めることが大切。
  26. 元気づけることとは、他人が褒めていたことを本人に伝えてあげること。
  27. 元気づけることとは、教えてもらうこと。
  28. ただ、そばにいてくれるだけでいい。
  29. 落ち込んでも、自然と立ち直る。
    そっとしてあげることも大切。
  30. 落ち込むことで強くなる。
    落ち込めることに感謝しよう。

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