執筆者:水口貴博

落ち込んでいる人を元気づける30の方法

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「存在」の欠乏から立ち直るには、時間がかかる。

「存在」の欠乏から立ち直るには、時間がかかる。 | 落ち込んでいる人を元気づける30の方法

「存在」で落ち込んでいる人を元気づけるには、慎重になる必要があります。

下手なアドバイスや励ましは、逆効果です。

「存在」で落ち込んでいる人の気持ちは、ガラスのように繊細です。

「存在」で落ち込んでいる人は、立ち直るのに時間がかかります。

「能力」で落ち込んでいる場合は、単に「意識」を変えれば、立ち直れます。

ですが「存在」は「人が生きるための精神的豊かさ」に直結しているため、すぐ元気になるということは難しいのです。

すでに気づいている人もいると思いますが、私はとてもプラス思考です。

私はこの「存在」の欠乏を経験したときに、自分のプラス思考が崩壊しておかしくなってしまったことがあります。

彼女という「存在」を失ったときです。

「存在」は、失って、初めてその価値の大きさに気づくのです。

それでも私は立ち直ることができました。

それはなぜか。

時間です。

時間ほどの、万能薬はありません。

即効性はありませんが、漢方薬のように少しずつ効いてきます。

確実に回復していくという、保証もあります。

ただし、時間がかかるのです。

1年の人もいれば、3年の人もいます。

10年の人もいれば、死ぬまで治らない人もいます。

私が「存在」から立ち直るのには、3年かかりました。

存在が欠けているとは、精神的な部分が大きいため、時間がかかるのです。

「能力」で落ち込んでいる人は「意識」が関係していることに対し「存在」で落ち込んでいる人は「精神」が関係しているのです。

「意識」が変わることは容易でも「精神」まで変えていくというのは時間がかかることを、最初に知っておく必要があります。

「存在」という存在は、それほどまでに大きいものなのです。

落ち込んでいる人を元気づける方法(3)
  • 「存在」という生きる力に、感謝する。
人間は、何かに寄り添っていかないと、生きていけない。

落ち込んでいる人を元気づける30の方法

  1. 落ち込む原因は2つのみ。
    能力と存在。
  2. 大失敗は、大成功。
  3. 「存在」の欠乏から立ち直るには、時間がかかる。
  4. 人間は、何かに寄り添っていかないと、生きていけない。
  5. 人間には、理解してもらいたい欲求がある。
    話を聞いてもらえるだけで癒される。
  6. 話を聞くときには、話を折らないことが大切。
  7. 相槌を打つと、話が進んでいく。
  8. 落ち込んでいる人に対して「頑張れ」は禁句。
  9. 相手の心の中まではわからない。
    「わかる」は禁句。
  10. 一番のアドバイスは、聞かれたら聞き返すこと。
  11. 言葉より手書きの手紙のほうが、元気づける効果がある。
  12. 特別に接しない。
    普通に接することが大切。
  13. 成長するためには、落ち込むことが必要。
  14. 励ませば励ますほど落ち込む。
  15. 現実逃避が、落ち込み逃避になる。
  16. 話を聞くときには、2人きりになるのが大切。
  17. 愚痴を吐き出せば、最後は笑いで締めくくることが大切。
  18. 話を聞くときの一番のポジションは、斜め横。
  19. とにかく相手の話を否定しない。
  20. 話の最後を繰り返すと、話がどんどん前に進んでいく。
  21. 暗い表情だから暗くなる。
    明るい表情だから明るくなる。
  22. 「ありがとう」が、相手を元気づける。
  23. 落ち込んでいる人には「観る」ことが大切。
  24. 褒められることで、自信がつく。
    元気づけることとは、褒めること。
  25. 褒めるときには、外側より内側を褒めることが大切。
  26. 元気づけることとは、他人が褒めていたことを本人に伝えてあげること。
  27. 元気づけることとは、教えてもらうこと。
  28. ただ、そばにいてくれるだけでいい。
  29. 落ち込んでも、自然と立ち直る。
    そっとしてあげることも大切。
  30. 落ち込むことで強くなる。
    落ち込めることに感謝しよう。

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