執筆者:水口貴博

信念を貫く30の方法

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若さの特権とは「知らない」という勢い。

若さの特権とは「知らない」という勢い。 | 信念を貫く30の方法

私は今、100冊以上の本を書いています。

今回の本で、131冊目です。

「1冊目と131冊目を比べれば、どちらがよくできていますか」

そう聞かれれば、私はおそらく「わからない」と答えるでしょう。

冗談で言っているわけではありません。

本当にわからないのです。

たしかに文章の構成、流れ、観察力、また知識や知恵などは、明らかに今のほうが当時より優れています。

しかし、1冊目には、若さがゆえの「勢い」があります。

ブレーキなど一切踏まず、アクセルしか踏んでいない状態です。

その勢いが、いい味を出しています。

時は経ち、たくさんの経験を積んで、今ではいろいろな物事が見えてくるようになりました。

しかし、今では、見えてくるがゆえに考えすぎてしまい、思考が停滞することがあります。

世の中のこと、人の気持ち、理想と現実、本音と建前。

気にしないようにはしているのですが、知っていることは自然と考えます。

そこで余計なエネルギーと時間を奪われることがあり、若いときの勢いが衰えます。

知りすぎているがゆえに、考えすぎてしまうことです。

それがブレーキになります。

若いときには、世の中のことを知りません。

知らないがゆえに勢いで書いています。

無駄なことは一切考えず、さっと判断して書いて、スピードがあります。

その勢いが結果として、いい文章の流れ、いい味を出します。

今、振り返れば、危ない橋を渡っているなと感じる部分もあります。

しかし、若さの勢いでそれを乗り越えています。

これが若さの特権です。

若さには「知らない」という勢いがあるのです。

年を取れば、これまでの経験、知識、知恵を元に文章を書きます。

これらがいい味へと変わっていくというのは、これまでの通例です。

しかし、若いときにはできないのかというと、そうでもありません。

若いときには「勢い」という武器を使って、進めばいい。

若いなら、知らないがゆえに勢いで勝負すればいいのです。

信念を貫く方法(10)
  • 知らないがゆえの勢いで、勝負する。
本当に自分らしい生き方には「無理をする」という言葉はない。

信念を貫く30の方法

  1. あなたは自分らしい生き方を説明できますか。
  2. 一番だけが、成功ではない。
  3. 「なりたい自分」になろうとしなくてもいい。
    初めから「なるべき自分」が与えられている。
  4. たくさん行動する人は、自分を発見するのも早い。
  5. つらい人間関係は、学びと成長のためにある。
  6. 戦いは、避けるのではなく、求めにいく。
    戦ってこそ、レベルアップができる。
  7. 人生はゲームより簡単。
    負けても、命まで取られることはない。
  8. 「ダメだ。
    無理だ」というセリフは、挑戦してから発言できる言葉。
  9. 意識を変えてから、行動するのではない。
    行動して、意識を変えていくのだ。
  10. 若さの特権とは「知らない」という勢い。
  11. 本当に自分らしい生き方には「無理をする」という言葉はない。
  12. 泣けば泣くほど、健康になれる。
  13. 壁があったら、勢いで貫け!
  14. 褒められたい気持ちを捨てれば、自分らしく生きることができる。
  15. 言い訳をやめる人が、成長する。
  16. 人生に迷ったら、近づけばいい。
  17. 流行を追いかける人は、いつまでも豊かになれない。
  18. はやっていることより、自分が好きなことをやる人が成功する。
  19. 親が理解してくれているうちは、まだまだ打ち込みが足りない証拠。
  20. 時代の1ページを作ろうと意気込む人が、本当に時代の1ページを作る。
  21. 成功者のふりをする人は、本当に成功してしまう。
  22. 一生懸命になることを、かっこ悪いと思わない。
  23. 悩みそのものが、実は才能だった。
    天命だった。
  24. かっとなったら、そこからが本当のスタート。
  25. 本当に好きなら、言い訳する前に、やっている。
  26. 「理解されなくてもいい。
    それでも続けたい」そう思うことが、1つでもありますか。
  27. 自分の生き方を貫けないのは「スピード」が足りないから。
  28. 「なりたい」という人は成功しない。
    「したい」という人が成功する。
  29. わかってからやるのではない。
    やりながら、わかっていくのだ。
  30. 悩みは、雲がなくなるまで、貫け!

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