漫画には「読むこと」と「描くこと」があります。
本当に漫画が大好きだという人は、漫画ばかり読んではいません。
漫画を描き始めます。
中途半端な人は「読むことだけ」で満足しています。
それは本当に漫画が好きとは言えません。
本当に漫画を心から愛している人は、漫画を「読む」だけでなく「描く」はずです。
好きな気持ちは「受け身」だけで満足できず「与える側」になろうとします。
あなたの周りの人たちにも当てはめてみましょう。
本当に音楽が好きだという人は、音楽ばかりを聴いていません。
自分で楽器を演奏して、作詞作曲をして、オリジナルの音楽をリリースしようとします。
本当に野球が好きな人は、テレビでしている野球観戦だけで満足しません。
本当に野球が大好きなら、必ず自分も野球をしたくなります。
お笑いが大好きだという人は、人の話を聞いて笑ってばかりでは満足しません。
自分が面白い話をして、人を笑わせる立場になろうとします。
映画が大好きという人は、映画を鑑賞するばかりでは満足できません。
自分が映画を撮って、作ろうとします。
これらはすべて「自分ならもっとよい作品を作ることができるぞ!」という意気込みがあるからです。
熱い意気込みは、大好きなことでなければ発生しません。
大好きだから、たくさん吸収します。
「これまでより素晴らしいものを自分が作るぞ! 自分なら時代の1ページを作ることができる!」と思うのです。
私も本が大好きだから、読むだけでなく、書くようになりました。
好きでたまらないから、読んでいるだけでは満足できないのです。
好きでたくさん読んでいるうちに「もっとよい文章を書きたい。これまでにない作品を書きたい」と思うようになりました。
そのくらいの熱い意気込みがないと「与える側」になろうとしません。
「受ける側」から「与える側」になる人は、みんな、大好きである証拠です。
芸術なら、文章、音楽・映画・絵画。
スポーツなら、野球・サッカー・バレー、そのほか。
「見ているだけの人」より「実際に現場に立つ人」は、心のどこかで「自分が時代の1ページを作る!」と意気込みがあります。
本当に大好きなら、そのくらい意気込んで、当然なのです。