私がアメリカに留学していたころ、タバコを吸っているアメリカ人はめったにいませんでした。
吸っているとすれば、留学生である日本人や韓国人ばかり。
アメリカではタバコを吸う人は少ないとは聞いていましたが、想像以上のものでした。
タバコを吸っていると本当に嫌な顔をされ「何のために吸っているの」と、あきれた顔で聞かれます。
「お金を払ってまで、自分の体を傷つけている現実にすら気づけないのは致命的ね」と、冷たい表情で言われます。
彼らの言い分は正論で、誰も批判はできませんし、しませんでした。
タバコを吸っていると、四方八方からとても冷たい目で見られます。
禁煙社会であるアメリカは、タバコを吸っている人は自己管理ができないばかりでなく、仕事上でも評価されにくい対象となります。
タバコを吸っている人は、自己管理ができないため昇格は難しく、吸わないといらいらする性格上、リーダーにはなりにくい。
まさに「百害あって一利なし」です。
日本でも、タバコは吸う人より、吸わない人のほうが「自己管理ができている」という評価で見られます。
頭よく見せるためには、タバコを吸う習慣をやめることです。
いくら知的な顔をしていても、タバコをくわえて眉間にしわが寄っていては台無しです。