諦めない人は、たとえ失敗しても、賢い人に映ります。
頭が悪くても「じゃあ、次はこうしよう」という考え方ができる人に、本当の強さを感じます。
粘り強さには、知力や学力を超越した「人間的な強さ」が感じられるのです。
本当に強い人間とは、鉄の棒のように、硬いものではありません。
鉄の棒はたしかに硬く、なかなか折れることはありませんが、絶対に折れないわけではありません。
一定の強度を超えると、あっけなく折れます。
一度折れてしまった棒が復活するのは、時間がかかり、面倒です。
場合によっては、元に戻らないケースすらあります。
本当に強い人間とは、粘土のような人間です。
柔らかく、無形でありながら、たとえちぎれても、またつなぎ合わさり1つになります。
衝撃に強く、ダメージを吸収し、粘土が「折れる」ということはありません。
諦めない人間になるとは、粘土のような人間になることをいいます。
粘土のような、柔らかい心を持つことです。
人当たりが優しく、強い言葉を言われても気にせず、相手のことを考えた配慮ができる器の大きさです。
「硬い」ということが、強いことだと思っていませんか。
それは、次元の低いところだけを見た強さです。
本当の強さとは「柔らかさ」であり「柔軟性」です。
次元の高いレベルになると、本当の強さは「硬さ」ではなく「柔らかさ」になります。
どんな衝撃も吸収し、折れることがなく、何度でも復活する心に、本当の強さがあります。
鉄の棒のように、硬く強力になる必要はありません。
あなたの意識を変えましょう。
世間一般では「強さ=硬さ」という考えが浸透しています。
今まで「強さ=硬さ」と思っていた先入観を「強さ=柔らかさ」というふうに意識を変えましょう。
この意識に変えたとき、人は一瞬で変わります。
意識改革です。
できなくてもすぐ諦めず、ほかの手段を考えることができる人に変われます。
意識の問題です。
肉体・知力・学力の問題ではありません。
心の話なのです。
曲がっても折れてもいいから、何度でも復活できる人に本当の強さを感じるのです。