話の糸口は、まず飲み物からです。
席に座り、まず飲み物をオーダーしますね。
「アルコールは苦手ですか」と聞いてみましょう。
コミュニケーションは、この一言からです。
ここで返ってくる相手からの返事が、今後のキーワードになります。
もし「お酒は強いですよ」「普段からよく飲みます」という言葉が返ってきたとします。
「そうなんですね。じゃあ、焼酎も飲めるんですか」
お酒に強いなら、強いなりの会話につなげましょう。
相手の好みに会話を合わせているので、弾みやすくなるでしょう。
会話がしばらく続いて飲み物が空になれば、飲み物を注文します。
「お酒に強いなら、こんな飲み物はどうですか」
気の利いた言葉とともに、相手の注文を少し提案してみます。
相手がお酒に強いことをあらかじめ頭に入れているので、相手に応じた注文を提案できるのです。
一方、お酒が苦手という返事が返ってきたとします。
「お酒を飲まないなら、普段はどうストレスを発散させているんですか」
「ジュースはどんなブランドがおすすめですか」
お酒が飲めないなら、飲めないことをテーマに話を進めるのです。
会話がしばらく続いて飲み物が空になれば、飲み物を注文します。
「アルコールは苦手でしたよね。ジュースはどうですか? ウーロン茶もあるよ」
お酒が飲めないことを考慮して、相手の注文を提案するのです。
お酒が飲めても飲めなくても、注文をするとき、相手の好みを軸にして決めるのです。
「自分のことをきちんと考えてくれている。気が利くなあ」
自然な形で「気遣いができます」というアピールになります。
あなたの好感度が、じわりじわりと上がるのです。