みんなで一緒に話をしているうちに、メンバーの1人が、仲間の暴露話をし始めることがあります。
本来、暴露話はNGです。
盛り上がる話題ではありますが、仲間の評価を下げるような話題を出すのはよくありません。
しかし、お酒が入ると盛り上がった勢いで、うっかりルールを破って、口にしてしまうことがあるのです。
当然のことながら、暴露された人はひどく嫌がります。
「言わないでよ」
さて、ここが難しい。
盛り上がった状況では、なかなかうまく言葉を伝えられないのです。
たとえば、本気で「言わないでよ!」と怒鳴るわけにもいきません。
周りのみんなは驚いて、場の雰囲気を壊してしまうでしょう。
とはいえ、笑いながら「言わないでよ」と言えば、冗談として受け止められやすいのです。
盛り上がっている状況では「嫌だ。やめて」という言葉すら、喜んでいると誤解されやすい。
逆に、自分に注目が集まって、喜んでいるのではないかと勘違いしてしまいます。
余計に暴露話を助長させてしまうことがあるのです。
言葉とは、難しいものですね。
では「言わないでほしい」という思いをきちんと伝えるには、どうすればいいのか。
確実な方法は、足です。
テーブルの下は見えません。
わざとらしく、足で相手の靴を軽く突きます。
「おや」と思った相手は、本当に嫌がっていることを察知して、やめてくれるはずです。
よく映画やドラマで見かける光景ですが、実際かなり使える方法です。
本音は、テーブルの下に、表れます。
特殊な行為によって「本当に嫌だからやめて」という強い意志表示ができるのです。