悪口を言うことは、簡単なことです。
それでいて、すっきりします。
即効性があります。
麻薬のようです。
悪口を言わない努力より、悪口を言ってしまうほうが、簡単であり、エネルギーも必要としません。
ちょっと努力を怠ると、すぐ悪い考えのほうに偏ってしまいます。
陰で誰かの悪口を言いながら大笑いすると、すっきりします。
しかし、そんなことばかりをしていると、人の悪いところしか見えてこなくなります。
麻薬のように、一時的な快楽のために、そればかりをしていると、いつの間にか体が毒されます。
タバコのように依存性があり、後になって悪化するにつれて、やめられなくなり、いつの間にか汚れます。
タバコが肺を汚してしまうなら、悪口は心を汚してしまうものです。
悪口を言わないようにするためには、努力が必要です。
意識的な行動が必要です。
タバコをやめるためには努力と行動が必要であるように、悪口という習慣がついている人もやはり努力と行動が必要なのです。
意識をしないと、つい悪口のほうが偏ってしまいます。
やめられなくなります。
いつしか心が汚れ、他人の悪いところしか話ができなくなり、粗探しをしてしまうのです。