執筆者:水口貴博

汗のにおいを抑える30の対策

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いい汗をかくためには、トレーニングが必要だ。

いい汗をかくためには、トレーニングが必要だ。 | 汗のにおいを抑える30の対策

汗には「いい汗」と「悪い汗」があります。

いい汗は、水のようにさらっとしていて、においにくい汗のことです。

汗腺の機能が高いので、汗をかいても、汗に含まれるミネラル分が汗腺から再吸収されます。

水のように、汗がさらさらで、においも抑えられます。

しかし、悪い汗は、べたつきとにおいが目立ちます。

汗腺の機能が弱っているので、ミネラルの再吸収がされず、汗がべたつきやすく、においやすくなるのです。

よい汗をかけるかどうかは、汗腺が鍛えられているかどうかです。

汗腺が鍛えられているかどうかは、日頃の習慣です。

だらだらかく汗がいけないのです。

たとえば、暑い夏にもかかわらず、エアコンの効いた部屋ばかりにいると、汗腺の機能は低下します。

外は暑くて、部屋の中は寒い。

1日のうちに、暑い状況と寒い状況が交互にやってくると、体は「今は汗をかくべき瞬間なのかな」と困ってしまいます。

暑いのか寒いのかよくわからない状態が続くと、自律神経と交感神経のスイッチがうまくいかず、体調を崩しやすくなります。

汗腺の機能も低下して、ミネラル分を再吸収する力が低下するのです。

いけないのは、だらだらかく汗です。

汗をかくときには、メリハリが大切です。

汗を流すときには、したたり落ちるくらいたっぷり汗をかきましょう。

たとえば、運動やサウナです。

「今は汗をかくべき時間」をはっきりさせて、しっかり汗をかくほうが、自律神経も汗腺も鍛えられます。

汗腺を鍛えるいいトレーニングになります。

メリハリをつけることで、自律神経と交感神経のスイッチがスムーズになります。

汗腺を鍛えることで、ミネラルの再吸収が行われるので、汗をかいてもにおいにくくなります。

メリハリのある汗をかく習慣があれば、においの小さな汗をかけるようになるのです。

汗のにおいを抑える対策(8)
  • スポーツやサウナで、たっぷり汗を流し、汗腺を鍛える。
朝のシャワーを習慣にするだけで、体臭のほとんどは解決できる。

汗のにおいを抑える30の対策

  1. ある程度の体臭は、誰にでもあるもの。
    違いがあるのは、体臭に対するエチケット。
  2. 実は、汗そのものに、においはない。
  3. 実は「汗かき」という明確な定義はない。
  4. 人の体から出る汗には2種類ある。
    エクリン腺とアポクリン腺。
  5. 汗をかく状況を理解することは、体臭を抑えるポイントを理解すること。
  6. 汗には「よい汗」と「悪い汗」がある。
  7. 汗の種類は、リトマス試験紙で確認できる。
  8. いい汗をかくためには、トレーニングが必要だ。
  9. 朝のシャワーを習慣にするだけで、体臭のほとんどは解決できる。
  10. 抗菌タイプの下着は、やみつきになるくらい効果がある。
  11. これというほど汗をかかなくても、汗臭さは目立つもの。
  12. 汗をほったらかす習慣が、体臭の原因になる。
  13. 乾いたハンカチで、汗を拭くと、においは余計に強くなる。
  14. 水を飲む量を減らしても、汗の量は変わらない。
  15. からいものや熱いものを、食べすぎない。
  16. においやすさには、個人差がある。
  17. 服の代えを持っていけば、大量の汗も、怖くない。
  18. 脱ぎ終わった替えの下着をどうするかが、大切だ。
  19. においの種類によって、デオドラントを使い分ける。
  20. 制汗スプレーは、使い方を誤れば、逆効果。
  21. 定期的な半身浴で、汗腺機能を高めよう。
  22. 冷え性と汗かきの、意外なつながり。
  23. 汗は、悪者ではない。
  24. 顔にかく汗を、一時的に汗を止める裏技。
  25. 全身の発汗を抑えるには、首筋を冷やそう。
  26. 緊張したときほど、まず深呼吸。
  27. デリケートな、においの問題は、誰に話せばいいのか。
  28. 精神的な汗がひどく目立つなら「体質の問題」より「心の問題」かもしれない。
  29. 心療内科の先生に、話を聞いてもらうだけで、意味がある。
  30. 緊張して汗が止まらないなら、開き直るのが一番。

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