執筆者:水口貴博

汗のにおいを抑える30の対策

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乾いたハンカチで、汗を拭くと、においは余計に強くなる。

乾いたハンカチで、汗を拭くと、においは余計に強くなる。 | 汗のにおいを抑える30の対策

汗をかいてしばらく経つと、異臭が漂い始めます。

皮脂が酸化したり、汗の中で雑菌が繁殖したりする影響です。

汗をかいたら、異臭を放つ前に、汗をこまめに拭き取ることで、体臭を抑えることができます。

汗をこまめに拭き取るのは、体臭対策の基本ですね。

しかし、なかなか思うようににおいが消えてくれないことがあります。

こまめに汗を拭き取っているにもかかわらず、体臭が改善しない。

それどころか、においが強くなっているような気さえするのです。

「こまめに汗を拭き取っているのに、なぜにおい続けるのかな」

おそらくこの場合、拭き取り方に問題があるのではないでしょうか。

大切なのは「拭き取り方」です。

あなたは汗を、どういう方法で拭き取っていますか。

まず乾いたハンカチやタオルでは、汗を拭かないようにしましょう。

乾いたハンカチで汗を拭く光景が定番ですが、本当はあまりよくないのです。

乾いた布を使ったほうが、水分をよく吸収するため、においも抑えられるような気がします。

たしかに乾いた布のほうが、水分は効率よく吸い取ってくれる反面、意外な弱点があります。

水分は吸い取っても、肝心のにおいの成分までは吸い取ってくれず、肌に残ったままになるのです。

乾いた布を使っていると、汗を拭くたびににおい成分の濃度が、濃くなります。

汗を拭けば拭くほど、体臭も強くなってしまう悪循環になるのです。

では、どうすればいいのかというと、湿ったものを使えばいいのです。

湿らせたハンカチやウェットティッシュなどを使えば、汗もにおいも、きれいに取り除けます。

汗のにおいを抑える対策(13)
  • 乾いた布を使って、汗を拭き取らないようにする。
水を飲む量を減らしても、汗の量は変わらない。

汗のにおいを抑える30の対策

  1. ある程度の体臭は、誰にでもあるもの。
    違いがあるのは、体臭に対するエチケット。
  2. 実は、汗そのものに、においはない。
  3. 実は「汗かき」という明確な定義はない。
  4. 人の体から出る汗には2種類ある。
    エクリン腺とアポクリン腺。
  5. 汗をかく状況を理解することは、体臭を抑えるポイントを理解すること。
  6. 汗には「よい汗」と「悪い汗」がある。
  7. 汗の種類は、リトマス試験紙で確認できる。
  8. いい汗をかくためには、トレーニングが必要だ。
  9. 朝のシャワーを習慣にするだけで、体臭のほとんどは解決できる。
  10. 抗菌タイプの下着は、やみつきになるくらい効果がある。
  11. これというほど汗をかかなくても、汗臭さは目立つもの。
  12. 汗をほったらかす習慣が、体臭の原因になる。
  13. 乾いたハンカチで、汗を拭くと、においは余計に強くなる。
  14. 水を飲む量を減らしても、汗の量は変わらない。
  15. からいものや熱いものを、食べすぎない。
  16. においやすさには、個人差がある。
  17. 服の代えを持っていけば、大量の汗も、怖くない。
  18. 脱ぎ終わった替えの下着をどうするかが、大切だ。
  19. においの種類によって、デオドラントを使い分ける。
  20. 制汗スプレーは、使い方を誤れば、逆効果。
  21. 定期的な半身浴で、汗腺機能を高めよう。
  22. 冷え性と汗かきの、意外なつながり。
  23. 汗は、悪者ではない。
  24. 顔にかく汗を、一時的に汗を止める裏技。
  25. 全身の発汗を抑えるには、首筋を冷やそう。
  26. 緊張したときほど、まず深呼吸。
  27. デリケートな、においの問題は、誰に話せばいいのか。
  28. 精神的な汗がひどく目立つなら「体質の問題」より「心の問題」かもしれない。
  29. 心療内科の先生に、話を聞いてもらうだけで、意味がある。
  30. 緊張して汗が止まらないなら、開き直るのが一番。

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