デートの待ち合わせ場所で、ほかのカップルを観察していると、面白いことに気づきました。
怒っているか、謝っているのです。
デートの待ち合わせ場所で、2人が同時に現れるのはまれです。
多くの場合、どちらかが先に到着し、後からもう1人がやってきます。
待つ側と待たされる側で、立場がわかれるものです。
待たされている側は「遅いぞ」と怒っています。
待たせている側は「ごめんね」と謝っています。
デートの待ち合わせ場所で客観的に眺めていると、そういう会話をよく耳にするのです。
このときの表情に注目です。
待たされている側は、怒っている表情をします。
待たせている側は、申し訳ない表情をします。
往々にして待ち合わせ場所で会った瞬間、お互い、ゆがんだ表情をしやすいのです。
事情はいろいろあるでしょうが、ゆがんだ表情は出さないほうがいい。
ゆがんだ表情で会うと、雰囲気までゆがんできます。
待ち合わせで会った瞬間は、まさに一瞬です。
一瞬ですが大切です。
デートの流れは、出会った瞬間に大半が決まります。
相手が姿を見せたとき、ぱっと明るい笑顔を見せられるかどうかです。
勝負笑顔を、いきなり最初に見せてかまいません。
いえ、むしろ見せましょう。
スタートダッシュのように、デートの流れがよくなります。
初めがよければ、後に続く流れもよくなります。
待つ側も待たせる側も、とにかく会った瞬間は笑顔です。
怒っていても、笑顔で、怒りましょう。
待たせていても、笑顔で、謝りましょう。
笑顔が見られると、まあいいかと思って許してしまいます。
「今日のデートは楽しくなりそうだ」
前向きな予感がして、緊張が小さくなります。
明るい笑顔を見せることで、お互いの雰囲気がよくなるのです。