以前、彼女とテーマパークに出かけたとき、大失敗をしたことがあります。
「できるだけ楽しみたい」
そう思って、できるだけたくさんの乗り物やアトラクションを楽しもうと、躍起になっていました。
たくさん数をこなしておけば、それだけ思い出深くて有意義になるだろうと思ったからです。
しかし、大失敗でした。
少しでも効率よく回ろうと、私は焦っていました。
乗り物の場所を確認したり、アトラクションの開始時間を気にしたりしていたのです。
その結果、相手の気持ちを考える余裕がなくなってしまっていました。
相手がトイレから出てくるのが遅いことにもいらいらしてしまっていました。
彼女を怒らせてしまい、あげくには「帰りたい」と言い始めてしまった。
今思い出しても、情けない失敗です。
ようやく気づきました。
「楽しませたい」という気持ちはあったのですが、別の方向に向いていました。
テーマパークは、こなした数が問題ではありません。
いかに楽しんだか。
テーマパークだけではありません。
動物園、水族館、美術館などでも、できるだけたくさん見て回りたいと思います。
しかし、たくさん見て回ることは二の次です。
数をこなせばいいわけではない。
いかに楽しんだかです。
そこに気づくことです。
たとえ、見て回った数が少なくても、十二分に楽しんでいれば、デートは、相手を楽しませることができれば、大成功です。
決して、数をこなすことではないのです。