付き合い始めたころのカップルというのは、ラブラブそのものです。
相手のことが好きで、付き合い始めると、余計に火がつき、もっと好きになります。
どんどん相手にのめり込み、一瞬も相手のことを忘れられなくなることがあります。
なぜこうした現象が起きるのでしょうか。
相手の悪いところも好きになってしまうと、悪いところさえもよい長所に見えてくるからです。
ことわざで「あばたもえくぼ」といいます。
人間は面白い生き物で、好きなものはどんどん好きになり、嫌いなものはどんどん嫌いになる性質があります。
実は、この経験を一度しておくと、後から大変よい勉強ができるのです。
耳の痛い話になりますが、付き合っている人と結婚しなければ、恋愛には必ず終わりが来ます。
終わりがどのような形であろうと、別れてしまったときに、目が覚めます。
今までの自分の自分らしくない行動に恥じてしまいます。
私のときは、とりあえず友人に謝りに行きました。
「あのとき、俺、少しおかしかったね。迷惑かけてごめんね」
そのおかげで、その後の人間関係に、よい影響が出てきました。
「好き」のために、みんなの迷惑にならないように、自分をコントロールできるようになりました。
以前に、一度同じ経験があったおかげによって、免疫ができたのです。
恋愛でひどい経験をするのは、悪いことばかりとは限りません。
むしろ人間関係を勉強できる、いい機会なのです。