公開日:2012年7月2日
執筆者:水口貴博

「家族とは何か」を考える30の言葉

  • 家族とは、
    家の礎。
    基礎となる大事なもの。
「家族とは何か」を考える30の言葉

家族とは、家の礎。
基礎となる大事なもの。

家族とは、何でしょうか。
家族について考えるとき、まず思い出したいことがあります。
家の礎です。

家族とは、この世で最も不思議な鎖。
あるときは縛られ、あるときは命綱になる。

家族とは、鎖です。
この世で最も不思議な鎖です。
家族という鎖は、状況によって、役割が変わります。

家族とは、大きな写真アルバム。
いろいろな思い出が詰まっている。

写真アルバムは、何冊くらい持っていますか。
これまで撮った写真が多いと、たくさんのアルバムを持っていることでしょう。
写真アルバムには、たくさんの過去の写真が並べられています。

家族とは、学校である。
生徒になったり先生になったりする。

学校では、さまざまなことを学べます。
先生から授業を受け、生きるために必要な基本的な学問を学びます。
国語、歴史、理科、算数、体育などです。

家族とは、空気のようなもの。
当たり前すぎて、感謝に気づかない。

私たちは普段、空気に深く感謝することは少ないです。
ほとんどないと言ってもいいでしょう。
空気は見えません。

家族とは、守護神である。
見えなくても、常にそばにいる守り神。

守護神とは、人の安全を守る神様です。
見えないですが、人にはみんな、守護神が味方についているといわれています。
守護神の存在を、信じますか。

家族とは、駅のホーム。
出発する場所であり、戻ってくる場所でもある。

通学や通勤のとき、電車を利用する人も多いのではないでしょうか。
電車は、安くて、遠くまで移動できる交通手段です。
駅とは、面白い場所です。

家族とは、芸術である。
破壊と創造を繰り返して、成長させていくもの。

芸術は、破壊と創造の繰り返しです。
「創造と破壊」ではありません。
「破壊と創造」です。

家族とは、運命共同体。
人生におけるあらゆる運命を、共にする。

家族とは、運命共同体です。
個人として別々に存在していますが、実際はつながりがあります。
切りたくても切れない、太いつながりです。

家族とは、脱衣所。
裸になる場所。

家族とは、脱衣所です。
裸になるところです。
本当に裸になる意味ではなく、心が裸になる意味です。

家族とは、ふるさとそのもの。
自分の原点であり、いちばん落ち着けるところ。

一人暮らしをしていると、家族とはしばらく離ればなれになります。
家族と会える回数も限られます。
ふるさとには、どのくらいのペースで帰っていますか。

家族とは、アキレスけん。
自分のいちばんの弱点。

体の最も弱い部分の1つに、アキレスけんがあります。
アキレスけんとは、切れると歩けなくなる、大事な部分です。
「アキレスけん」という名前は、ユニークだと思いませんか。

家族とは、鍋料理。
あくが出れば、取り除こう。

鍋料理はお好きですか。
鍋料理は、煮るほど、味わいが出てきます。
味わいが深くなるのはいいのですが、煮込むうちに、ごみのようなものが浮き上がってきます。

家族とは、体のツボのようなもの。
1点を押すだけで、良い影響が全体に広がる。

指圧をすると効果がある身体の部分といえば、ツボです。
一説によると、体全身で、365カ所あるといわれています。
365という数字は、1年を表しているかのような、不思議な数字ですね。

家族とは、自分の分身。
遺伝子によるつながりがある。

家族とは、自分の分身です。
父も、母も、兄も、姉も、弟も、妹もです。
存在としては別々ですが、遺伝子でつながっています。

家族とは、避難場所である。
本当に困ったとき、逃げ込むところ。

近所の避難場所を、確認していますか。
きちんとした地域運営ができていれば、災害が起こったときの避難場所が設けられているはずです。
学校、公民館、高台などです。

家族とは、ワインと同じ。
時間がたつにつれて熟成され、味わいが深くなる。

ワインは、すぐつくることができません。
ブドウをすりつぶして、すぐ飲もうとしても、単なるブドウジュースです。
どうやってブドウからワインをつくるのかというと、熟成です。

家族とは、ゴールドのようなもの。
小さくても、かけがえのない価値がある。

世界で最も価値の高い金属といえば、ゴールドです。
ゴールドは、小さくても、ゴールドです。
金色の輝きは、この世で最も価値の高い輝きです。

家族とは、料理と同じ。
面倒を楽しむもの。

料理を客観的に見ると、手間の連続です。
まず食材を買うところから、始まります。
お店に出かけて、ショッピングカートを押しながら、食材を選びます。

家族とは、万華鏡。
形の変わる様子を見て、楽しむ。

万華鏡は、面白いおもちゃです。
回しながら、穴から除き、模様の変化を楽しむおもちゃです。
万華鏡の中には、色つきの小さなセルロイドやガラス片などが、ちりばめられています。

家族とは、日光浴。
気持ちはいいが、温まりすぎるのもよくない。

日光浴は、気持ちいいですね。
適度な日光浴は、健康にもいいとされています。
日光を浴びることで、体内にビタミンDが生成されて、骨の強化につながります。

家族とは、充電器。
失われたエネルギーを、再び蓄えるところ。

家を出て家族から離れると、そこにあるのは、社会です。
社会の中では、疲れることの連続です。
移動で、体力を使います。

家族とは、プロジェクトチーム。
それぞれのチームワークが大切。

会社で仕事をするとき、プロジェクトチームが結成されることがあります。
ある目的を達成するために編成された、人の集まりです。
チームのメンバーは一般的に、同じ種類の人より、異なる種類の人が集まります。

家族とは、家を建てるようなもの。
最初からできているのではなく、つくっていくもの。

「家を買う」と言いますが、ほかの商品とは、手の入れ方が違います。
買ってすぐ、既製品が手元に届くわけではありません。
家を買えば、まず家を組み立てるところから始まります。

家族とは、神社のようなもの。
これまでに感謝したり、これからを祈ったりする。

神社に行って拝むとき、何を祈りますか。
手を合わせて、これまで無事に生きてこられたことに、感謝することもあるでしょう。
「大きな病もなく、無事に生きてこられました。ありがとうございます」

家族とは、窓ガラス。
定期的にきれいにしておかないと、美しい光が入ってこない。

窓ガラスは、定期的に掃除が必要です。
時間がたてば、雨や風などの影響で、窓ガラスが汚れます。
窓ガラスが汚れてくると、光も十分に入ってこなくなります。

家族とは、監視カメラ。
見られている感覚のおかげで、身が引き締まる。

建物の中で、ときどき監視カメラを見かけることがあります。
少しだけ、嫌な感じがしますよね。
「見られている」という感覚は、あまり気持ちいいものではありません。

家族とは、黒子である。
目立たないが、主役の活躍をフォローする存在。

歌舞伎の舞台を見ていると、主役の背後で、なにやら黒い存在がいることに気づきます。
黒子です。
黒い衣服と頭巾をした姿が、印象的です。

家族とは、銀行のようなもの。
預ける量が多いほど、利子も大きくなる。

仕事をしなくても、お金を増やす方法があります。
銀行に預けることです。
銀行にお金を預けると、利子の力で、お金をどんどん増やせます。

家族とは、納豆と同じ。
よく練るほど、おいしい粘着力が出てくる。

納豆を食べるときには、まず納豆をよく練ります。
箸で納豆を練るほど、粘着力が出てきます。
この粘着力が、おいしいのです。

全文

プロローグ
1

家族とは、家の礎。基礎となる大事なもの。

家族とは、家の礎。基礎となる大事なもの。 | 「家族とは何か」を考える30の言葉

家族とは、何でしょうか。

家族について考えるとき、まず思い出したいことがあります。

家の礎です。

これをなくして、家族は語れません。

家を建てるとき、いきなり柱を土に埋めることはしません。

いきなり土に柱を立てても、柱がぐらつきます。

ぐらつかせないためには、まず、礎が必要です。

礎とは、建物の土台となる石です。

土台を想像すると、わかりやすいでしょう。

礎があるからこそ、柱を頑丈に立てることができ、大きな家を建てることができます。

大雨が降っても、大風が吹いても、家がしっかりしているのです。

たとえ台風が襲ってきても、礎があるおかげで、家が倒れることはありません。

この様子こそ、まさに家族そのものです。

家族とは、家の礎です。

基礎となる、大事な部分です。

家族があるから、人生で数多くの困難があっても、めげずに進むことができるようになります。

肉体的や経済的な支えだけでなく、心の支えにもなります。

人生の土台です。

家族を軽んじると、自分と人生がダメになります。

家族を大事にするとは、礎をしっかり固定させるのと、同じです。

自分も人生も、しっかり頑丈になります。

自分が生きていくための、最も土台となる部分なのです。

「家族とは何か」を考える言葉(1)
  • 家族という礎を、大切にする。
2

家族とは、この世で最も不思議な鎖。あるときは縛られ、あるときは命綱になる。

家族とは、この世で最も不思議な鎖。あるときは縛られ、あるときは命綱になる。 | 「家族とは何か」を考える30の言葉

家族とは、鎖です。

この世で最も不思議な鎖です。

家族という鎖は、状況によって、役割が変わります。

あるときは、自由を奪う存在になります。

家族のことを思うと、自分勝手な行動ができません。

自分が何か行動するときには、多少は、家族の事情を含めて考える必要が出てきます。

その結果、行動や考え方が制限されたり、自由が失われたりします。

束縛なのです。

しかし、ただ束縛ではありません。

一方、家族は、命綱にもなります。

困ったとき、家族ほど頼りになる存在はありません。

精神的な支えになったり、経済的に援助してもらえたりします。

自分が病気になったとき、まず心配してくれるのは、家族です。

家族のおかげで、肉体的にも精神的にも、助けられます。

本当に命拾いをします。

家族とは、自分の命そのものです。

家族がなければ、今の自分はいません。

切ろうと思っても切れない、不思議な命綱なのです。

「家族とは何か」を考える言葉(2)
  • 家族という命綱に、感謝する。
3

家族とは、大きな写真アルバム。いろいろな思い出が詰まっている。

家族とは、大きな写真アルバム。いろいろな思い出が詰まっている。 | 「家族とは何か」を考える30の言葉

写真アルバムは、何冊くらい持っていますか。

これまで撮った写真が多いと、たくさんのアルバムを持っていることでしょう。

写真アルバムには、たくさんの過去の写真が並べられています。

思い出が詰まっていたり、成長が記録されていたりする場所です。

アルバムを開けば、過去の懐かしい思い出が、一瞬でよみがえります。

懐かしく感じるだけでなく、勇気や元気をもらうこともあるでしょう。

ただし、写真アルバムだけが、思い出のすべてではありません。

人生には、不思議なアルバムがあります。

家族です。

家族そのものが、大きな1冊の写真アルバムです。

家族の中には、たくさんの思い出が詰まっています。

これまで成長してきたすべてが、詰まっています。

普通のアルバムとは違い、いくらでも思い出を詰め込めます。

無制限です。

家族というアルバムは、家族全員で共有できます。

なくしたり、消えたり、奪われることもありません。

家族と接する瞬間は、アルバムに写真を入れるのと同じです。

家族とたくさん接するにつれて、たくさんの思い出が詰め込まれます。

できるだけたくさん詰め込んで、かけがえのない宝物にしましょう。

「家族とは何か」を考える言葉(3)
  • 家族とたくさん接して、家族の中に、思い出を詰め込む。
4

家族とは、学校である。生徒になったり先生になったりする。

家族とは、学校である。生徒になったり先生になったりする。 | 「家族とは何か」を考える30の言葉

学校では、さまざまなことを学べます。

先生から授業を受け、生きるために必要な基本的な学問を学びます。

国語、歴史、理科、算数、体育などです。

ただし、学ぶところは、学校だけではありません。

本当の学校とは、家族です。

家族そのものが、大きな学校です。

親が先生になり、たくさんのことを学びます。

人との接し方、食事のマナー、常識などです。

親という先生のおかげで、たくさんのことを学べました。

もし、自分が親になれば、今度は自分が先生になる番です。

自分の子どもに対して、先生になります。

生きるために最も大切なことを、教えます。

自分が親から教わったように、自分が子どもに教えます。

家族とは、生徒になったり先生になったりする場所です。

人生で、最も基本的な学校こそ、家族です。

さあ、今日も学校が始まります。

今日は、どんな授業でしょうか。

「家族とは何か」を考える言葉(4)
  • 家族という学校で、授業を楽しむ。
5

家族とは、空気のようなもの。当たり前すぎて、感謝に気づかない。

家族とは、空気のようなもの。当たり前すぎて、感謝に気づかない。 | 「家族とは何か」を考える30の言葉

私たちは普段、空気に深く感謝することは少ないです。

ほとんどないと言ってもいいでしょう。

空気は見えません。

いつも当たり前にある存在です。

あるのが当たり前すぎるため、気に留めることがなく、感謝の念も湧きにくいのです。

しかし、どんな人にも、空気は欠かせない存在です。

空気があるから、生きていけます。

生きていくために欠かせない存在であり、命の源です。

目に見えない存在に、感謝です。

実は、家族の存在も、空気と同じです。

普段、強く意識することはありません。

当たり前の存在だからです。

当たり前の存在すぎて、感謝を忘れがちなのです。

「家族なんて必要ない」という人は、当たり前すぎて、感謝に気づいていないだけです。

あまりにも身近すぎて、実感がありません。

実際、家族を失うと、本当に強いショックを受けます。

ショックが大きすぎて、生きていけないかもしれません。

「家族なんて必要ない」という言葉は、軽々しく口にする言葉ではありません。

「空気なんて必要ない」と言っているのと同じです。

自分が死んでしまいます。

どんな人にとっても、家族は欠かせない存在です。

当たり前ですが、これほど大切な存在はありません。

普段は、家族の存在を意識することはないかもしれませんね。

では、せめて、今、意識してみましょう。

いま一度、当たり前の存在に、感謝です。

おかげで、今、生きることができているのです。

「家族とは何か」を考える言葉(5)
  • 家族という当たり前の存在に、感謝する。
6

家族とは、守護神である。見えなくても、常にそばにいる守り神。

家族とは、守護神である。見えなくても、常にそばにいる守り神。 | 「家族とは何か」を考える30の言葉

守護神とは、人の安全を守る神様です。

見えないですが、人にはみんな、守護神が味方についているといわれています。

守護神の存在を、信じますか。

人によって考え方は異なりますが、私はいると信じています。

疑う余地はありません。

家族そのものが、もはや守護神だからです。

家族とは、守護神そのものです。

人生では、都合のため、家族から離れなければいけないときがあります。

学生の一人暮らし、単身赴任、出張などです。

家族と離れると、寂しいことでしょう。

大丈夫です。

どんなときにも、そばにいます。

たとえ、家族と離れることがあっても「そばに家族がいる」という実感があります。

物理的に距離が離れていても、心理的には近くにいます。

家族から遠く離れ、存在が目には見えなくても、心で存在を感じるのです。

心で存在を感じることで「自分は守られている」と自覚でき、やる気や勇気が出てくるようになります。

神様に向かって、お祈りをすることがよくありますが、家族こそ、神様です。

守護神そのものです。

家族に向かって、お祈りしましょう。

「今日もよろしくお願いします」と。

遠く離れていても、見えない力で、守ってくれるのです。

「家族とは何か」を考える言葉(6)
  • 家族という守護神に向かって、感謝のお祈りをする。
7

家族とは、駅のホーム。出発する場所であり、戻ってくる場所でもある。

家族とは、駅のホーム。出発する場所であり、戻ってくる場所でもある。 | 「家族とは何か」を考える30の言葉

通学や通勤のとき、電車を利用する人も多いのではないでしょうか。

電車は、安くて、遠くまで移動できる交通手段です。

駅とは、面白い場所です。

出発する場所であり、戻ってくる場所でもあります。

朝は、駅で電車に乗り、行き先へ向かいます。

行き先での役目を終えると、帰りも電車に乗り、同じ駅に戻ります。

迷路では普通、スタートとゴールは別々に存在します。

駅では、スタートとゴールが同じ場所なのです。

家族も、駅のようなものです。

出発する場所であり、戻ってくる場所です。

「いってきます」と言って、出発をします。

学校や会社で用事を済ませた後、また電車に乗り「ただいま」と言って、家族の元へ帰ります。

家族とは、自分の原点であり、目的地でもあると言えるのです。

出発したのか戻ってきたのかは、挨拶が大切です。

家を出ていくときは「いってきます」と言いましょう。

家に戻ってきたときは「ただいま」と言いましょう。

家族にきちんと言わないと、いつ出ていき、いつ戻ってきたのか、わかりません。

家族に対する、心遣いなのです。

「家族とは何か」を考える言葉(7)
  • 家族に「いってきます」と「ただいま」を、きちんと言う。
8

家族とは、芸術である。破壊と創造を繰り返して、成長させていくもの。

家族とは、芸術である。破壊と創造を繰り返して、成長させていくもの。 | 「家族とは何か」を考える30の言葉

芸術は、破壊と創造の繰り返しです。

「創造と破壊」ではありません。

「破壊と創造」です。

順番が大切です。

「破壊するから、創造ができる」という考えです。

できたものを見て「おや、ここがよくない」と見つけて、破壊します。

破壊するから、新しいものを生み出す余地が生まれます。

より良いものをつくっては「おや、ここがよくない」と、また破壊します。

芸術は、破壊と創造を繰り返しながら、より良いものをつくる作業です。

終わりがありません。

終わりがないため、追求すればするほど、より良いものが出来上がります。

より良いものをつくることができる可能性を、秘めています。

すべての芸術は、破壊と創造を繰り返し、完成させていきます。

家族も、芸術と同じです。

破壊と創造を繰り返しながら、成長させていくものです。

家族とはいえ、いつも仲がいいわけではありません。

時には、けんかをすることもあります。

けんかをして仲が悪くなっても、終わりにするのではありません。

仲直りをすることで、以前より深い絆が結ばれます。

これを繰り返すことで、家族という大きな芸術作品をつくり上げていきます。

家族とともにする時間は、芸術活動です。

喜怒哀楽は、芸術そのものです。

たくさんの破壊と創造を繰り返しながら、家族という芸術を、成長させていきましょう。

「家族とは何か」を考える言葉(8)
  • 家族とけんかしても仲直りをして、より良い絆を深める。
9

家族とは、運命共同体。人生におけるあらゆる運命を、共にする。

家族とは、運命共同体。人生におけるあらゆる運命を、共にする。 | 「家族とは何か」を考える30の言葉

家族とは、運命共同体です。

個人として別々に存在していますが、実際はつながりがあります。

切りたくても切れない、太いつながりです。

家族の1人に何かあれば、自分のことのように考えるものです。

たとえば、父親が病に倒れて、入院することになったとします。

やはり心配です。

父親の様態は、自分の様態であるかのように、心配するでしょう。

父親の病名は、自分の病名を聞かされるようなものです。

治療が成功して、父の様態が回復すれば、父親本人だけでなく、家族全員がほっとします。

父の快気祝いは、自分の快気祝いのようなものです。

家族に起こる出来事のすべてを、家族全員でわかち合います。

家族とは、運命共同体である意識を持つことです。

1人の行動が、全体に影響します。

自分は1人でも、家族全体を喜ばせたり悲しませたりする存在です。

さて、このことからもう1つ、大切なことに気づきませんか。

自分が幸せになりたければ、家族を幸せにすればいいのです。

家族を幸せにすることは、自分が幸せになることでもあります。

まず家族の幸せを手伝い、家族みんなを喜ばせましょう。

家族の幸せは、自分の幸せにつながります。

自分が幸せになると、さらに家族も幸せになります。

この繰り返しなのです。

「家族とは何か」を考える言葉(9)
  • 自分が幸せになるために、家族を幸せにする。
10

家族とは、脱衣所。裸になる場所。

家族とは、脱衣所。裸になる場所。 | 「家族とは何か」を考える30の言葉

家族とは、脱衣所です。

裸になるところです。

本当に裸になる意味ではなく、心が裸になる意味です。

家族の前では、心を裸にしましょう。

家族の前で嘘は良くありません。

長い付き合いがある人間関係です。

嘘をつこうとしても、すぐばれます。

恥を隠そうとしても、やはりばれます。

ばれるのですから、心を裸にして付き合います。

家族の前では、本音を出します。

最も基本的な人間関係ですから、心を裸にして本音で接することが大切です。

本音を出すと、家族関係がスムーズになります。

家族関係がうまくいくから、ほかの人間関係もうまくいきます。

もし本音を言うのが恥ずかしければ、飾りのない言葉を使いましょう。

シンプルな言葉で十分です。

「ありがとう」

「ごめんね」

「お願いね」

飾りのない言葉は素晴らしい。

飾りのない言葉のほうが、より気持ちが素直に伝わります。

心を裸にするからこそ、きちんとした付き合いができるようになります。

「家族とは何か」を考える言葉(10)
  • 家族の前では、心を裸にして、本音を出す。
11

家族とは、ふるさとそのもの。自分の原点であり、いちばん落ち着けるところ。

家族とは、ふるさとそのもの。自分の原点であり、いちばん落ち着けるところ。 | 「家族とは何か」を考える30の言葉

一人暮らしをしていると、家族とはしばらく離ればなれになります。

家族と会える回数も限られます。

ふるさとには、どのくらいのペースで帰っていますか。

正月や季節の変わり目などのタイミングで、帰ることでしょう。

自分が生まれ育ったふるさとに帰ると、ほっとしますね。

寝たりお風呂に入ったりするのとは異なる、リラックスです。

ただし、自分が生まれ育ったのは、場所だけでなく人間関係にも通じます。

家族も、ふるさとです。

生まれ育ったところです。

自分の原点です。

原点ですから、家族と接しているときは、ふるさとに戻っているのと同じです。

ほっと落ち着くのです。

日常では、強いストレスを感じることがあります。

ひどい疲れを感じたときは、家族のところへ行きましょう。

家族の顔を見るだけで、精神的な疲れが取れます。

心からほっと落ち着いて、本来の自分を取り戻せます。

「家族とは何か」を考える言葉(11)
  • 疲れたときは、家族に会いに行く。
12

家族とは、アキレスけん。自分のいちばんの弱点。

家族とは、アキレスけん。自分のいちばんの弱点。 | 「家族とは何か」を考える30の言葉

体の最も弱い部分の1つに、アキレスけんがあります。

アキレスけんとは、切れると歩けなくなる、大事な部分です。

「アキレスけん」という名前は、ユニークだと思いませんか。

名前の由来は、ギリシャ神話です。

ギリシャ神話の中で、アキレスというギリシャ軍の英雄がいました。

アキレスは、不死身でした。

アキレスが子どものころ、母がアキレスを死後の世界の川に浸して、不死身にしたのです。

このとき、うっかり浸すのを忘れていた部分がありました。

かかとです。

川の水に浸すとき、母がアキレスのかかとをつかんでいたため、かかとだけ水に触れていなかったのです。

その後、不死身の力を得たアキレスは、大活躍を果たしました。

不死身なので、負けません。

数多くの敵を討ちました。

トロイア戦争では、ついにトロイア側の最高指揮官であるヘクトルも、討ち破りました。

しかし、その後、大逆転があります。

トロイア王子パリスに、かかとを弓で射られ、死んでしまったのです。

不死身のアキレスにとって、かかとだけが、唯一の弱点だったのです。

家族も、アキレスけんです。

自分の唯一の弱点です。

誰かに家族のことを悪く言われると、自分を悪く言われる以上に、傷つきます。

家族にもしものことがあれば、自分の人生に影響します。

自分とは別の存在ですが、自分の最も弱い弱点です。

自分の弱点ですから、自分のことのように大切にしましょう。

「家族とは何か」を考える言葉(12)
  • 家族は、自分のことのように、大切にする。
13

家族とは、鍋料理。あくが出れば、取り除こう。

家族とは、鍋料理。あくが出れば、取り除こう。 | 「家族とは何か」を考える30の言葉

鍋料理はお好きですか。

鍋料理は、煮るほど、味わいが出てきます。

味わいが深くなるのはいいのですが、煮込むうちに、ごみのようなものが浮き上がってきます。

あくです。

肉や野菜などをしっかり煮込むため、あくが浮き上がってきます。

初めて見たときは、ぞっとします。

味も見た目も、悪いです。

あくが出てきたから、料理がダメになるのではありません。

取り除けばいいのです。

さっと取り除けば、すぐ解決します。

それだけです。

家族も、鍋料理です。

ある程度、接していれば、必ずあくが出ます。

わだかまりです。

不満、不信、疑いなどです。

わだかまりのない家族は、ありません。

ほかの人間関係より、深く長く接しているのですから、わだかまりは必ず出るものです。

どの家族にもわだかまりは、1つや2つあります。

わだかまりができれば、難しく考えず、取り除けばいいのです。

鍋料理で、あくを取るのと同じです。

「おや。あくが出てきたから取り除こう」という気持ちで接しましょう。

わだかまりはすぐ消え、また元どおりになります。

「家族とは何か」を考える言葉(13)
  • 家族とわだかまりができれば、取り除く。
14

家族とは、体のツボのようなもの。1点を押すだけで、良い影響が全体に広がる。

家族とは、体のツボのようなもの。1点を押すだけで、良い影響が全体に広がる。 | 「家族とは何か」を考える30の言葉

指圧をすると効果がある身体の部分といえば、ツボです。

一説によると、体全身で、365カ所あるといわれています。

365という数字は、1年を表しているかのような、不思議な数字ですね。

ツボは、広い範囲に影響を及ぼす力があります。

ツボを指先で押して刺激を与えると、自律神経の働きが良くなります。

自律神経は、体全身に行き渡っていますから、体の広い範囲に影響します。

痛みを和らげたり、体調をよくしたりする効果があります。

家族も、ツボのようなものです。

その1点を押すだけで、良い影響が全体に広がります。

世の中には、学校や会社などの人間関係があります。

もちろんどの人間関係も大切ですが、いちばん大切なのは、やはり家族です。

家族とは、生まれて最初に出会う人間関係です。

その人間関係は、死ぬまでずっと続きます。

途切れることもありません。

切ろうとしても、切れません。

家族関係や血縁関係は、絶対に切れないのです。

私たちがいちばん大切にすべき人間関係こそ、家族です。

家族を大切にできなければ、どの人間関係も大切にできません。

人生で最も基本的で重要な人間関係を軽んじている人が、ほかの人間関係と、どううまくできるのでしょうか。

恩師や友人にプレゼントを贈るのも大切ですが、まず家族が優先です。

父の日、母の日、誕生日などに、心を込めてプレゼントを贈りましょう。

職場で、家族の事情で休暇をもらうとき、会社がどんな対応をするかです。

嫌がる対応をすれば、会社の利益しか考えていない証拠です。

社員のことを考えていませんから、転職を考えましょう。

喜んで対応をすれば、職場の環境は快適です。

きっと人間関係だけでなく、利益も上がっているに違いありません。

会社の基盤は、人です。

人の基盤は、家族です。

つまり、家族を大事にすることで職場が良くなり、職場が良くなることで会社もよくなって、利益も上がります。

家族を大事にすることで、良い影響が広い範囲へ広がります。

そこをきちんと押さえておけば、人間関係も、仕事も、利益も、すべてうまくいきます。

ツボなのです。

「家族とは何か」を考える言葉(14)
  • どんな人間関係より家族を大切にして、人生全体を活性化させる。
15

家族とは、自分の分身。遺伝子によるつながりがある。

家族とは、自分の分身。遺伝子によるつながりがある。 | 「家族とは何か」を考える30の言葉

家族とは、自分の分身です。

父も、母も、兄も、姉も、弟も、妹もです。

存在としては別々ですが、遺伝子でつながっています。

身体的な特徴だけでなく、精神的な特徴も、似ています。

まったく同じ遺伝子ではありませんが、似ています。

家族は、自分の将来を考えるために、参考になるモデルです。

たとえば、両親が経験した病気を振り返ってみましょう。

両親が経験した病気は、将来、自分も経験する可能性があります。

必ずとは言いませんが、可能性はあります。

遺伝子が、親から子へ引き継がれているからです。

あらかじめ両親の病歴を知ることで、自分の病気を未然に防げ、健康維持に役立てることができます。

また、自分の両親が得意としていることは、何ですか。

両親が得意としていることは、自分にも同じ能力が眠っている可能性があります。

文系理系の選択、職業の選択、人生の選択などのとき、参考になる情報の1つになるでしょう。

国の歴史を知ることも大切ですが、親の歴史を知ることは、もっと大切です。

両親が歩んできた歴史を知ることで、自分の生き方にも活用できます。

逆もまた、同じです。

もし、自分に子どもがいれば、自分の分身と考えることができます。

遺伝子が、親から子へ受け継がれていますから、病気や能力なども受け継がれている可能性があります。

未然に病気を防いだり、いち早く能力を見いだす手がかりにできたりします。

家族それぞれを、自分の分身としてみましょう。

より良い生き方のために、家族は、人生で最も参考になる歴史の教科書なのです。

「家族とは何か」を考える言葉(15)
  • 両親の病気や能力を知り、自分を見つめる手がかりにする。
16

家族とは、避難場所である。本当に困ったとき、逃げ込むところ。

家族とは、避難場所である。本当に困ったとき、逃げ込むところ。 | 「家族とは何か」を考える30の言葉

近所の避難場所を、確認していますか。

きちんとした地域運営ができていれば、災害が起こったときの避難場所が設けられているはずです。

学校、公民館、高台などです。

万が一、大きな災害が起こって避難することになったとき、安全で大きな空き地を利用して、災害から身を守ります。

家族も、いわば、避難場所です。

人生の避難場所です。

人生で本当に困ったとき、逃げ込むところです。

家族のところへ行けば、経済的にも肉体的にも精神的にも、助けてもらえます。

ありがたい存在ですね。

「どんなに困っていても、ここに避難さえすれば、命だけは助かる」というところです。

逆に言えば、逃げ込む場所があるからこそ、安心できるのです。

家族という避難場所は、後ろ盾です。

最悪のときでも、助けてもらえる場所があると思うのは、大きな心の支えです。

「ここに避難すればなんとかなる」と思うから、思いきった行動ができるようになり、成長できます。

ただし、あくまで避難場所です。

居心地がいいとはいえ、ずっとそこにいるのは良くありません。

危険が去り、いつもの様子に戻れば、また外の世界へ向けて歩み出しましょう。

家族という避難場所があるおかげで、今日もまた、新しい1歩を踏み出せるのです。

「家族とは何か」を考える言葉(16)
  • 家族を、困ったときの避難場所にする。
17

家族とは、ワインと同じ。時間がたつにつれて熟成され、味わいが深くなる。

家族とは、ワインと同じ。時間がたつにつれて熟成され、味わいが深くなる。 | 「家族とは何か」を考える30の言葉

ワインは、すぐつくることができません。

ブドウをすりつぶして、すぐ飲もうとしても、単なるブドウジュースです。

どうやってブドウからワインをつくるのかというと、熟成です。

長時間、ブドウを発酵させることで、独特の味わいが出てきます。

ワインの熟成期間が長いほど、ブドウの発酵が進み、深い味わいへと変わります。

熟成期間の長いワインほど、価値も高くなるのです。

家族も、ワインと同じです。

最初から価値は高いですが、時間がたつと、さらに価値は高くなります。

家族と一緒に人生を歩んだ経験が熟成されると、いい味を醸し出します。

単なる思い出が熟成され、独特の味わいが出てきます。

独特の味わいこそ、価値へ変わります。

貴重な味わいであり、価値です。

家族と過ごす時間をもっと増やし、熟成させましょう。

ワインのように、心地よく酔わせる存在へと変わるのです。

「家族とは何か」を考える言葉(17)
  • 家族との時間を増やして、熟成した味を出す。
18

家族とは、ゴールドのようなもの。小さくても、かけがえのない価値がある。

家族とは、ゴールドのようなもの。小さくても、かけがえのない価値がある。 | 「家族とは何か」を考える30の言葉

世界で最も価値の高い金属といえば、ゴールドです。

ゴールドは、小さくても、ゴールドです。

金色の輝きは、この世で最も価値の高い輝きです。

小さくても、十分に美しいです。

ゴールドの価値の高さは、やはり産出量が限られていることです。

岩石1トンあたり、数グラムの金が含まれていれば、採掘して採算に合うといわれています。

世界でも、採れる量が限られています。

だからこそ、小さなゴールドでも、高い価値があります。

家族もまた、ゴールドと同じです。

家族の単位は、大きなものから小さなものまであります。

2世帯や3世帯が同居する、大きな家族もあるでしょう。

ただし、大きな家族だけが、素晴らしいとは限りません。

小さな家族でも、素晴らしいです。

最近では、核家族が増えています。

父子家庭、母子家庭もあるでしょう。

どんなに家族の単位が小さくても、家族であることには変わりありません。

家族は、家族です。

どんなに家族が小さくても、世界に1つしかない、かけがえのない存在です。

家族の価値に、大きさは関係ありません。

大きな家族から小さな家族まで、値段のつけようがない価値があるのです。

「家族とは何か」を考える言葉(18)
  • 小さな家族でも、かけがえのない存在として、大切にする。
19

家族とは、料理と同じ。面倒を楽しむもの。

家族とは、料理と同じ。面倒を楽しむもの。 | 「家族とは何か」を考える30の言葉

料理を客観的に見ると、手間の連続です。

まず食材を買うところから、始まります。

お店に出かけて、ショッピングカートを押しながら、食材を選びます。

買ってきた食材を、切ったり煮たり焼いたりしながら、料理をつくっていきます。

何でもない人には面倒と感じますが、料理が好きな人には、逆です。

手間のすべてが、楽しみに感じます。

手間があるほど、料理が楽しくて仕方ないのです。

家族も、料理と同じです。

家族と接していると、正直「面倒だな」と思うこともあるでしょう。

家族と一緒にいると、お世話をしなければいけないときがあります。

家族の送り迎え、親の介護、子育てなどです。

記念日にプレゼントを贈ったり、家族旅行をしたりすることもあるでしょう。

どう思うかは、気持ちしだいです。

面倒だと思えば、面倒です。

面倒だと思っていると、どれもやっていられません。

先が思いやられます。

そうではないのです。

お世話は、面倒ではなく、楽しむものです。

楽しむ姿勢があれば、お世話も楽しく感じられるようになります。

家族の幸せは、自分の幸せであることを思い出しましょう。

家族が幸せになるほど、自分も幸せになります。

自分のために、手間を楽しく受け入れましょう。

「家族とは何か」を考える言葉(19)
  • 家族のお世話は、面倒だと思うのではなく、楽しむ。
20

家族とは、万華鏡。形の変わる様子を見て、楽しむ。

家族とは、万華鏡。形の変わる様子を見て、楽しむ。 | 「家族とは何か」を考える30の言葉

万華鏡は、面白いおもちゃです。

回しながら、穴から除き、模様の変化を楽しむおもちゃです。

万華鏡の中には、色つきの小さなセルロイドやガラス片などが、ちりばめられています。

回すたびに、見え方が変わり、さまざまな様子が楽しめます。

一度も、同じ様子を見ることがないため、見飽きません。

家族も、万華鏡と同じです。

家族の様子は、1日ごとに変わります。

家族の様子は、1日ごとに、変わるものです。

年を取るだけではありません。

進学したり、就職したり、結婚をしたり、出産をしたりなどです。

しわ、しみ、白髪も増えます。

できることやわかることが増えることもあれば、減ることもあります。

日々、家族のメンバーそれぞれに、小さな変化が生まれます。

万華鏡のように、家族が変化する様子を全体的に見て、楽しみましょう。

今この瞬間の様子は、今しか楽しめません。

明日になれば、また小さな変化が生まれているでしょう。

あさってになれば、さらにまた小さな変化が生まれているでしょう。

時が進むにつれて、刻一刻と家族全体の様子も変わります。

生きる万華鏡なのです。

「家族とは何か」を考える言葉(20)
  • 時が経つにつれて変化する家族の様子を、見て楽しむ。
21

家族とは、日光浴。気持ちはいいが、温まりすぎるのもよくない。

家族とは、日光浴。気持ちはいいが、温まりすぎるのもよくない。 | 「家族とは何か」を考える30の言葉

日光浴は、気持ちいいですね。

適度な日光浴は、健康にもいいとされています。

日光を浴びることで、体内にビタミンDが生成されて、骨の強化につながります。

単純に日光に浴びることで、気持ちが明るくなり、精神的にプラスの影響もあります。

ただし、気持ちいい日光浴とはいえ、当たりすぎには注意が必要です。

日光浴をしすぎると、皮膚に炎症を起こしたり、目に害を及ぼしたりすることがあります。

皮膚がんの原因ともなることがあるため、注意が必要です。

紫外線がしみやしわの原因にもなり、美容にも良くありません。

良い影響がある一方、悪い影響もあります。

日光浴をするなら、適度が大切です。

家族も、日光浴のようなものです。

家族の中にいると、日光浴をしているかのように、気持ちいいです。

心も体も、ぽかぽか温まります。

気持ちも明るくなり、精神的に良い影響があります。

ただし、気持ちいいとはいえ、家族に浸りすぎるのも良くありません。

家族とべったりしすぎていると、依存性が強くなり、自立心が養われません。

温かい家族だからこそ、そばにいるとつい頼ってしまい、自分の強い心が養われないのです。

ある程度、家族の中で温まれば、外の世界へ向けて1歩踏み出しましょう。

家族と接することは大切ですが、べったりするのも、考えものなのです。

「家族とは何か」を考える言葉(21)
  • 家族との接し方は、常に密着ではなく、適度を心がける。
22

家族とは、充電器。失われたエネルギーを、再び蓄えるところ。

家族とは、充電器。失われたエネルギーを、再び蓄えるところ。 | 「家族とは何か」を考える30の言葉

家を出て家族から離れると、そこにあるのは、社会です。

社会の中では、疲れることの連続です。

移動で、体力を使います。

勉強や仕事で、頭を使います。

さまざまな人間関係と接しながら、精神的にも気を使います。

肉体的にも精神的にも、消耗が激しいです。

1日の終わりには、いつもへとへとです。

電池の残量が少なくなっているような状態です。

そういうときこそ、家族のところへ戻りましょう。

家族とは、充電器です。

失われたエネルギーを、再び蓄えるところです。

家族のもとへ戻ると、エネルギーを充電できることが、たくさん待っています。

優しい笑顔、おいしい食事、温かいお風呂、温かいベッド、心地よいコミュニケーションなどです。

失われたエネルギーが、たちまち充電されます。

朝になると、再び、いつもの元気を取り戻していることでしょう。

家族という充電器があるおかげで、毎日、やっていけるのです。

「家族とは何か」を考える言葉(22)
  • 疲れたときは、家族のもとに戻り、エネルギーを充電する。
23

家族とは、プロジェクトチーム。それぞれのチームワークが大切。

家族とは、プロジェクトチーム。それぞれのチームワークが大切。 | 「家族とは何か」を考える30の言葉

会社で仕事をするとき、プロジェクトチームが結成されることがあります。

ある目的を達成するために編成された、人の集まりです。

チームのメンバーは一般的に、同じ種類の人より、異なる種類の人が集まります。

異なる種類の人が集まって協力するからこそ、1人ではできないことが実現できます。

チームワークが大切です。

メンバーそれぞれに、得意な分野の仕事を割り当て、大きな仕事を手分けします。

それぞれの個性を発揮させながら、最終的に、プロジェクトの成功へと導くのです。

家族も、プロジェクトチームと同じです。

「幸せ」という目的を達成するために編成された、人の集まりです。

メンバーそれぞれが、個性的です。

一般的な例ですが、父は収入を得る仕事を任され、母は育児や家事という仕事を任されます。

祖父や祖母は、知恵を提供する仕事を任されます。

子どもたちは、成長する姿を見せることで、家族に元気をもたらす仕事が任されます。

一見すると、ばらばらの人の集まりですが、ばらばらだからいいのです。

種類の異なる人が団結するからこそ、自分一人ではできないことを、成し遂げることができます。

それこそが「幸せ」です。

幸せというプロジェクトの実現には、自分一人では達成できません。

家族というプロジェクトチームが必要です。

自分もそのチームの一部を、担当しています。

家族それぞれの力が、必要なのです。

「家族とは何か」を考える言葉(23)
  • 自分も「幸せ」というプロジェクトメンバーの1人である自覚を持つ。
24

家族とは、家を建てるようなもの。最初からできているのではなく、つくっていくもの。

家族とは、家を建てるようなもの。最初からできているのではなく、つくっていくもの。 | 「家族とは何か」を考える30の言葉

「家を買う」と言いますが、ほかの商品とは、手の入れ方が違います。

買ってすぐ、既製品が手元に届くわけではありません。

家を買えば、まず家を組み立てるところから始まります。

建築業者の人たち大勢が力を合わせ、柱を組み立て、家を造っていくのです。

しかも組み立てるのに、時間もかかります。

数週間から数カ月ほどかかります。

大きな家ほど、完成するまでに時間がかかるものです。

家族も、家を建てるようなものです。

家族は、既製品ではありません。

家族としてのあり方は、最初から完成しているものではなく、つくっていくものです。

メンバーそれぞれが協力し合いながら、家族としてのあり方を、一緒につくっていくイメージです。

どれだけしっかりした家族ができるのかは、家族しだいであり、自分しだいです。

家族が接しながら「家族として、こうしようね」という話し合いをします。

家族のメンバーそれぞれが成長しながら、家族という大きな家を組み立てて、完成させていきます。

長い時間がかかります。

長い時間がかかるから、大きくてしっかりした家族が、出来上がります。

今も、家族を組み立て、大きくしている最中なのです。

「家族とは何か」を考える言葉(24)
  • しっかりした家族を、これからもつくっていく。
25

家族とは、神社のようなもの。これまでに感謝したり、これからを祈ったりする。

家族とは、神社のようなもの。これまでに感謝したり、これからを祈ったりする。 | 「家族とは何か」を考える30の言葉

神社に行って拝むとき、何を祈りますか。

手を合わせて、これまで無事に生きてこられたことに、感謝することもあるでしょう。

「大きな病もなく、無事に生きてこられました。ありがとうございます」

これからの家内安全や商売繁盛などを祈ることもあるでしょう。

「これからも、家族が安泰でいられますように。商売がうまくいきますように」

神社にお参りすることで、心が浄化されるようです。

家族も同じです。

家族そのものが神社です。

手を合わせて拝みます。

これまで家族が無事に生きてこられたことを、感謝します。

「これまで家族全員が無事に生きてこられました。ありがとうございます」

これからも家族がずっと幸せでいられることを、祈ります。

「これからも、家族が安泰でいられますように」

自分が今存在できるのは、家族のおかげです。

では、さっそく家族に向かって手を合わせて拝みましょう。

これまでの無事に感謝して、これからの幸せを祈願するのです。

「家族とは何か」を考える言葉(25)
  • 家族に向かって、手を合わせて拝む。
26

家族とは、窓ガラス。定期的にきれいにしておかないと、美しい光が入ってこない。

家族とは、窓ガラス。定期的にきれいにしておかないと、美しい光が入ってこない。 | 「家族とは何か」を考える30の言葉

窓ガラスは、定期的に掃除が必要です。

時間がたてば、雨や風などの影響で、窓ガラスが汚れます。

窓ガラスが汚れてくると、光も十分に入ってこなくなります。

窓の外も見えにくくなり、外の景色を楽しめなくなるのです。

定期的に窓ガラスを掃除して、きれいな状態を維持しましょう。

家族も、窓ガラスと同じです。

ほうっておくと、だんだん汚れます。

汚れてくると、きれいな光も入ってこなくなります。

家族が汚れていると、社会も汚れているように見えるから不思議です。

家族は、定期的にきれいにする心がけが大切です。

常に掃除をする必要はありません。

折りを見て掃除すれば、十分です。

記念日にプレゼントをしたり、お盆や正月に会いに行ったりなどです。

家族がきれいになると、明るい光が入ってくるようになります。

家族がきれいになると、社会もきれいに明るく見えるようになります。

「家族とは何か」を考える言葉(26)
  • 家族を、きれいにする。
27

家族とは、監視カメラ。見られている感覚のおかげで、身が引き締まる。

家族とは、監視カメラ。見られている感覚のおかげで、身が引き締まる。 | 「家族とは何か」を考える30の言葉

建物の中で、ときどき監視カメラを見かけることがあります。

少しだけ、嫌な感じがしますよね。

「見られている」という感覚は、あまり気持ちいいものではありません。

しかし、監視カメラは、嫌がらせで設置されているのではありません。

安全維持のために、設置されています。

監視カメラがあるおかげで「見られている」という感覚が生まれ、犯罪抑止につながります。

監視カメラの前では、変に悪い行動もできません。

背筋も伸びます。

監視カメラの前では、誰でも紳士淑女になるのです。

家族も、いわば監視カメラです。

あからさまに見られているわけではありません。

どことなく「見られている」という感覚があります。

こっそり、見ていないふりをしながら、見ています。

少しだけ、気持ちが悪いです。

見ていないふりをしているのがわかり、また気持ち悪いです。

しかし、あなたをいじめようとして見ているわけではないのです。

あなたのことが心配なのです。

あからさまに見ると、迷惑がかかると思い、見ていないふりをしながら見ようとします。

あなたのきちんとした発言や行動は、家族のおかげでもあるのです。

家族から見られている感覚があるおかげで、正しい行いをしようと意識します。

背筋がぴんと伸びます。

少しだけ気持ち悪く感じることもありますが、きちんとした人生を歩むために大切なことです。

家族という監視カメラのおかげで、立派なあなたがいるのです。

「家族とは何か」を考える言葉(27)
  • 家族という監視カメラに見られていることを、意識する。
28

家族とは、黒子である。目立たないが、主役の活躍をフォローする存在。

家族とは、黒子である。目立たないが、主役の活躍をフォローする存在。 | 「家族とは何か」を考える30の言葉

歌舞伎の舞台を見ていると、主役の背後で、なにやら黒い存在がいることに気づきます。

黒子です。

黒い衣服と頭巾をした姿が、印象的です。

黒子とは、いわばアシスタントです。

表に出ず、目立ちませんが、主役の活躍をフォローしています。

歌舞伎役者の動きを補ったり、舞台の片付けをしたりします。

だからこそ、歌舞伎役者は舞台上で、大活躍できます。

歌舞伎役者の大活躍は、裏で地味にフォローしている黒子の存在があってこそです。

家族も、黒子です。

家族は普段、目立ちません。

目立たないどころか、見えません。

しかし、存在感が薄くても、自分の人生になくてはならない存在です。

あえて、表に出ないようにしているのです。

表に出ないのは、あなたに大活躍してもらいたいからです。

あなたの活躍を支えるために、なくてはならない存在です。

主役がより活躍できるよう、家族という黒子は、必死になって支えています。

家族からの期待に応えましょう。

家族からの期待に応えることが、今の自分にできる恩返しです。

わざわざ家族が黒子に徹しているのですから、自分は堂々と主役らしく人生を歩むのです。

「家族とは何か」を考える言葉(28)
  • 家族という黒子の期待に、応える。
29

家族とは、銀行のようなもの。預ける量が多いほど、利子も大きくなる。

家族とは、銀行のようなもの。預ける量が多いほど、利子も大きくなる。 | 「家族とは何か」を考える30の言葉

仕事をしなくても、お金を増やす方法があります。

銀行に預けることです。

銀行にお金を預けると、利子の力で、お金をどんどん増やせます。

預けるお金が多いほど、お金も増えやすくなります。

家族も、銀行のようなものです。

家族は、愛情を増やすところです。

家族へは、お金ではなく、愛を預けます。

たくさんの愛情を得たければ、たくさんの愛情を家族に預けることが大切です。

たくさん愛を預けるほど、利子によって、愛情がどんどん増えます。

家族にどれだけの愛を預けていますか。

もっともっと、たくさんの愛情を預けましょう。

預ける愛情の量が多いほど、受け取る愛情も増えるのです。

「家族とは何か」を考える言葉(29)
  • 家族にたくさんの愛情を、預ける。
エピローグ
30

家族とは、納豆と同じ。よく練るほど、おいしい粘着力が出てくる。

家族とは、納豆と同じ。よく練るほど、おいしい粘着力が出てくる。 | 「家族とは何か」を考える30の言葉

納豆を食べるときには、まず納豆をよく練ります。

箸で納豆を練るほど、粘着力が出てきます。

この粘着力が、おいしいのです。

独特の食感が出て、おいしく味わえます。

納豆の糸の長さとおいしさは、比例するといわれています。

たくさん練って、長い糸が引けるようにしましょう。

家族も、納豆のようなものです。

そのまま味わうのではありません。

まずよく練るのです。

たくさん練るほど、独特の粘着力が出てきます。

粘着力が出るほど、家族の味わいが深くなるのです。

「家族が苦手だ」と言う人がいます。

まだ粘着力が少ないのです。

中途半端な粘着力は、おいしくないです。

もっとよく練りましょう。

家族の粘着力は、避けるものではなく、つくるものです。

粘着力がたくさん出るほど、家族らしい味わいがいっそう深くなります。

「家族とは何か」を考える言葉(30)
  • 家族をよく混ぜて、粘着力を出す。

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