執筆者:水口貴博

中学生がしておきたい30のこと

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人に理解されない趣味を、1つ持つのが、中学生の仕事。

人に理解されない趣味を、1つ持つのが、中学生の仕事。 | 中学生がしておきたい30のこと

人に理解されない世界を、持っていますか。

一言で言えば「変わった趣味」です。

無名作家の読書、変わったアイテムの収集癖、変わった生活習慣などです。

「こんなこと人には言えない。言ったとしても理解してもらえない」と思えることがあれば、大丈夫です。

その趣味は、かなりレベルが高い証拠です。

中学生になると、いろいろな方面に刺激を求め始める時期です。

中学生は、1つや2つ、わかってもらえない世界を持つのが普通です。

刺激を求める生活を送っていると、ある日、自分の性格に一致するものを見つけ、没頭することがあるのです。

ただし、その世界は少し変わっているため、他の人は理解してくれないことが多いのです。

私が中学生のころ「プログラミング」という趣味がありました。

1990年代の初め、父の仕事の関係から「BASIC」というプログラミング言語を知りました。

最初は意味のわからない世界でしたが、次第に全体がつかめ、はまったのです。

プログラミングの世界では、私は王様になれます。

不平不満を言わない機械が、私の言うことを、完全に漏れなく実行してくれるのです。

快感でした。

大人の世界を知ってしまった瞬間でした。

ゲームを作る楽しさより、自分の命令したとおりに動いてくれることに、感動したことを覚えています。

夢中になった結果「スピード」というカードゲームをプログラミングして、使って作ったこともあります。

当時、私のクラスでプログラミングをしていたのは、私だけでした。

というより、学年全体でプログラミングをしていたのは、私だけでした。

プログラミングの話をしても、友人から困った顔をされたことを覚えています。

部屋にこもって、黙々とするイメージがあったためか、人に言いにくい気持ちもありました。

しかし、その趣味に熱中していたからこそ、今はプログラミング言語を使った仕事で、お金を稼ぐことができています。

理解できない趣味が、自分を他の人とは違う才能を見いだしてくれます。

あなたには、そういう趣味がありますか。

誰にも理解できないことを持ちましょう。

こそこそとしていることは、あなたが本当に好きなことです。

そこに人生を変えるポイントがあるのです。

中学生がしておきたいこと(19)
  • 誰にも言えない世界を、1つ持つ。
部活動に燃える人ほど、中学生活が充実する。

中学生がしておきたい30のこと

  1. さあ、思春期が始まった。
    中学生は、心も体も急成長する時期。
  2. 勉強につまずき始めるのは、中学生から。
  3. 中学時代、一番力を入れて勉強したいのは、国語。
  4. 役立たないのではない。
    まだ、役立つ場面がないだけ。
  5. 偉人の伝記を、10冊は読んでおきたい。
  6. 親に口答えしても、もっとうるさくなるだけ。
  7. どんなに親がうっとうしくても、食事だけは一緒に過ごす。
  8. 先生は、敵にするより、味方にする。
  9. 多感な中学生は、嫌な言葉を聞き流す力が必要。
  10. いらいらしたときは、100メートルダッシュ。
  11. 好きな人の前に出なければ、有意義な中学生活は始まらない。
  12. 好きな人は、けなすより、褒めて振り向かせる。
  13. 恋愛への第一歩は、異性と一緒に帰ること。
  14. 親が言う前に行動するから、生活が楽しくなる。
  15. 友人の家に泊まる経験をするから、中学生らしく成長できる。
  16. 友人は、少なくてもいい。
  17. 新聞は、小さな記事を1つ読むだけでいい。
  18. 外国語の歌が歌えるようになると、見える世界が変わる。
  19. 人に理解されない趣味を、1つ持つのが、中学生の仕事。
  20. 部活動に燃える人ほど、中学生活が充実する。
  21. にきびは、敵でもあり、味方である。
  22. 親と一緒に投票所に行って、選挙の様子を見る。
  23. 字幕付きの映画には、頭をよくする効果がある。
  24. 中学生が大人向けの本を読むのは、おかしいことではない。
  25. 自分の部屋にもかかわらず、掃除を親任せにしていませんか。
  26. もっとお小遣いが欲しいときの正攻法。
  27. 家族旅行は、子どもからせがむもの。
  28. 親を家族旅行に説得するときの、必殺のキーワード。
  29. 批判する人の、本当の目的は、ストレス発散と優越感。
  30. 生徒代表の挨拶は、自分を変えるチャンス。

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