執筆者:水口貴博

口臭を抑える30の対策

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腫れた歯茎と魚の血生臭いにおいは、歯肉炎と歯槽膿漏しそうのうろうを疑う。

腫れた歯茎と魚の血生臭いにおいは、歯肉炎と歯槽膿漏を疑う。 | 口臭を抑える30の対策

コーヒーによる口臭は、コーヒーのにおいがします。

アルコールによる口臭は、アルコールのにおいがします。

コーヒーやアルコールが原因となる口臭は、におえばわかります。

しかし、口臭とはいえ、魚の血生臭いにおいに心当たりがあれば、食べ物以外が原因である可能性があります。

歯茎を見てみましょう。

歯ではなく、歯茎です。

歯茎が赤く腫れているなら「歯肉炎」や「歯槽膿漏」の可能性が考えられます。

年齢を重ねると、歯茎が痩せます。

歯と歯茎の間に、隙間ができやすくなります。

そこに食べ物の食べかすがたまって発酵すると、周辺の歯茎が炎症を起こしてしまうのです。

歯の土台である歯茎が炎症を起こすと、歯茎から膿が出てきます。

膿からは「メチルカプタン」と呼ばれるガスを排出して、ひどい口臭になるのです。

単に「くさい」というレベルではなく、魚の血生臭いにおいが特徴です。

一般的には、40代以上の人によく見られる症状ですが、若い人にも見られることがあります。

歯の磨き方が悪ければ、年齢にかかわらず、歯茎に炎症を起こしやすくなるのです。

歯を磨くとき、単に歯だけをこするだけでは不十分です。

歯の生え際から、きちんと磨くようにしましょう。

そのうえで、定期的に歯科検診を受ければ、事前に予防できます。

口臭を抑える対策(8)
  • 歯肉炎や歯槽膿漏ではないか、チェックする。
いくら歯を磨いても口臭がするなら、内臓疾患を疑う。

口臭を抑える30の対策

  1. 口臭は、人間関係を妨げる、見えない壁だ。
  2. 自分の息をチェックする、2つの方法。
  3. 口臭予防の最も基本となる習慣は、食後の歯磨きだ。
  4. 歯磨きの主役は、歯磨き粉ではない。
    歯ブラシだ。
  5. 面倒な食後の歯磨きは、ダブル効果を想像するのがコツ。
  6. 歯磨きのとき、舌の上を磨き忘れていると、口臭になる。
  7. 歯磨きで大切なのは、時間より、磨き方。
  8. 腫れた歯茎と魚の血生臭いにおいは、歯肉炎と歯槽膿漏を疑う。
  9. いくら歯を磨いても口臭がするなら、内臓疾患を疑う。
  10. だ液の役割は、消化を促すだけではない。
    口臭を抑える効果もある。
  11. 食後の眠気と口臭は、ガム1つで、解決できる。
  12. ガムを噛むとき「キシリトール」がキーワード。
  13. 奥歯には、だ液の分泌を促すスイッチがある。
  14. きちんと口を閉じてガムを噛む人からは、配慮と知性が、感じられる。
  15. ガムを噛んでいるのに、だ液が分泌されない意外な理由とは。
  16. よく話す人は、口臭になりにくい。
  17. 口の体操は、口臭予防に効果がある。
  18. 口を動かすことなく、だ液の分泌を促す方法。
  19. 口のにおいがするのは、口で呼吸をするから。
  20. 口が寂しくなったとき、何に手を差し出すか。
    それが問題だ。
  21. 口臭の原因になる飲み物もあれば、口臭を予防する飲み物もある。
  22. ストレスと口臭には、意外なつながりがある。
  23. いい香りがするコーヒーも、口臭の原因の1つになる。
  24. どうせコーヒーを飲むなら、ブラックが一番。
  25. コーヒーと水は、相性がいい。
  26. フルーツの甘酸っぱい刺激が、だ液の分泌を促す。
  27. 愛情を伝えるつもりの寝起きのキスは、かえって嫌われることもある。
  28. 朝食を抜くと、かえって口臭は、ひどくなる。
  29. おなかがすいたときの口臭対策。
  30. 梅干しの組み合わせには、強力な口臭防止効果がある。

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