執筆者:水口貴博

健康のためになる30の散歩術

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睡眠時間はためられないが、歩いた歩数ならためることができる。

睡眠時間はためられないが、歩いた歩数ならためることができる。 | 健康のためになる30の散歩術

睡眠は、ためることができません。

たとえば、1日平均6時間睡眠の人が「今日12時間寝たから、明日はまったく寝なくても大丈夫」というわけにはいきません。

基本的に、毎日寝る行為は必要です。

もちろんたくさん寝た分、次の日は多少睡眠時間が短くて済むことでしょう。

しかし、一時的なことであり、基本的にはやはり毎日睡眠が、ある程度必要です。

そもそもたくさん寝ようとしても寝られません。

十分に睡眠を取った後は眠気も取れ、寝ようにも寝られない。

逆にずっと起き続けようとしても、睡眠がない状態では疲れがたまり、仕事を続けられなくなります。

無理に睡眠を取らない状況が続くと、場合によっては命にも関わります。

基本的に毎日、寝る行為は、必要です。

それに比べれば「歩くこと」に関しては違います。

歩数は、ためることができます。

まったく歩かない日があってもできます。

普段よりたくさん歩くこともできます。

自分は1週間でどのくらい歩くのか、という目安をあらかじめ作っておきましょう。

1日の平均歩数も大切ですが、もっと大切なのは1週間の平均歩数です。

たとえば、1日10,000歩歩く人が1週間続ければ、70,000歩になります。

もし、仕事でどうしても忙しくて、3,000歩歩けなければ、次の日に7,000歩分上乗せすればいい。

まったく歩かない日があったなら、次の日に20,000歩歩くというのも手です。

20,000歩は結構な歩数ですが、歩き慣れた人なら実現できる歩数です。

あらかじめ1週間で歩くと決めた歩数になるように、日によって調整ができます。

これが歩くことの素晴らしい点です。

健康のためになる散歩術(10)
  • 歩かなかった日は、次の日に歩いてカバーする。
ウォーキングの目標は「1日単位」より「1週間単位」のほうがうまくいく。

健康のためになる30の散歩術

  1. なぜ、老いるときには、あっという間に老いるのか。
  2. ウォーキング初心者は「歩数単位」より「時間単位」で始めるほうがうまくいく。
  3. 「たった3分だけ歩こう」そう思うほうが始めやすい。
  4. 歩数計は、歩数を測るだけの道具ではない。
    やる気を発生させる効果もある。
  5. 高機能な歩数計は、よきアドバイザー役になる。
  6. スポーツにかけるお金は、健康への投資であり、医療費の節約と考える。
  7. 外を歩くだけで、自然と免疫力が上がる。
  8. 人生を決める分岐点は、学生時代だけではない。
    社会人になってからもある。
  9. 自分の平熱は把握しているのに、1日の歩数を把握していない人は、多い。
  10. 睡眠時間はためられないが、歩いた歩数ならためることができる。
  11. ウォーキングの目標は「1日単位」より「1週間単位」のほうがうまくいく。
  12. 健康で大切なのは「1日に歩いた歩数」より「歩き続けた日数」。
  13. 健康を意識するなら、最低でも1日5,000歩は歩くべきだ。
  14. なぜ、足は第2の心臓と呼ばれるのか。
  15. ウォーキングの初心者は、坂道や不安定な道は避けておきたい。
  16. きれいな姿勢で歩く、3つのチェックポイント。
  17. 大型デパートは、楽しみながら歩ける散歩コースの穴場。
  18. 歩く習慣は、老若男女が死ぬまで一生楽しめるスポーツだ。
  19. 大きな目印があると、歩きやすくなる。
  20. 年を取るにつれて、運動量は増やさなければいけない。
  21. ウォーキングが大変だと思っている本当の正体。
  22. 水中ウォーキングには、陸の上ではできないメリットがある。
  23. 気分転換には、コーヒーより散歩のほうが効果的。
  24. 空腹状態でのウォーキングは控える。
    特に朝は要注意。
  25. なぜ、食事をした直後の運動は、おなかが痛くなるのか。
  26. 「激しい運動かどうか」の基準は「走る運動かどうか」でわかれる。
  27. 自動販売機やコンビニを利用すれば、ペットボトルを持ち歩く手間から解放される。
  28. 歩きながらの計算で、右脳だけでなく左脳も鍛える。
  29. ただ歩くだけで、多くの筋肉を同時に鍛えることができる。
  30. なぜ山登りを始めると、足が止まらなくなるのか。

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