執筆者:水口貴博

早朝の散歩習慣のすすめ

19

気分によって、散歩のペースが変わるのではない。散歩のペースによって、気分が変わる。

気分によって、散歩のペースが変わるのではない。散歩のペースによって、気分が変わる。 | 早朝の散歩習慣のすすめ

普段から散歩をしていると、ふと、散歩のある特徴に気づいたことがあります。

散歩の歩くペースによって、気分が変化することです。

ゆっくり歩いているときには、リラックスした気分になれます。

速く歩いているときには、テンションが高くなり、気分が高揚してきます。

なんとなく気づいている人も多いとは思いますが、あらためて考えるとすごいことです。

「これは使いようによっては役立つぞ」

どういうことかというと、気分のコントロールが意識的にできるようになるからです。

気分を落ち着かせたければ、ゆっくり歩けばいい。

逆に、テンションを上げたいと思うときには、早歩きで歩けばいい。

たったこれだけのことです。

これまで私たちは、気分の変化を、自然の成り行きに任せていたところがありました。

落ち込んだり元気になったりなど、そのときの状況に委ねていたため対処が難しく、仕方ない部分がありました。

しかし、この散歩の効用に気づけば、いろいろ応用ができるはずです。

今の気分に対して対処がしやすくなりますし、これからどんな気分になりたいのかも、自在にコントロールできるようになります。

たとえば、あなたは嫌なことがあり、いらいらしているとします。

そのときは、ゆっくりしたペースで散歩してみましょう。

気分がリラックスして、落ち着きを取り戻しやすくなります。

たとえば、あなたがこれから好きな人とデートに向かう直前としましょう。

楽しいデートにするために、事前にテンションを上げておきたい。

そういうときこそ、事前に少し速いペースで散歩をすればいい。

自然と気分が高ぶり、テンションを上げてデートに向かうことができるでしょう。

気分によって散歩のペースが変わるのではなく、散歩のペースによって気分が変わっていたのです。

早朝の散歩習慣のすすめ(19)
  • 落ち着きたいときはゆっくり歩き、気分を高揚させたいときは、速く歩く。
規則正しいから散歩をするのではない。
散歩をするから規則正しくなる。

早朝の散歩習慣のすすめ

  1. 人類は、頭を使うことで、生存競争を勝ち抜いた。
  2. 私たちは今、人類史上、最も「歩かない時代」に直面している。
  3. 頭を使って進化した人類なら、運動不足の困難も、頭を使って乗り越えられるはずだ。
  4. 「歩き」と「乗り物」は、状況に応じて使い分ける。
  5. 大変なのは最初だけ。
    歩くにつれて、楽になる。
  6. 散歩は知らず知らずの間に、意外な部分を活性化させている。
  7. 散歩は、たった100歩から始めると、うまくいく。
  8. 早朝こそ、散歩の恩恵を最も享受しやすいタイミング。
  9. 朝に散歩をすると、大変なことが1回減る。
  10. 歩くときに大切なのは、歩数や歩幅より、背筋。
  11. わずかな寄り道が、疲れを吹き飛ばしてくれる。
  12. 散歩に、運動神経はいらない。
  13. 植物の専門書を持ち歩けば、単なる散歩が勉強へと変わる。
  14. 植物の専門書を持って歩くと、自然と植物への感性が磨かれる。
  15. ウォーキングは、免疫力を高める手軽な方法。
  16. 運動は、しなくても、しすぎてもいけない。
  17. 名医は、靴底を見る。
    靴底だけは嘘をつかない。
  18. 1日10,000歩歩くより、1週間続けるほうが、はるかに大変。
  19. 気分によって、散歩のペースが変わるのではない。
    散歩のペースによって、気分が変わる。
  20. 規則正しいから散歩をするのではない。
    散歩をするから規則正しくなる。
  21. 散歩用シューズは、習慣になる前に買ってもいい。
  22. 散歩を続ける工夫は、難しそうで、簡単。
  23. くよくよ悩む暇があるなら、とにかく歩け。
  24. 目で本を読むより、耳で本を読むほうが、考えが膨らみやすい。
  25. 友人と話ながら歩くと、あっという間に、長距離が歩くことができる。
  26. 近所は、あまりに身近すぎるから、発見を見落としやすい。
  27. リラックスを求めるなら、晴れの日より、むしろ雨の日のほうがいい。
  28. 落ち込んだときこそ、歩く。
    悲しいときがあったときこそ、歩く。
  29. 歩くことで、骨が丈夫になる。
  30. 「いつかやろう」と思っている人は、永遠にすることはない。

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