執筆者:水口貴博

テスト本番に強くなる30の方法

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集中力には、一長一短がある。

集中力には、一長一短がある。 | テスト本番に強くなる30の方法

私は数学のテスト中、不思議な体験をしたことがあります。

難しい問題に行き詰まって、途方に暮れていました。

どんな公式を使って、どう進めていいのかわからず、もんもんとしていました。

頭から湯気が出ていたかもしれません。

「ダメだ。全然わからない……」

いくら考えてもわからず頭が疲れたので、何の気なしに、ふと、窓の外の風景を眺めました。

「今日は天気がいいな」

「鳥が飛んでいる」

「空気が澄んで遠くまで見えるぞ」

もう無理だと諦め、なかばテストをサボっていました。

しばらく経ってから問題を見直すと、奇妙な出来事に遭遇しました。

さっきまでいくら考えてもわからなかった問題の解き方が、ぱっと思い浮かびました。

次の瞬間、すらすら問題を解いている自分がいました。

なぜこうしたことが起こるのでしょうか。

テストに集中しすぎているために起こる弊害です。

テスト中は、問題に集中します。

集中とは一点を見つめることです。

一点に集中するからこそ、問題を解く力も最大限に発揮できますが、逆のケースもあります。

一点に集中するからこそ、視野が狭くなり、頭が固くなることもあります。

本来、わかるはずの問題がわからなくなってしまいます。

集中には、一長一短があるということです。

集中しているにもかかわらず行き詰まったときには、ふと外の風景を眺めてぼうっとすれば、調子が変わります。

脳をリフレッシュさせる効果があり、緊張が緩みます。

頭が柔らかくなったり、視野が広くなったりして、違った角度から考えられるようになり、正解が思い浮かぶことがあります。

そういう経験を、実は何度もしたことがあります。

あなたも、ぜひ試してみましょう。

テスト中、解けない問題に当たって途方に暮れたとき、ふと窓の外の風景を見て、ぼうっとしましょう。

もちろん必ず効果があるわけではありませんが、突破口を見いだす可能性はあります。

その何でもないぼうっとした時間に助けられることがあるのです。

テスト本番に強くなる方法(5)
  • 行き詰まったとき、窓の外の風景を眺める。
確実に解ける問題から手を付けると、調子が出る。

テスト本番に強くなる30の方法

  1. 試験当日の朝食は、いつもと同じ食事メニューにする。
  2. 問題用紙が配られている間に大きな深呼吸を。
  3. テスト本番は、新品の文房具は使わない。
  4. 問題に取り組む前に、試験全体の把握から始めること。
  5. 集中力には、一長一短がある。
  6. 確実に解ける問題から手を付けると、調子が出る。
  7. 数学の試験中は消しゴムを使わない。
    二重線で消す。
  8. きれいな字を書くことに、神経質になりすぎない。
  9. 試験中に継続できるだけの集中力を、普段から養っておく。
  10. 模擬試験を受けた直後こそ、復習のベストタイミング!
  11. 4択問題で最も正答率が高いのは、3番目である。
  12. わからない問題に、いつまでも執着しない。
  13. 本番のテストでは、すべての試験が終了するまで、友人と答え合わせをしない。
  14. 試験の結果が悪い理由を、睡眠不足のせいにしない。
  15. 問題を解き始める前の、大きな問題がある。
  16. 部分点が取れる問題でした悪あがきで、合否が決まることもある。
  17. 見直し時間は、解ける問題が確実に回答できているかを確かめる。
  18. 問題用紙にどんどん書き込みをする人が、試験でも高得点を得る。
  19. 本試験では、学力だけでなく、慣れも反映される。
    アウトプットの練習をせよ。
  20. テストの点数には、運の力も含まれている。
  21. 「空白を埋める」という行為は、人間性を形成する基礎になる。
  22. 試験前には、リズムを朝型に戻す。
  23. ティッシュとハンカチは必ず持参。
  24. 模擬試験の受験料は、自分の財布から出す。
  25. 集中力を奪われる、鉛筆の音。
  26. 模擬試験を受けて、上には上がいることを実感する。
  27. 当日失敗しないために、試験会場までの下見はしておくこと。
  28. 悪あがきは、まだ諦めていない熱意だ。
  29. 試験が始まる前から、心理的に優位な状況を作り出す方法。
  30. 最後の限界ぎりぎりまで諦めない人が、合格する。

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