執筆者:水口貴博

売り上げを上げる30の方法

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お客さまの声ほど、説得力の強い言葉はない。

お客さまの声ほど、説得力の強い言葉はない。 | 売り上げを上げる30の方法

ある日、クッキー店の前で、チラシを配っていたとします。

「北海道産の牛乳を豊富に使って焼いたクッキーです。じっくり丁寧に焼きました。1パック500円です」

チラシには、クッキーのおいしさをアピールしています。

クッキー売り上げのために作った、ありふれた広告です。

一方、あなたの友人から、次のような口コミを耳にしました。

「あそこのお店のクッキー、すごくおいしいんだよ」

実際にクッキーを食べたことのある友人からの言葉です。

さて、あなたなら、どちらを信用しますか。

このように聞くと、ほとんどの人が「友人の言葉」のほうを信じます。

実際に経験がある人からの意見は、真実性が高く、具体的で、参考になるからです。

不思議なことに、これは世界中の老若男女で共通して見られる傾向です。

実際に経験した人の言葉は、重要です。

客観的な意見は、商品を正しく評価をするうえで欠かせない要素です。

あなたが広告を打つときには、商品のよさをアピールしてはいけません。

それは、期待しているほど効果はありません。

主観的な意見は本当なのかどうか、説得力がないからです。

広告にクッキーで使っている牛乳の品質は、たしかに重要ですが、そのスペースがあるなら「お客さまの声」を載せてください。

お客さまの声は、実際に体験した人の感想や意見です。

データより、はるかに説得力があります。

生々しいお客さまの声を原文のまま掲載して、推薦してもらえばいい。

客観的な意見であるため、安心感を抱き、商品を購入しやすくなるのです。

売り上げを上げる方法(23)
  • 広告に「お客さまの声」を載せる。
商品名こそ、一番のキャッチコピーにする。

売り上げを上げる30の方法

  1. 売り上げアップのキーワードは「商品」ではない。
    常に「人」である。
  2. ドアのないお店ほど、繁盛する。
  3. 「閑古鳥が鳴いている店」には理由がある。
    「繁盛している店」にも理由がある。
  4. 人を雇う人件費があるなら、パソコン教室に通ったほうが安上がり。
  5. 「松竹梅」に加えて「特上」を作れば「松」の売り上げが向上する。
  6. 目玉商品のない店は、経営が苦しくなる。
  7. 「1日10食限定」という数量限定商品を作る。
  8. 人間は、新しい物が大好き。
    「日替わり」に作れば、来客数が増える。
  9. ポイントカードを作れば、売り上げが向上する。
  10. 最も人が喜ぶ報酬は、現金である。
  11. 感情に訴えかける商品名に変えれば、人の心も動く。
  12. ユーザーは、どんなものかわからないものに、いきなりお金を払わない。
  13. 文字だけのメニューより、写真付きのメニューのほうが、わかりやすい。
  14. 設備投資をしすぎると、事業は失敗しやすくなる。
  15. レジの隣を無駄にしない。
  16. 店内が明るいと、入店しやすくなる。
  17. 強調するなら、色より、大きさのほうが有利。
  18. 単位を変えて、量を強調する。
  19. 事実を伝えながら、強調した方法を使う。
  20. カードにランクをつけると、より売り上げが向上する。
  21. お客さまは、性能より体験を求めている。
  22. 暑いときには、店内を冷やす。
    寒いときには、店内を暖かくする。
  23. お客さまの声ほど、説得力の強い言葉はない。
  24. 商品名こそ、一番のキャッチコピーにする。
  25. 商品が安くなる割引券を配れば、売り上げが向上する。
  26. 道端に店内の一部を出したお店は、必ず売れる。
  27. 留守番電話・ファックス・ウェブサイトを最大限に活用すれば、24時間営業ができる。
  28. 立地条件が悪くても、ウェブサイトを持てば解消できる。
  29. 商品の配置や配列を変更すると、売り上げが向上する。
  30. 売ろうという当たり前の努力をする。

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