執筆者:水口貴博

売り上げを上げる30の方法

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設備投資をしすぎると、事業は失敗しやすくなる。

設備投資をしすぎると、事業は失敗しやすくなる。 | 売り上げを上げる30の方法

私が住んでいる三軒茶屋は、東京の世田谷の中でも一等地に位置します。

賃貸料が高く、おしゃれな町としても有名です。

そんな都心部に住んでいると、短いサイクルで、店の開業と廃業を目にできます。

開業したばかりのお店が、数カ月後には廃業するというケースは珍しくありません。

そんな数多くの店の開業と廃業を見ているうちに、事業に失敗しやすいお店のある共通点を発見しました。

つぶれやすいお店の特徴は、初めから豪華な内装をしていることです。

きれいなお店だなと思う店ほど、すぐつぶれてしまいます。

一方、質素な内装で大丈夫かなと心配してしまうようなお店ほど、長く経営が続きます。

これは私の経験則ではありますが、よく当たります。

豪華な内装は、お店が開店する工事段階からわかります。

言いすぎかもしれませんが、工事段階で豪華な内装をしているところを見ると「ここはすぐつぶれそうだな」とわかります。

事実、本当につぶれてしまいます。

店を開店させるにあたり、初めから内装に手をかけすぎていると、失敗する可能性が高くなります。

営業を始める前から、すでに多額のお金を使ってしまっているからです。

本当に大切なのは、開業してからです。

開業する前から設備投資をするのは、危険です。

本当にその事業がうまく回るかどうか、まだわからないからです。

そのうえ、初期にお金を使いすぎてしまったため、開業後のサービスの質が悪くなる悪循環です。

運転するための最低の内装だけにして、サービス内容で勝負することです。

本当に大切なのは、サービス内容です。

いかに高品質でサービスを提供するかです。

内装は、事業が順調になってから初めて手を加えていくところなのです。

売り上げを上げる方法(14)
  • 内装にお金をかけすぎないようにする。
レジの隣を無駄にしない。

売り上げを上げる30の方法

  1. 売り上げアップのキーワードは「商品」ではない。
    常に「人」である。
  2. ドアのないお店ほど、繁盛する。
  3. 「閑古鳥が鳴いている店」には理由がある。
    「繁盛している店」にも理由がある。
  4. 人を雇う人件費があるなら、パソコン教室に通ったほうが安上がり。
  5. 「松竹梅」に加えて「特上」を作れば「松」の売り上げが向上する。
  6. 目玉商品のない店は、経営が苦しくなる。
  7. 「1日10食限定」という数量限定商品を作る。
  8. 人間は、新しい物が大好き。
    「日替わり」に作れば、来客数が増える。
  9. ポイントカードを作れば、売り上げが向上する。
  10. 最も人が喜ぶ報酬は、現金である。
  11. 感情に訴えかける商品名に変えれば、人の心も動く。
  12. ユーザーは、どんなものかわからないものに、いきなりお金を払わない。
  13. 文字だけのメニューより、写真付きのメニューのほうが、わかりやすい。
  14. 設備投資をしすぎると、事業は失敗しやすくなる。
  15. レジの隣を無駄にしない。
  16. 店内が明るいと、入店しやすくなる。
  17. 強調するなら、色より、大きさのほうが有利。
  18. 単位を変えて、量を強調する。
  19. 事実を伝えながら、強調した方法を使う。
  20. カードにランクをつけると、より売り上げが向上する。
  21. お客さまは、性能より体験を求めている。
  22. 暑いときには、店内を冷やす。
    寒いときには、店内を暖かくする。
  23. お客さまの声ほど、説得力の強い言葉はない。
  24. 商品名こそ、一番のキャッチコピーにする。
  25. 商品が安くなる割引券を配れば、売り上げが向上する。
  26. 道端に店内の一部を出したお店は、必ず売れる。
  27. 留守番電話・ファックス・ウェブサイトを最大限に活用すれば、24時間営業ができる。
  28. 立地条件が悪くても、ウェブサイトを持てば解消できる。
  29. 商品の配置や配列を変更すると、売り上げが向上する。
  30. 売ろうという当たり前の努力をする。

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