執筆者:水口貴博

売り上げを上げる30の方法

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人間は、新しい物が大好き。「日替わり」に作れば、来客数が増える。

人間は、新しい物が大好き。「日替わり」に作れば、来客数が増える。 | 売り上げを上げる30の方法

私が新人だったころ、先輩と一緒にランチをよく食べに行っていました。

行きつけの食堂があったのですが、なぜいつもそこに通っているのかというと、はっきりした理由はありませんでした。

強いて言えば「日替わりランチ定食」があるからでした。

ボリュームは十分で、値段も手頃でした。

経済的であり、おなかいっぱいに食べられるなら、文句はありません。

驚いたことに、その日替わりメニューは、同じパターンで出るものではありませんでした。

曜日によって出る食事が決まっているわけではなく、店長の気分のためか、不定期に変わります。

本当に何が出るか、まったくの不規則でした。

まさに「日替わりランチは、来店しないとわからない」という状態です。

先輩は、その日替わりランチ定食が、大のお気に入りでした。

私も「今日は、どんなランチかな」と期待を膨らませて、店に向かっていました。

そんなとき、ふと思いました。

「日替わり」というのは、売り上げアップにつながるキーワードです。

「日替わり」という名前がついていると、なぜか、どきどきします。

人間は「新しい刺激が欲しい」という欲求があります。

私たちが新聞を広げて読むのも「何か新しいことはないかな」と思うからです。

テレビのスイッチを入れてしまうのも「何か面白い番組はないかな」と新鮮な刺激を求めようとする心理があるからです。

新商品が発売されると、特に理由はなく、手に取ってしまいます。

すなわち「人間は新しいものが大好き」です。

日替わりメニューがあると、毎日新しく変化するメニューにお客さまはどきどきします。

新しさを知りたいがゆえに、来店してしまいます。

あなたのお店には、毎日新しく変化するものがありますか。

売り上げを上げる方法(8)
  • 日替わりメニューを作る。
ポイントカードを作れば、売り上げが向上する。

売り上げを上げる30の方法

  1. 売り上げアップのキーワードは「商品」ではない。
    常に「人」である。
  2. ドアのないお店ほど、繁盛する。
  3. 「閑古鳥が鳴いている店」には理由がある。
    「繁盛している店」にも理由がある。
  4. 人を雇う人件費があるなら、パソコン教室に通ったほうが安上がり。
  5. 「松竹梅」に加えて「特上」を作れば「松」の売り上げが向上する。
  6. 目玉商品のない店は、経営が苦しくなる。
  7. 「1日10食限定」という数量限定商品を作る。
  8. 人間は、新しい物が大好き。
    「日替わり」に作れば、来客数が増える。
  9. ポイントカードを作れば、売り上げが向上する。
  10. 最も人が喜ぶ報酬は、現金である。
  11. 感情に訴えかける商品名に変えれば、人の心も動く。
  12. ユーザーは、どんなものかわからないものに、いきなりお金を払わない。
  13. 文字だけのメニューより、写真付きのメニューのほうが、わかりやすい。
  14. 設備投資をしすぎると、事業は失敗しやすくなる。
  15. レジの隣を無駄にしない。
  16. 店内が明るいと、入店しやすくなる。
  17. 強調するなら、色より、大きさのほうが有利。
  18. 単位を変えて、量を強調する。
  19. 事実を伝えながら、強調した方法を使う。
  20. カードにランクをつけると、より売り上げが向上する。
  21. お客さまは、性能より体験を求めている。
  22. 暑いときには、店内を冷やす。
    寒いときには、店内を暖かくする。
  23. お客さまの声ほど、説得力の強い言葉はない。
  24. 商品名こそ、一番のキャッチコピーにする。
  25. 商品が安くなる割引券を配れば、売り上げが向上する。
  26. 道端に店内の一部を出したお店は、必ず売れる。
  27. 留守番電話・ファックス・ウェブサイトを最大限に活用すれば、24時間営業ができる。
  28. 立地条件が悪くても、ウェブサイトを持てば解消できる。
  29. 商品の配置や配列を変更すると、売り上げが向上する。
  30. 売ろうという当たり前の努力をする。

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