執筆者:水口貴博

就職活動の30の裏事情

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独身者と既婚者。就職に有利なのはどちらか。

独身者と既婚者。就職に有利なのはどちらか。 | 就職活動の30の裏事情

就職活動でよく話題になるのが、結婚の有利・不利です。

独身者と既婚者のうち、就職に有利なのはどちらか。

結論から言えば、企業によります。

それぞれに強みがあり、企業によって評価が異なるからです。

独身者の強みは、自由です。

配偶者や子どもがまだいないため、束縛がありません。

残業や休日出勤があれば、束縛のない独身者のほうが依頼しやすいはずです。

企業にとって、そうした人材を求めているなら、独身者のほうが有利です。

一方、既婚者の強みは、責任感です。

結婚しているからこそ、家族のために働く責任感が強い。

責任のある仕事は、責任感の強い既婚者に任せたほうが、きちんと対応してくれるでしょう。

また既婚者は、結婚している責任感から仕事を簡単に辞めにくい傾向があります。

企業にとって、そうした人材を求めているなら、既婚者のほうが有利です。

したがって、一概には言えないのです。

「頼りになる」という点では、どちらも同じです。

あなたが心がけるべきことは、ただ1つ。

気にしないのが一番です。

気にしたところで、あなたがすることはありません。

また面接で聞かれても、正直に答えるだけです。

評価は、企業の判断に委ねればいいことです。

企業による評価は気にせず、自分らしい就職活動に全力を注ぐことに集中しましょう。

就職活動の裏事情(4)
  • 独身者・既婚者にこだわらず、就職活動をする。
入社日が「応相談」である意図とは。

就職活動の30の裏事情

  1. なぜ企業は、新卒を好むのか。
  2. 求人広告で見かける「女性歓迎」の意味とは。
  3. 文系と理系。
    どちらが就職に有利か。
  4. 独身者と既婚者。
    就職に有利なのはどちらか。
  5. 入社日が「応相談」である意図とは。
  6. 企業は小論文を通して、何を見ようとしているのか。
  7. 締め切りのない求人の意味とは。
  8. なぜ「面接は複数回」という曖昧な表記があるのか。
  9. なぜ「3年間は働きなさい」と言われるのか。
  10. 企業からの電話は、非通知でかかってくることもある。
  11. なぜ企業は、非通知で電話をかけてくることがあるのか。
  12. 筆記試験で評価されるのは、点数だけとは限らない。
  13. 筆記試験が悪ければ、確実に選考で落とされるのか。
  14. なぜ文系が入社して最初の仕事は、営業なのか。
  15. 大学名で判断されることを、不公平と考えない。
  16. 年齢条件で、よくある見間違い。
  17. 有利になる通勤時間。
    不利になる通勤時間。
  18. 求人がなくなったから、募集もしていないとは限らない。
  19. 採用担当者も、実は就職雑誌を読んでいる。
  20. 就職活動で、推薦状を使うときのデメリット。
  21. コネを使うときに覚悟しておきたい事情とは。
  22. 社員の雰囲気には、自然と社内の事情が表れる。
  23. なぜ、非公開の求人が存在するのか。
  24. 採用担当者は、応募者の名前で検索している。
  25. なぜ、筆記試験が存在するのか。
  26. なぜ、荷物置き場のない面接が多いのか。
  27. 採用担当者にも、恐れていることがある。
  28. グループディスカッションが行われる、3つの理由。
  29. 不採用通知の後、選考通過の連絡が届いた。
    結果が変わった理由とは。
  30. 卒業間近になると、急に募集枠が増える理由とは。

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