執筆者:水口貴博

就職活動の30の裏事情

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採用担当者にも、恐れていることがある。

採用担当者にも、恐れていることがある。 | 就職活動の30の裏事情

採用担当者にも恐れていることがあります。

採用に失敗することです。

採用担当者の立場になって考えてみましょう。

採用担当者の仕事は、企業に貢献する人材を採用することです。

そのために、時間とお金をかけて採用活動を行っています。

採用活動にお金がかかっても、入社してしっかり働いてもらえれば、しっかり元は取れます。

にもかかわらず、すぐ辞められると、時間とお金が無駄になります。

当然、採用担当者にも責任が問われます。

採用担当者も会社員。

新人がすぐ辞めると、上層部から「きちんと面接を行ったのか」などの厳しい評価が下されるでしょう。

社内で「採用担当者として失格」と言われる場面もあり得るのです。

採用担当者は、企業に貢献する人材を探す一方で、採用を失敗しないよう慎重になっています。

そのため、書類選考が厳しかったり、面接が複数回あったり、圧迫面接が行われたりします。

応募者にとって、圧迫面接は迷惑に感じるかもしれませんが、それは面接官が本気である姿でもあるのです。

さて、こうした採用担当者の事情を知れば、あなたも採るべき対策が見えてきます。

これこそが、就業意欲のアピールです。

しっかり働く宣言とは、辞めないことの宣言にもつながります。

入社すれば、つらいことがあっても乗り越え、しっかり働くことをアピールしましょう。

強い就業意欲がしっかり伝われば、採用担当者はあなたの学歴や能力にかかわらず、高く評価するでしょう。

就職活動の裏事情(27)
  • 就業意欲を、しっかりアピールする。
グループディスカッションが行われる、3つの理由。

就職活動の30の裏事情

  1. なぜ企業は、新卒を好むのか。
  2. 求人広告で見かける「女性歓迎」の意味とは。
  3. 文系と理系。
    どちらが就職に有利か。
  4. 独身者と既婚者。
    就職に有利なのはどちらか。
  5. 入社日が「応相談」である意図とは。
  6. 企業は小論文を通して、何を見ようとしているのか。
  7. 締め切りのない求人の意味とは。
  8. なぜ「面接は複数回」という曖昧な表記があるのか。
  9. なぜ「3年間は働きなさい」と言われるのか。
  10. 企業からの電話は、非通知でかかってくることもある。
  11. なぜ企業は、非通知で電話をかけてくることがあるのか。
  12. 筆記試験で評価されるのは、点数だけとは限らない。
  13. 筆記試験が悪ければ、確実に選考で落とされるのか。
  14. なぜ文系が入社して最初の仕事は、営業なのか。
  15. 大学名で判断されることを、不公平と考えない。
  16. 年齢条件で、よくある見間違い。
  17. 有利になる通勤時間。
    不利になる通勤時間。
  18. 求人がなくなったから、募集もしていないとは限らない。
  19. 採用担当者も、実は就職雑誌を読んでいる。
  20. 就職活動で、推薦状を使うときのデメリット。
  21. コネを使うときに覚悟しておきたい事情とは。
  22. 社員の雰囲気には、自然と社内の事情が表れる。
  23. なぜ、非公開の求人が存在するのか。
  24. 採用担当者は、応募者の名前で検索している。
  25. なぜ、筆記試験が存在するのか。
  26. なぜ、荷物置き場のない面接が多いのか。
  27. 採用担当者にも、恐れていることがある。
  28. グループディスカッションが行われる、3つの理由。
  29. 不採用通知の後、選考通過の連絡が届いた。
    結果が変わった理由とは。
  30. 卒業間近になると、急に募集枠が増える理由とは。

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