執筆者:水口貴博

履歴書の志望動機で注意したい30の書き方

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採用担当者の人柄の良さは、志望動機にできるか。

採用担当者の人柄の良さは、志望動機にできるか。 | 履歴書の志望動機で注意したい30の書き方

採用担当者の人柄の良さを理由にした志望動機があります。

「採用担当者が優しい人でしたので、志望を決めました」

「人事の方が明るい人だったので、御社が気に入りました」

採用担当者の人柄の良さは、志望動機にできるのでしょうか。

まず、不快な話ではないため、印象を悪くさせることはないでしょう。

採用担当者や企業を褒めていることにもなるため、場合によっては好印象を抱く企業もあるはずです。

では、志望動機としてふさわしいかというと、そうではありません。

どちらかというと、志望動機としては好ましくない部類に入ります。

採用担当者の人柄の良さを理由では、採用担当者を納得させるのは難しいでしょう。

「人柄の良い採用担当者なら、別の企業にもいるだろう」と思うからです。

場合によっては、きちんと企業研究ができていないと見なされる可能性もあります。

志望動機は「この企業でなければいけない」という理由が、明確に伝わる内容が望まれます。

たとえば、その企業が独自で開発している取り組みに魅力を感じた点などです。

どうしても採用担当者の人柄の良さを志望動機にしたい場合は、サブという扱いまでが好ましいでしょう。

履歴書の志望動機で注意したい書き方(16)
  • 「この企業でなければいけない」という理由が伝わりにくい志望動機は、控える。
志望動機は、業界を選んだ説明から始めるべきか。

履歴書の志望動機で注意したい30の書き方

  1. 志望動機は、告白。
  2. 自己PRと志望動機。
    より大切なのはどちらか。
  3. 企業のことを知らずして、志望動機は語れない。
  4. 志望動機は、業界より企業を軸にする。
  5. 志望動機は、企業をおだてることではない。
  6. 自己PRも志望動機も、文才は必要ない。
  7. 企業を気に入った理由を突き詰めると、志望動機が見つかる。
  8. 志望動機は、自己PRと関連していること。
  9. 憧れも志望動機になるが、憧れだけではいけない。
  10. 悪口や批判が事実でも、書かないほうがいい。
  11. 同業他社の悪口や批判は、出さない。
  12. 事務職の志望動機は、どう書けばいいのか。
  13. 書いてはいけない4つの志望動機。
  14. 成長に関する志望動機は、立派だからこそ要注意。
  15. 曖昧な志望動機は、100回叫んでも、心に響かない。
  16. 採用担当者の人柄の良さは、志望動機にできるか。
  17. 志望動機は、業界を選んだ説明から始めるべきか。
  18. 独創性を出すキーワードは、実体験。
  19. 就職対策本の回答例を、そのまま使わない。
  20. 案内資料やウェブサイトの文言を、そのまま使わない。
  21. 1文は、長くなればなるほど、わかりにくくなる。
  22. 使い回しをした志望動機は、すぐばれる。
  23. 「なぜその企業なのか」が伝わる志望動機になっているか。
  24. 「入社して何をしたいか」を意識して、志望動機を考えること。
  25. 心を込めて書いた履歴書は、見る人の心も動かす。
  26. 志望動機がお金であっても、露骨に表現しない。
  27. よい志望動機と悪い志望動機を判断する方法。
  28. わかりやすいかどうかは、他人に聞くと、わかりやすい。
  29. 志望動機の初心に返るときのキーワードとは。
  30. 好感が得られやすい志望動機の構成。

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