執筆者:水口貴博

履歴書の志望動機で注意したい30の書き方

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成長に関する志望動機は、立派だからこそ要注意。

成長に関する志望動機は、立派だからこそ要注意。 | 履歴書の志望動機で注意したい30の書き方

ネガティブな志望動機にもかかわらず、よく見聞きする志望動機があります。

成長に関する志望動機です。

「御社なら成長ができると思い、志望しました」

「御社の新人研修・社員教育の制度に感銘しました」

「私はもっと成長したいと考えています。御社の業務を通して、成長し続けます」

一見すると、もっともらしい志望動機に聞こえます。

前向きで、向上心にあふれていることが感じられますね。

だからこそ、勘違いする人が多いのです。

実のところ企業は、成長に関する志望動機が苦手です。

応募者の成長のために雇うわけではないと思うからです。

企業は学校ではありません。

新人を成長させるためではなく、企業を成長させるために、採用活動を行っています。

また、成長を求めるなら、他の企業でもできるだろうと考えるでしょう。

「この企業でなければいけない」という志望動機が伝わりません。

一見すると立派な志望動機なのですが、実際は、さほど印象に残らない内容なのです。

企業が求めているのは、利益に貢献できる人物です。

志望動機は「成長」ではなく「貢献」という点を強調するのがポイントです。

「企業の利益に貢献させてほしい」という意欲や熱意が伝われば、採用担当者も快くうなずいてくれるはずです。

履歴書の志望動機で注意したい書き方(14)
  • 志望動機は「成長」ではなく「貢献」という点を強調する。
曖昧な志望動機は、100回叫んでも、心に響かない。

履歴書の志望動機で注意したい30の書き方

  1. 志望動機は、告白。
  2. 自己PRと志望動機。
    より大切なのはどちらか。
  3. 企業のことを知らずして、志望動機は語れない。
  4. 志望動機は、業界より企業を軸にする。
  5. 志望動機は、企業をおだてることではない。
  6. 自己PRも志望動機も、文才は必要ない。
  7. 企業を気に入った理由を突き詰めると、志望動機が見つかる。
  8. 志望動機は、自己PRと関連していること。
  9. 憧れも志望動機になるが、憧れだけではいけない。
  10. 悪口や批判が事実でも、書かないほうがいい。
  11. 同業他社の悪口や批判は、出さない。
  12. 事務職の志望動機は、どう書けばいいのか。
  13. 書いてはいけない4つの志望動機。
  14. 成長に関する志望動機は、立派だからこそ要注意。
  15. 曖昧な志望動機は、100回叫んでも、心に響かない。
  16. 採用担当者の人柄の良さは、志望動機にできるか。
  17. 志望動機は、業界を選んだ説明から始めるべきか。
  18. 独創性を出すキーワードは、実体験。
  19. 就職対策本の回答例を、そのまま使わない。
  20. 案内資料やウェブサイトの文言を、そのまま使わない。
  21. 1文は、長くなればなるほど、わかりにくくなる。
  22. 使い回しをした志望動機は、すぐばれる。
  23. 「なぜその企業なのか」が伝わる志望動機になっているか。
  24. 「入社して何をしたいか」を意識して、志望動機を考えること。
  25. 心を込めて書いた履歴書は、見る人の心も動かす。
  26. 志望動機がお金であっても、露骨に表現しない。
  27. よい志望動機と悪い志望動機を判断する方法。
  28. わかりやすいかどうかは、他人に聞くと、わかりやすい。
  29. 志望動機の初心に返るときのキーワードとは。
  30. 好感が得られやすい志望動機の構成。

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