執筆者:水口貴博

旅慣れた海外旅行の達人になる30の方法

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ホテルの部屋の使い方で、その人の本質が見えてくる。

ホテルの部屋の使い方で、その人の本質が見えてくる。 | 旅慣れた海外旅行の達人になる30の方法

海外旅行で利用するホテルはどこも、メイドサービスがあります。

毎日シーツやタオルを取り換えてくれたり、部屋やお風呂場の掃除をしてくれたりするサービスです。

そういうサービスがあるからとはいえ、急に部屋を乱暴に使う人がいます。

「ホテル代を払っているんだから、それくらいしてくれて当然だろう」

これはよくありません。

たしかに部屋や風呂場の掃除はメイドの仕事の1つですが、だから乱暴に使っていいというのは別問題です。

してくれるのは「掃除」です。

「片付け」ではありません。

乱暴に使うのは、話が別です。

メイドの立場になれば、よくわかります。

私たちの日常を思い浮かべてください。

部屋が汚ければ「だらしない人だな」と思う一方、部屋がきれいなら「きちんと自己管理ができる人だな」と思います。

部屋の状態だけで、その人の善しあしを判断されてはたまりません。

しかし、部屋の様子だけでそういう印象を持たれるのは事実です。

どの国の人でも、感じ方は同じです。

ホテルの掃除をしていると、めちゃくちゃな使い方をされている部屋を見て「ここに泊まっている人はそういう人か」と思われます。

どうせそのメイドとは今後一切会わないから、どう思われてもいいと思うのは、よくありません。

海外旅行は、お互いに気持ちのいいサービスを提供し合うものです。

メイドの代わりに部屋を掃除する必要はありませんが、片付けくらいはできるはずです。

ベッドから起きれば、布団をたたむ。

タオルをきれいに使う。

バスタオルは、元の位置に戻す。

これだけでも、全然違います。

「おや。ここに泊まっている人は素晴らしい人だな」

誰かがそう思ってくれるだけでも、気持ちのいいことだとは思いませんか。

会って話をすることはないかもしれませんが、そう思ってくれる瞬間を作るのが、達人の仕事なのです。

旅慣れた海外旅行の達人になる方法(8)
  • ホテルの部屋を、きれいに使う。
海外旅行の達人は「トラブル」した分「落ち着き」へと変える。

旅慣れた海外旅行の達人になる30の方法

  1. パッケージツアーが味気なく感じ始めれば、次のステップに上がり始めた証拠。
  2. パッケージツアーに頼らない試行錯誤と悪戦苦闘が、旅を旅らしくさせる。
  3. 海外旅行をする数日前から体内リズムを整える。
  4. 飛行機のベストポジションとは。
  5. 海外旅行の達人は、身軽な格好で旅に出かける。
  6. 海外旅行の達人の語学力は高い。
    語学力が高いから、臨機応変に対応できる。
  7. なぜ達人は、棚やクローゼットをきちんと利用するのか。
  8. ホテルの部屋の使い方で、その人の本質が見えてくる。
  9. 海外旅行の達人は「トラブル」した分「落ち着き」へと変える。
  10. 旅の達人は思い出を、写真に残すより、心に残す。
  11. 旅の達人は、わずかな仮眠をたくさん取る。
  12. 海外旅行は、二度楽しむことができる。
  13. 何でもない場所のほうが、その土地の「素顔」がはっきり見える。
  14. 予定されていない出来事は、予定されている出来事より面白い。
  15. 現地に到着してから、ずれた時間を合わせるのでは遅い。
  16. 海外にいる感覚は、文章として書くと、自覚しやすくなる。
  17. 海外のお土産より、海外から手紙をもらうほうが、はるかに嬉しい。
  18. 海外旅行をするなら、現地の気候に合わせた服装で出かけること。
  19. 寝るわけにもいかない微妙な待ち時間は、本を読む。
  20. チップは、先に払うのが通。
  21. 旅慣れた人は「安全はお金で買うもの」という意識が強い。
  22. 「今日は結婚記念日だから」と言えば、通りにくいお願いが、通りやすくなる。
  23. 旅慣れた人ほど、旅行シーズンを避けて、旅行をする。
  24. 大胆に言えば、現金がなくても、海外旅行はできる。
  25. 旅慣れた人ほど、クレジットで買い物をする。
  26. 旅慣れた達人は、クレジットカードを「2枚」持って、海外に出かける。
  27. 本来、現地の人が言うべき気遣いの言葉を、逆に海外旅行者が言う。
  28. 旅慣れた海外旅行の達人は、チップに気持ちを込めた手紙を添える。
  29. なぜ海外旅行をすると、1日が長く感じられるのか。
  30. 土産話に勝るお土産はない。

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