執筆者:水口貴博

子どもの「外遊び」のすすめ

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旅行が難しいなら、せめて日帰りのピクニックくらいならできるはず。

旅行が難しいなら、せめて日帰りのピクニックくらいならできるはず。 | 子どもの「外遊び」のすすめ

愛媛県に「愛媛森林公園」という自然いっぱいの公園もあります。

キャンプ施設として楽しむことができるのですが、なんと言っても有名なのがアスレチックコース。

山の頂上に向かう山道は、単なる山道ではありません。

道の途中に木でできた巨大遊具があり、看板に書いてある指示のとおりにクリアしながら、頂上まで登っていくルールでした。

ゲーム感覚として十分手応えがあり、子どもだった私は大喜びでした。

コースには、20を超える木製の巨大な遊び道具があり、体力を使います。

子どものころは、近場にある山へアスレチックを兼ねて、家族でピクニックに出かけました。

祖父と妹の3人で行くこともあれば、家族全員で行くこともあったり、学校の遠足行事で登ったりすることもありました。

山の麓から登り始め、頂上に行き着くころには、寒い冬場でもいい汗をかいてしまいます。

ただでさえきつい山道に大きな遊具がありますから、子どもの基礎体力作りには十分です。

頂上には、お弁当が食べられる小屋があり、家族で弁当を広げて食べられるようになっています。

家族で思い出といえば、まず「旅行」というのが思いつくことでしょう。

しかし、遠くへ旅行をするなら時間が必要で、必然的に大型連休くらいしか時間が取れません。

では、日帰りのピクニックではどうでしょうか。

小さなピクニックなら、週末に日帰りでできることでしょう。

旅行が難しいなら、せめて日帰りのピクニックをすればいい。

ピクニックとはいえ、旅行に劣らない思い出を作れます。

運動ができ、緑や野鳥を楽しめ、家族での思い出ができる。

家族との思い出を作るなら、これほどいい経験はないのです。

子どもの「外遊び」のすすめ(11)
  • 家族でピクニックに出かける。
犬と散歩しているときに、口喧嘩は起こらない。

子どもの「外遊び」のすすめ

  1. 外遊びには、子どもが生きる力に必要な要素がすべて備わっている。
  2. 家の中のゲームだけでは、生きる力を身につけられない。
  3. 自信は、外で遊んでいれば、自然と身につく。
  4. とりあえず行動していれば、自然と話は広がっていく。
  5. 現代は豊かだ。
    それをわからせるには、野外キャンプの体験が一番。
  6. 進んだ現代社会だからこそ、昔の遊びを教える価値がある。
  7. 力任せでは勝てない昔のゲームでは、慣れた大人ほど有利になれる。
  8. 四季のある日本だからこそ、特に外遊びはおすすめ。
  9. なぜ大都会ほど、大自然があるのか。
  10. 自然の音を聞くと、子どもは強く育つ。
  11. 旅行が難しいなら、せめて日帰りのピクニックくらいならできるはず。
  12. 犬と散歩しているときに、口喧嘩は起こらない。
  13. 畑仕事を手伝わせると、不思議と味覚が研ぎ澄まされる。
  14. スポーツは、体の運動だけではない。
    脳の運動でもあった!
  15. 団体競技はどれも、頭を鍛える頭脳ゲームだ。
  16. 免疫力を高めるためには、清潔すぎてはいけない。
  17. 部屋の中は、刺激が限定されやすい。
  18. 「スクリーンで見る立体」と「現実世界の立体」は、脳には似て非なるもの。
  19. どんなにテレビが進化しても、現実世界の刺激にはかなわない。
  20. エアコンは、人の生活を便利にする。
    しかし、頼りすぎると不便にする。
  21. 国語の読解力は、経験が豊富なほどイメージが鮮やかになる。
  22. 体験を優先すると、必ず後で追い上げる力になる。
  23. 立って歩けるようになれば、外遊びをしてもいい時期。
  24. 子どもが泥んこになって帰ってくるのは、一生懸命に外で遊んで帰ってきた証拠。
  25. 真っ暗闇だからこそ、あらゆる怪物をイメージさせられる。
  26. なぜ、ウォーキングマシンは、続きにくいのか。
  27. 門限があるから、遊びの密度が濃くなる。
  28. 私たちには「新しい刺激に触れて、自分の領域を広げたい」という野心と冒険心が眠っている。
  29. 子どもの持ち物に名前さえ書いておけば、迷子になっても怖くない。
  30. 成長のために「遠くへ行ってみたい」と思う子ども。
    安全のために「遠くへ行くな」という親。
    この矛盾が問題だ。

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