執筆者:水口貴博

犬との愛情を育む30の育て方

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触りたくても、触ってはいけない部分がある。

触りたくても、触ってはいけない部分がある。 | 犬との愛情を育む30の育て方

犬を飼ったことがある人なら、誰でも一度は駆られる衝動があります。

「しっぽを触りたい」です。

犬が喜びを表現するとき、しっぽを素早く左右にぶんぶん振り回します。

そんなぶんぶん左右に振る犬のしっぽを見ていると、気になり、つい触りたくなります。

かわいいし、気になるし、気持ちよさそうなしっぽ。

特に小さな子どもは、面白がって真っ先に触ろうとします。

知られていませんが、実は犬が一番触られて嫌がるのは、しっぽです。

しっぽを触ると、リラックスしていた犬の表情が急に真顔になり、警戒し始めます。

しっぽを触られると、どんな気持ちになるのか。

こればかりは犬に聞いてみないとわかりません。

しっぽのない人間には理解できない感覚なのでしょう。

犬に限らず、あらゆる動物において、しっぽは触ってはいけない場所であることを覚えておいてください。

いつも気安くしっぽを触っていると、飼い主との不和の原因になります。

いくら慣れている飼い主とはいえ、触ってしまわないように気をつけましょう。

なでてあげようと思い、しっぽを触ると、逆に嫌われかねない。

うっかりしっぽを踏んでしまおうものなら大変です。

「キャン」と大声で鳴いて、痛がります。

急にペットと飼い主との関係が悪くなってしまいます。

もしうっかり踏んでしまったときには、犬にきちんと謝ってあげましょう。

触るなら、体を洗ってあげるときくらいなのです。

犬との愛情を育む育て方(17)
  • 飼い主でも、気安くしっぽを触らないようにする。
疲れたときこそ、ペットとじゃれ合おう。

犬との愛情を育む30の育て方

  1. 人と犬とは、すでに長い付き合いがある。
  2. 愛着がつくから、名前をつけるのではない。
    名前をつけるから、愛着が湧く。
  3. 犬と触れ合っていると、運動能力は自然と伸びる。
  4. 言葉はなくても、犬とは会話ができる。
  5. 犬は、人の喜怒哀楽なら、理解できる。
  6. ペットを飼っている人は、なぜ感情豊かな人が多いのか。
  7. ペットを飼うなら、家族が増えるという覚悟が必要。
  8. ペットとの生活によって、本来の人間らしい生活リズムが整う。
  9. 動物は、言葉の意味は理解できないが、印象なら理解できる。
  10. ペットは飼い主に似るというのは本当の話。
  11. しっぽの振り方だけで、嬉しさの度合いが伝わってくる。
  12. ペットにかける金額の量で、ペットに対する愛情もわかる。
  13. 犬の臭覚は、人間の100万倍。
  14. 餌は、動物と人とを結びつける仲介になる。
  15. 犬は、顎の下をさすられるのが、一番リラックスする。
  16. 頭をなでられるのを嫌がる犬の気持ち。
  17. 触りたくても、触ってはいけない部分がある。
  18. 疲れたときこそ、ペットとじゃれ合おう。
  19. ペットと触れていると、純粋な気持ちになれる。
  20. 飼い主とペットの関係は、もはや親子関係と同じと言っていい。
  21. 犬を飼っていると、おしゃれに気を使うようになる。
  22. 犬を飼っているかぎり、足腰は弱らない。
  23. 本来、食事は大喜びするもの。
  24. 犬は、人間よりはるかに虫歯になりにくい。
  25. 犬と一緒に歩けば、当たり前の道に発見があふれかえる。
  26. 犬は悪くない。
    しつけが悪い。
  27. ペットに話しかけているうちに、心のつかえは取れてくる。
  28. 言葉が通じないからこそ、言葉以外のコミュニケーション能力が鍛えられる。
  29. 本当に困ったとき、犬はきちんと助けてくれる。
  30. 犬は死ぬ直前、意外な行動に出る。

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