執筆者:水口貴博

初めて犬を飼うときの30の心構え

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ただリーダーになればいいわけではない。大切なのは「尊敬されるリーダー」になること。

ただリーダーになればいいわけではない。大切なのは「尊敬されるリーダー」になること。 | 初めて犬を飼うときの30の心構え

犬の社会は、縦社会です。

リーダーの言うことを聞いて、行動します。

犬の種類によって性格や覚えの早さに差はありますが、飼い主が正しいしつけを根気よく続けていれば、必ずマナーはよくなります。

しかし、犬が言うことを聞かなければ、おそらく飼い主がリーダーとして尊敬されていないためです。

これは人間と同じです。

発言や行動に一貫性がなく、軸がぶれた部長の場合、部下はなめて言うことを聞いてくれません。

「部長がだらしないなら、自分たちも気を緩めていいだろう」

部下は、頼りない部長を見て、努力や緊張の水準を下げてしまいます。

犬の場合も同じです。

発言や行動に一貫性がなく、軸がぶれた飼い主では、犬になめられます。

「だらしない飼い主だな。真面目に命令を聞いていられない」と思うでしょう。

犬は、飼い主のリーダーとしての指導力を軽んじて、言うことを聞いてくれなくなります。

飼い主は、まず犬に対して、きちんとしたリーダーシップを発揮すること。

目指すは「尊敬されるリーダー」です。

時間を守ったり、食事の量を調整したり、やっていいことと悪いことの区別を教えることです。

飼い主のしつけにおける発言や行動に一貫性があれば、犬は飼い主を尊敬してくれるようになります。

犬は飼い主の指示に従いやすくなり、人間社会で必要なマナーが身につくのです。

初めて犬を飼うときの心構え(2)
  • 尊敬されるリーダーになる。
犬を飼い始める事情は、重いほうがいい。

初めて犬を飼うときの30の心構え

  1. 犬のしつけで一番大切なのは、やる気や根気より、まず愛情。
  2. ただリーダーになればいいわけではない。
    大切なのは「尊敬されるリーダー」になること。
  3. 犬を飼い始める事情は、重いほうがいい。
  4. ペットを育てる苦労や悩みも、大変だからこそ、温かい思い出になる。
  5. しつけは、時間をかけるほうがいい。
    時間がかかるからいい。
  6. 自転車で犬を散歩させるのは、要注意。
  7. 易しいところから始めるのが、遠回りに思え、実は最も近道になる。
  8. かわいい子犬こそ、食べるものに関しては鬼になって徹底管理する。
  9. 定期的なブラッシングをすれば、けがや病に早く気づける。
  10. 犬は、のんびり気長にしつけるほうが、逆に覚えがよくなる。
  11. ご近所さんに迷惑になっていないか、尋ねること。
  12. 意外にも、犬は雨の日の散歩を大喜びする。
  13. 大雨が降って散歩ができない。
    そんなとき、散歩の代わりにすればいいことがある。
  14. 人間が食べるお菓子は、犬のご褒美として与えないほうがいい。
  15. 犬に与えていい食べ物かどうかを、食べられるかどうかで判断しない。
  16. うっかりリードが手を離れた。
    捕まえようとしても、逃げられる。
    どうすればいい?
  17. 去勢・避妊手術はしたほうがいいの?それともしないほうがいいの?
  18. 無駄吠えをやめさせるときに、犬にかまうのはNG。
  19. 飼い主は「見る立場」から「見られる立場」になればいい。
  20. いつもペットの機嫌を取るような話し方は、やめたほうがいい。
  21. 犬のしつけの結果は「副産物」と考えるほうが、うまくいく。
  22. 「やめなさい」という一言は、奥が深い。
  23. 犬と生活していると、落ち込んでも立ち直りが早くなる。
  24. 無駄吠えの原因探しは、犬の気持ちを理解する機会になると同時に、飼い主にとって頭の体操にもなる。
  25. 犬も寂しいと、夜泣きをする。
  26. できることなら、愛犬へのしつけは子犬のときがいい。
  27. 子犬のときより成犬のほうが、しつけやすい面もある。
  28. 犬が散歩をした後に食事を与えると、肥満になりやすくなる。
  29. 犬の散歩のタイミングは、食前より食後のほうがいい。
  30. 犬をしつけていたとき、過去の自分と重なった。

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