公開日:2023年1月30日
執筆者:水口貴博

仕事のトラブルを避ける30の方法

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結果が出るまでに時間がかかるときは、中間報告が欠かせない。

結果が出るまでに時間がかかるときは、中間報告が欠かせない。 | 仕事のトラブルを避ける30の方法

出張に行ったとき、上司に報告書を提出する状況があります。

このとき、なかなか報告書を提出しない人がいます。

報告書をまとめるには、正確で詳細な情報が欠かせません。

こういう人は「報告書は結果がまとまってから提出するもの」と考えています。

「中途半端な報告書を送ってはいけない」「結果が出てから報告しよう」という考えにとらわれています。

これがいけないのです。

きれいに仕上げようとすると、報告書の提出が遅くなります。

結果が出るまでに時間がかかればかかるほど、報告書の提出も遅くなる。

上司は、報告が来るのを今か今かと待っています。

報告が遅くなればなるほど、上司はフラストレーションがたまっていらいらが募ります。

そうして上司はしびれを切らし「今どうなっているんだ?!」と厳しい一言を飛ばしてくるのです。

上司は、簡単でもいいので、とりあえず現状を知りたいのです。

結果が出てから報告書を提出するのではなく、中間報告を行いましょう。

「第1報」「第2報」「第3報」というように、その時点までにわかっていることを報告します。

取引先との打ち合わせで、手応えが良ければ「良好」という報告ができるでしょう。

あまりよろしくない状況であれば、そのことについての報告をします。

「どこまで話が進んでいるのか」「どこで話がこじれているのか」など、中間であっても報告すべきことはあるはずです。

報告を何度も行うことになって手間かもしれませんが、ビジネスではスピードが優先です。

中間報告を行うことで、上司は現状を細かく把握できるので安心します。

変更・修正があれば、上司は、適宜指示を出せるため、臨機応変な対応もできるようになるのです。

もちろん中間報告で終わりではありません。

すべての結果が出たら、最後に最終報告書を提出しましょう。

中間報告と最終報告を行うことで、円滑なビジネスにつながるのです。

仕事のトラブルを避ける方法(9)
  • 結果が出るまでに時間がかかる場合は、中間報告を行う。
仮押さえをするときは、期限を設定しておこう。

仕事のトラブルを避ける30の方法

  1. つまらない仕事は、ダッシュでやると、楽しくなる。
  2. 悪い報告をするとき、言い訳から始めていませんか。
  3. 仕事は「処理のスピード」より「着手のスピード」を上げる。
  4. 「できるだけ早く返信する」と思うから、遅くなる。
    「24時間以内に返信する」と思えば、早くなる。
  5. 問題解決は、紙に書き出すことから始まる。
  6. 報告や連絡が大切とはいえ、長々するのはNG。
  7. 目上の人に「はっきりおっしゃってください」と言ってはいけない。
  8. 好き嫌いはあっていい。
    好き嫌いを顔に出すのがいけない。
  9. 結果が出るまでに時間がかかるときは、中間報告が欠かせない。
  10. 仮押さえをするときは、期限を設定しておこう。
  11. 相手から返信がないのは、自分がボールを持っているせいではないか。
  12. 昼食後の2時間は、頭がスムーズに回らない時間帯。
  13. おなかがすいていないなら、お店を決める前に伝えておくのがいい。
  14. 成功者の成功を聞いて、悪口を言うことほどかっこ悪いことはない。
  15. 「お待たせしました」は、後から来る人のマナー。
  16. 最初からやり直しが必要なことは、ぶつぶつ文句を言わない。
    さっと取りかかるのがベスト。
  17. ウェブカメラの切り忘れは、本当に怖い。
  18. 考えすぎて行動できない人の解決方法とは。
  19. ペンを借りることがあれば、自分にイエローカードを出す。
  20. 質疑応答で一度に複数質問するのはマナー違反。
  21. 質問を質問で返すのは、要注意。
  22. 最初にくだらないアイデアを出すのが、リーダーの仕事。
  23. 上司や取引先の「いいですよ」を真に受けてはいけない。
  24. 相手の身だしなみを見たとき、見落としていると思われるところがあれば、早めに指摘する。
  25. 香水をつけるのは、取り扱う自信がある場合のみ。
    自信がなければ、つけない。
  26. 会議のネガティブな空気を、自席に持ってこない。
  27. 「仕事のストレスはプライベートで解消」という考えにとらわれていないか。
  28. コピーを始めるとき、忘れがちなファーストステップとは。
  29. 「野菜を食べたほうがいい」という一言には要注意。
  30. 立ち入り禁止エリアには、何が何でも立ち入らない。

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