執筆者:水口貴博

食の喜びと感動を増やす30の言葉

22

「まずい、まずい」と騒ぐのは、その食べ物に失礼だ。

「まずい、まずい」と騒ぐのは、その食べ物に失礼だ。 | 食の喜びと感動を増やす30の言葉

まずいからといって「まずい、まずい」と騒がないでください。

「正直に言っているだけ」と思うかもしれませんが、ネガティブな発言を連発するのはよくありません。

その食べ物も、好きでまずくなっているわけではありません。

たとえば、人から「あなたの顔が嫌いです」と言われる状況があるとします。

「顔を嫌い」と言われてもどうしようもありません。

本人に悪意はありません。

自然とその顔になっただけです。

生まれ持ったものであり、整形手術でもしないかぎり変えようがありません。

それは食べ物も同じです。

まずい食べ物の身になって考えてみてください。

あなたが「まずい味だね」と批判したところで、その食べ物はどうしようもありません。

食べ物に悪意はありません。

あなたを嫌がらせようと、その味になったわけでもありません。

自然とその味になっただけです。

最初からその味であり、調理でもしないかぎり変えようがありません。

「まずい、まずい」と批判したところで、その食べ物は「そう言われても仕方ない」と困り果てるでしょう。

まずいからといって、その食べ物に罪はありません。

「まずい、まずい」と騒ぐのは、その食べ物に失礼

「まずい、まずい」と騒がないでください。

やいやい責め立てるのは、食べ物に失礼です。

非のない相手を責めているのと同じです。

「まずい」は「変わった味」「面白い味」という表現に言い換えましょう。

ちょっと表現を変えるだけで受ける印象が変わります。

ポジティブな表現に変えれば、好意的に受け入れることになります。

失礼になることもないので安心です。

まずい食べ物にも、感謝の気持ちを持つこと

願わくは、まずい食べ物に感謝したい。

まずい食べ物とはいえ、食の豊かさに貢献している存在です。

世の中、おいしい食べ物ばかりでは味気ない。

まずい食べ物があるおかげで、変化に富んだ食の世界を実現できています。

なにより忘れてならないのは「大切な命である」ということです。

まずい食べ物であれ、大切な命をいただくことに変わりありません。

肉に限らず、穀物でも植物でも果物でも、れっきとした命です。

あなたが食べるために、命を落とした存在があります。

まずい食べ物であっても、存在価値を認め、感謝の気持ちを持つことが大切です。

食の喜びと感動を増やす言葉(22)
  • まずい食べ物だからといって「まずい、まずい」と騒がない。
  • 食の豊かさに貢献している存在として、まずい食べ物にも感謝の気持ちを持つ。
まずくても、いらいらしない。
「まだ味覚が育っていないだけ」と、どっしり構えていればいい。

食の喜びと感動を増やす30の言葉

  1. 幸せな人は、おいしさの幅が広い。
  2. 食の感動体験は、やってくるものではなく、出会いに行くもの。
  3. 食欲があることは、素晴らしいこと。
  4. とてもおいしいときだけ喜ぶのではない。
    ちょっとおいしいときもきちんと喜ぼう。
  5. 食費を削りすぎると、不幸な結果を招く。
    食費にお金をかけることは、自分のため。
  6. お店に入るのに理由はいらない。
    「なんとなく」でいい。
  7. 私たちは、歴史を食べている。
  8. 下を向いて歩く癖のある人は、新しいお店を見つけられない。
  9. 間食とはいえ、れっきとした食事の1つ。
    量は少なくても、じっくり味わう。
  10. おいしいものを見つけただけで「運命」を感じていい。
  11. カレンダーに外食の予定を書くと、未来が輝いて見えるようになる。
  12. 今日の夕食は外食と決めれば、今すぐやる気が爆発する。
  13. 新しいお店は、自宅の近所にある。
  14. 未開のお店に誘われたら「行く!」と即答する人が、チャンスをつかむ。
  15. おいしそうに食べるだけで、世界の幸せに貢献できる。
  16. おいしいお店を見つけるのも、才能。
  17. 「○○風」とつけば、もはや違った食べ物と考えていい。
  18. 食べるのが遅いのは、幸せなことである。
  19. 人気店・有名店を否定しない。
  20. 食事と活動のサイクルが美しい人は、人生もうまくいく。
  21. 地球上にある全種類の食べ物を食べるつもりになる。
  22. 「まずい、まずい」と騒ぐのは、その食べ物に失礼だ。
  23. まずくても、いらいらしない。
    「まだ味覚が育っていないだけ」と、どっしり構えていればいい。
  24. 年のせいで脂っこいものが苦手になっても大丈夫。
    少量の範囲で楽しめばいい。
  25. お店は今日もあなたを呼んでいる。
    「おいで、おいで」という声に気づこう。
  26. おいしいものを食べて感動することがあるなら、まずいものを食べて感動することもあっていいはずだ。
  27. クローシュは、自分で開けないのがマナー。
    お店の人が開けて「わあっ!」となるのが演出。
  28. 「食べるのが趣味」という人に、不幸な人はいない。
  29. 全額負担の順番は交互でなくていい。
    最終的に貸し借りのバランスが整えばいい。
  30. 食べるという行為は、生きているうちしかできない。
    「これが人生最後の食事」と思えば、どんな食事でも感慨深くなる。

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