寄付をしたことはありますか。
もし一度も寄付をしたことがないなら、貴重な機会を逃しています。
寄付とは何か。
一般的な意味としては「金品を贈ること」をいいます。
もちろん表向きの意味としてはこのとおりですが、もっと奥深い意味があります。
寄付とは、直接手伝えない人が、経済的な形を通して支援する仕組みです。
本当は現場に赴いて直接手助けを行いたいが、それができない人が、経済的な形を通して支援します。
寄付は、社会活動に参加する機会の1つです。
寄付金は、支援を必要とするところに届いて、そのお金を使って、関係者があなたの代わりに働いてくれます。
そして困っている人たちが救われます。
寄付をすることで、少なからずその活動に参加することになる。
つまり、寄付とは、社会貢献につながるお金の使い方です。
寄付を「もったいない」と感じる人は、少し誤解しています。
お金を捨てるわけではありません。
社会貢献に活用される前提で差し出すお金ですから、もったいないと感じる必要はありません。
むしろ「上手な使い方ができた」と喜ぶことです。
お金が困っている人や段階のところに行き渡り、1円まで役立つように使われるからです。
まったく寄付をしたことがないなら、ぜひ一度寄付をしてみてください。
「もったいない」という気持ちで寄付をするのではありません。
惜しむ気持ちで寄付をすると、心に複雑な気持ちが広がって、寄付の快感が半減します。
「どうぞ差し上げます。ぜひお使いください」という奉仕の気持ちで寄付しましょう。
自分のお金が社会に役立つのですから、これほど嬉しいことはありません。
「自分は今、素晴らしいことをした!」
堂々と胸を張ることができます。
「正しく使われるかわからない」という不安があるなら、正しく使われることを信じましょう。
疑ってばかりいては、一生寄付ができません。
疑い始めると、何もできなくなります。
寄付の機会とは、信じる気持ちを養う機会でもあります。
どうしても疑いの気持ちが晴れないなら、国や県から認定を受けた組織や団体を選べばいいでしょう。
厳しい審査を通過した組織や団体なら、ある程度の信用を置けるはずです。
どこから寄付を初めていいかわからないなら「応援したい気持ち」を大切にしてみてください。
ふるさとを応援したいなら、ふるさとに寄付するといいでしょう。
難民を助けたい気持ちがあるなら、難民を支援する団体に寄付するといいでしょう。
犬や猫の保護に関心があるなら、動物愛護センターに寄付するといいでしょう。
応援したい気持ちを大切にすると、前向きな気持ちが働いて、寄付への抵抗感も小さくなるはずです。
大きな金額でなくてもいいのです。
たとえ小さな金額であっても、支援したのは事実です。
寄付をとがめる人は1人もいません。
大切なのは「応援したい」という奉仕の気持ちです。
余裕がないなら、わずかでもかまいません。
直接協力ができないなら、寄付という形で社会活動に参加することができます。
自分からお金を手放すことで、お金に対する執着も軽減されます。
執着心が取り除かれ、心が軽くなり、晴れ晴れした気持ちになれます。
寄付をすると、心の広い人になれるのです。