執筆者:水口貴博

穏やかな人になる30の方法

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不足を嘆く習慣は、不幸になる習慣。現状に満足する習慣は、幸せになる習慣。

不足を嘆く習慣は、不幸になる習慣。現状に満足する習慣は、幸せになる習慣。 | 穏やかな人になる30の方法

「物が足りない」

「お金が足りない」

「時間が足りない」

不足を嘆く習慣に心当たりはありませんか。

たしかに物・時間・お金が少なくて困ることはあるでしょう。

裕福な人でないかぎり、何でも物がそろっている状況は少ないでしょう。

物が足りないと、できることも限られたり、仕事も制限されたりします。

お金持ちでないかぎり、お金が余っている人は少ないでしょう。

収入が少なくて、日頃からお金に苦労している人も多いはずです。

お金がないと、買いたいものが買えず、行動も制限されます。

自由人でもないかぎり、時間が余っている人も少ないでしょう。

時間がないと、やりたいことがあっても、行動する時間がありません。

物もお金も時間も、少ないより多いほうが便利で役立つのはたしかです。

しかし、足りないことや不足ばかり考えている習慣には注意が必要です。

足りないことばかりに集中していると、自分の置かれている状況が悪く感じて、どんどん不幸になってしまいます。

「あれもない、これもない」とわめくだけでは、駄々をこねる子どもと同じ。

「物がない、お金がない、時間がない」とわめくだけでは、一歩も前進できず、何も改善しません。

不足を嘆く習慣があると、自分の置かれた状況が悪く感じます。

常に不平不満を感じるため、心が貧しくなります。

不足ばかり考えていると、焦りや緊張が生まれ、ストレスを感じます。

「もっと早くしなければいけない」

「もっと増やさなければいけない」

「もっと頑張らなければいけない」

あれもこれも欲しがっていると、恵まれていない自分が強調され、どんどんつらい気持ちが強くなってしまいます。

最終的に、生きているのが苦しくなり、人生が嫌になるのです。

不足を嘆く習慣は、できるだけやめておくのが健全です。

では、どうするか。

不足を嘆く習慣をやめる代わりに、新しく心がけたい習慣があります。

現状に満足する習慣です。

「まだ足りない」と考えるのではありません。

「すでに満たされている」と考えるようにしましょう。

考え方や受け止め方を変え、現状に満足しましょう。

事実は関係なく、まず「十分」と思うことが大切です。

物が少なくても、満足しましょう。

「物は十分ある」と思うこと。

物の数は限られていても、諦めないでください。

使い方を工夫したり借りたりなど試行錯誤をすれば、できる範囲が広がるはずです。

「物は十分ある」と思えば、可能性が広がり、希望の光が見えてきます。

お金が足りなくても、満足しましょう。

「お金がない」「貧乏だ」と嘆くばかりでは前進できません。

お金が十分なくても「お金は十分ある」と考えてみる。

お金の使い方を見直して、節約や節制を徹底すれば、限られたお金でもできる範囲が広がります。

「すでにお金はある。手持ちのお金で何とかしよう」と前向きに考えれば、気持ちまで明るくなってくるはずです。

そうすれば「お金は十分ある」と言えるでしょう。

たとえ収入が低くても、満足する習慣が大切です。

「今の収入で十分幸せ」と思えば、その瞬間に心が満たされます。

時間が足りなくても、満足しましょう。

愚痴や不満を口にするのはまだ早い。

「時間がない」と嘆くのではなく「時間は十分ある」と考えてみてください。

時間が足りないとはいえ、ゼロではないはずです。

時間が限られていたとしても、段取りやスケジュールを見直してみてください。

工夫や改善の余地があれば、時間を増やせるでしょう。

「時間は十分ある」と前向きに考えることで、本当に時間が十分になります。

十分と考えることで、現状に満足してください。

考え方や受け止め方を変えて、現状に満足しましょう。

現実の問題ではありません。

気持ちの問題です。

あなたはすでに満たされています。

それに気づいて、しっかり実感するだけでいいのです。

不足を嘆く習慣は、不幸になる習慣です。

現状に満足する習慣は、幸せになる習慣なのです。

穏やかな人になる方法(26)
  • 不足を嘆く習慣はやめる。
  • 現状に満足する習慣を心がける。
普通や当たり前に感謝する習慣が、穏やかな性格を作っていく。

穏やかな人になる30の方法

  1. 落ち着きは、穏やかな人になるための必須条件。
  2. 余裕は、自然とできるものではなく、意識をして作るもの。
  3. 穏やかな人は、余裕のある時間の使い方を心がけている。
  4. 柔らかい言葉と態度は、穏やかな人に欠かせない要素。
  5. ゆったりした動作を心がけたい3つのポイント。
    食べ方・話し方・歩き方。
  6. 穏やかな人とは「社交的な人」という意味ではない。
    人付き合いが苦手でも、穏やかになることは可能。
  7. すべての人と仲良くしなくていい。
    自分と合わない人とは、距離を置いていい。
  8. 愉快のときも不愉快のときも、大声を出さない。
  9. 呼吸と精神状態には、密接なつながりがある。
    呼吸を整えると、感情が落ち着く。
  10. 穏やかな人は、寛大な優しさがある。
  11. 穏やかな人は、いつも明るい未来をイメージしている。
  12. 受け止める力より受け流す力。
  13. 穏やかだから、明るい表情になるのではない。
    明るい表情をするから、穏やかになる。
  14. 穏やかな人は、話すことより、聞くことに力を入れる。
  15. 愚痴や悪口を言っているかぎり、穏やかな人になるのは不可能。
  16. 嫌なことは、いらいらするものではなく、楽しむもの。
  17. 穏やかな人は、朝食を抜かず、きちんと食べる。
  18. カルシウムは、穏やかな人になるための栄養素。
  19. 他人と比較する癖があるかぎり、穏やかにはなれない。
  20. 穏やかな人は、常にマイペースを大切にしている。
  21. 優劣や勝ち負けを意識しない。
    ひたすら楽しむことに集中しよう。
  22. 「いらいらしたら損」と思うくらいで、ちょうどいい。
  23. 穏やかな人は「ストレス解消も仕事の1つ」という考え方がある。
  24. 短期的・部分的に考えると、心が狭くなる。
    長期的・全体的に考えると、心が広くなる。
  25. 1人で静かに過ごす時間を通して、穏やかになっていく。
  26. 不足を嘆く習慣は、不幸になる習慣。
    現状に満足する習慣は、幸せになる習慣。
  27. 普通や当たり前に感謝する習慣が、穏やかな性格を作っていく。
  28. 頑固になっているかぎり、穏やかな人にはなれない。
  29. 時間を忘れる時間が、穏やかな性格を作っていく。
  30. 年齢が高くても、大人の行動ができない人がいる。
    年齢が低くても、大人の行動ができる人もいる。

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