執筆者:水口貴博

穏やかな人になる30の方法

12

受け止める力より受け流す力。

受け止める力より受け流す力。 | 穏やかな人になる30の方法

穏やかな人になるために必要なのは、受け止める力だけとは限りません。

会話はキャッチボールが基本です。

人とのコミュニケーションでは、相手の言葉をきちんと受け止めることが大切です。

お互いの言葉をきちんと受け止め、返すことで、どんどん会話が進んでいきます。

時には悩みの相談を持ちかけられることもあるでしょう。

相手から頼りにされたときは、できるだけ親身になって対応することが大切です。

しかし、何でも真面目に受け止めればいいわけではありません。

人付き合いやコミュニケーションの中には、くだらないことやばかばかしいこともあるでしょう。

すべて真面目に受け止めていると、時間や体力がいくらあっても足りません。

低俗なことなら、さらりと受け流すことも必要です。

たとえば、相手から嫌みを言われたときです。

嫌みをそのまま受け止めると、いらいらしたり腹が立ったりします。

「何てひどいことを言うのだろう!」

心が傷ついて、精神的な消耗も激しくなります。

こうしたときこそ「受け流す力」です。

不快な一言を言われたときは、受け流しましょう。

「はいはい。そうですか」と、本気に受け止めず、さらりと流す。

表向きは受け止めているふりをしつつ、実際はほとんど無視をしている状態です。

たとえ自信やプライドを傷つけることを言われても、真面目に受け止めません。

どんなに不快な一言も、受け流しさえすれば、ダメージはゼロ。

失礼な態度に思えますが、くだらない内容なら、無視することも大切です。

自分が気にしなければ、不快な言葉に対する防御力が高まったのと同じ状態になります。

急に身に覚えのない喧嘩を売られるときもあるでしょう。

むきになって歯向かうと、そのまま本格的な喧嘩に発展します。

自分が悪くなくても、ひとまず「すみませんでした」と謝っておくほうが、大きなトラブルに発展しなくて済みます。

納得できないこともあるかもしれませんが、スムーズに人生を渡り歩くための処世術です。

人間関係は、精神レベルの同じ人同士がぶつかります。

いちいち低俗なことに反応するのは、自分の精神レベルも低い証拠。

精神レベルを高めるなら、低俗なことは、できるだけ受け流すのが得策です。

つまらないことは、さらりと受け流しましょう。

風に揺れるすすきのように、摩擦や抵抗を減らすことです。

受け流す力が強くなると、打たれ強くなり、落ち込みにくくなります。

不快な物事があっても、感情を乱されず、落ち着いた状態を維持できます。

穏やかな人になるために必要なのは、受け止める力より受け流す力なのです。

穏やかな人になる方法(12)
  • 低俗なことは、真面目に受け止めず、さらりと受け流す。
穏やかだから、明るい表情になるのではない。
明るい表情をするから、穏やかになる。

穏やかな人になる30の方法

  1. 落ち着きは、穏やかな人になるための必須条件。
  2. 余裕は、自然とできるものではなく、意識をして作るもの。
  3. 穏やかな人は、余裕のある時間の使い方を心がけている。
  4. 柔らかい言葉と態度は、穏やかな人に欠かせない要素。
  5. ゆったりした動作を心がけたい3つのポイント。
    食べ方・話し方・歩き方。
  6. 穏やかな人とは「社交的な人」という意味ではない。
    人付き合いが苦手でも、穏やかになることは可能。
  7. すべての人と仲良くしなくていい。
    自分と合わない人とは、距離を置いていい。
  8. 愉快のときも不愉快のときも、大声を出さない。
  9. 呼吸と精神状態には、密接なつながりがある。
    呼吸を整えると、感情が落ち着く。
  10. 穏やかな人は、寛大な優しさがある。
  11. 穏やかな人は、いつも明るい未来をイメージしている。
  12. 受け止める力より受け流す力。
  13. 穏やかだから、明るい表情になるのではない。
    明るい表情をするから、穏やかになる。
  14. 穏やかな人は、話すことより、聞くことに力を入れる。
  15. 愚痴や悪口を言っているかぎり、穏やかな人になるのは不可能。
  16. 嫌なことは、いらいらするものではなく、楽しむもの。
  17. 穏やかな人は、朝食を抜かず、きちんと食べる。
  18. カルシウムは、穏やかな人になるための栄養素。
  19. 他人と比較する癖があるかぎり、穏やかにはなれない。
  20. 穏やかな人は、常にマイペースを大切にしている。
  21. 優劣や勝ち負けを意識しない。
    ひたすら楽しむことに集中しよう。
  22. 「いらいらしたら損」と思うくらいで、ちょうどいい。
  23. 穏やかな人は「ストレス解消も仕事の1つ」という考え方がある。
  24. 短期的・部分的に考えると、心が狭くなる。
    長期的・全体的に考えると、心が広くなる。
  25. 1人で静かに過ごす時間を通して、穏やかになっていく。
  26. 不足を嘆く習慣は、不幸になる習慣。
    現状に満足する習慣は、幸せになる習慣。
  27. 普通や当たり前に感謝する習慣が、穏やかな性格を作っていく。
  28. 頑固になっているかぎり、穏やかな人にはなれない。
  29. 時間を忘れる時間が、穏やかな性格を作っていく。
  30. 年齢が高くても、大人の行動ができない人がいる。
    年齢が低くても、大人の行動ができる人もいる。

同じカテゴリーの作品

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION